たいちゃん。のスケオタ雑記帳

20歳男子が気軽に感想をつづるスケオタのブログ

2022-2023シーズン 個人的ベストプログラム

 

みなさん、こんにちは!たいちゃん。です👍

今回は毎年恒例になりましたね🌸

2022-2023シーズンベストプログラムの記事になります!

国別対抗戦が終わりいよいよシーズンオフに突入しました。

今回はシーズンオフ恒例のベストプログラムになります。

厳選したプログラムを私独自の視点でご紹介させていただきます!👌

今回はベストプログラム賞、プログラム特別賞、最優秀プログラム選手賞の3つを決めまして、アワード形式に勝手にしてみました!

また、以前までは動画をくっつけていたのですが、公式動画ではないものは著作権等のことも考え今回は省かせていただいております🙏

 

 

ベストプログラム賞

今回はランキング形式ではなく単純に好きだなと思ったプログラムを20プログラムご紹介したいと思います。

あとでTwitterのほうではランキング形式で動画と一緒にツイートする予定ですので個人的順位はTwitterのほうで楽しんでいただければなと思います!!

 

友野一希「喜歌劇『こうもり』序曲」

今季とても素晴らしい演技をたくさん見せてくれた友野選手。

SPの「Happy Jazz」も会場を一体にしてくれるとても楽しくて素晴らしいプログラムですが、私はFSのほうがフィギュアスケート的に好みだったのでこちらを選ばさせていただきました。

指揮者をイメージさせるタキシード風の衣装、コミカルでかわいらしい振付、友野選手の明るいキャラクターにピッタリなプログラムでしたね。

個人的お気に入りの振付はステップの中に出てくる首もとの蝶ネクタイを直すような手をクイックイっとする振付が私のお気に入りのところです。かわいらしくていいんですよね。

最初の指揮を振る振付、頭を抱える振付、最後の爆速コレオ。ちょっとお茶目でかわいらしい指揮者がまるでテンポを守らないお転婆な指揮者に見えてきてたまにかわいいなと思いながら見てしまいました。

シーズン序盤はなかなか調子も上がらずどうなることかと思いましたが、最後の最後にしっかりまとめてきたのは素晴らしかったですね!!


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三浦佳生「映画『美女と野獣』より」

今季は大活躍だった三浦選手。

今季本当はFSで「オペラ座の怪人」を演じる予定でしたが、演目を変更しこのプログラムになった経緯がありましたね。

初披露は東京ブロックでしたね。その後ジャパンオープンの急遽出場などがありました。

スケートアメリカスケートカナダの二戦連続での2位もありファイナルに進出。今季の三浦選手の飛躍につながったのはこのプログラムの影響が大きいでしょう。

三浦選手自身のスケーティングスキルも上がりましたし、爆速!爆発!スケーティングが持ち味だった三浦選手が柔らかくて甘いスケーティングで魅せたのがあまりにも印象的でした。

個人的に印象に残っているのは全日本選手権四大陸選手権の2つかなと思います。

演技の最後に「Beauty and The Beast~」の歌詞にのせてお辞儀をする振付がありますが、その時の笑顔があまりにも優しくて画面の前で私は三浦選手のベルになりました。異論は認めます。笑

シーズン初めはここが固い表情だったのですが、安堵の表情になったのか優しい笑顔を見せてくれて本当にグッとこのプログラムがいいプログラムになったなと思います。


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河辺愛菜「ビリー・アイリッシュ メドレー」

今季拠点を京都の木下アカデミーから愛知のLYSに変更した河辺選手。

振り付けのこなし方にもそれが表れていて、相当表現面に力を入れてきたんだなと感じました。

樋口美穂子先生恐るべしといいますか。1年でここまで変化を持たせてこれるのが恐ろしいなと思います。

もちろん河辺選手本人の持っているポテンシャルの高さもありますが、表現面でさらにグッとよくなったなと思いました。

演技最後の「Bad Guy~」のところでニヤッと笑って効果音に合わせて最後力強くスパッと終わるところにゾクッとさせられたというか、全日本選手権でそれを感じました。

ステップの身体の動かし方なんかも非常によくなりましたし、曲調に合わせてシャープな動きができるようになったなと感じます。

FSがわりとゆったりでしっとりしたプログラムなのでSPとFSの対比がうまくできたことによってよりSPの良さが光っているなと思います。

衣装もレザーっぽくて強さが表れていますし、青っぽいストーンがいい味を出してますよね✨


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住吉りをん「White Flowers Take Their Bath」

このプログラムは住吉選手のスケーティングスキルの高さを思う存分に堪能できる本当に名プログラムが生まれたなと思います。

特にステップのツイズルからイーグル、そこからウインドミル(あってるかどうかは不安ですが…)の部分が特に難しいステップを踏んでいるなと感じます。

振り付けがキャシー先生だと知ったときにキャシー先生すごい!!と個人的にキャシー先生の株が大上がりしました。

住吉選手が持っているガラス細工のような軽い衝撃が入ると壊れてしまうような繊細さがこのプログラムをさらに芸術性を高めているなと思います。

Jスポーツにて配信された「KENJIの部屋」で、水に浮いている花の美しさを表現したプログラムというような内容のお話をされていて、その番組の配信を見たのが2月ごろだったので、何回もこのプログラムをリピートして見ていたところにその話を聞いたのですべてが腑に落ちたというか住吉選手すごいな!と思いました。

このプログラムが今季限りの披露だというのがもったいないです。

もっと披露されるべきプログラムだったなと思います。

 

三原舞依戦場のメリークリスマス

三原舞依のイメージは?と聞かれたら、「繊細」「優しい」「内に秘めた闘志が強い」というのが個人的三原舞依のイメージなのですが、それを全て引き出した真骨頂のプログラムだなと思いました。

三原選手の人生を投影したプログラムで、足の難病や体調不良のことも振り付けに反映されてたりと三原舞依の全てをさらけ出している最高のプログラムだなと思います。

今季はじめの新プログラムがこの曲だと知ったときにもう神プロ確定だと誰もが思ったことでしょう。

実際にプログラムの冒頭ではピアノ、もしくはヴァイオリンのソロで軽やかな振付がこなされていくのですが、後半の3Lz-3Tが終わり、スピンに入ってスピンの途中からヴァイオリンの音がより響き、ピアノとヴァイオリンそしてチェロかな?の伴奏と曲の厚みが増していくにつれてスケーティングに深みをまして力強さも自然と加わっていくステップ。本当に素晴らしいの一言に尽きるなと思います。

三原選手の繊細路線では昨季の「I Dreamed a Dream」や「序奏とロンド・カプリチオーソ」などがあげられるかな?と思いますが、その繊細路線の最高傑作ができたなと思います。今後どのような三原選手を見せてくれるのかが楽しみです。


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横井ゆは菜「Kalandéro」

先日引退された横井選手のSPです。

FSの「ハンガリー狂詩曲」も横井選手の個性を引き出している素晴らしいプログラムではありましたが、私個人的に横井選手の個性を思い切り引き出していたのはSPではないかなと思います。

下記の動画のインタビューで「アクセル終わってからイーグルで曲げて曲に合わせるところ」が横井選手のお気に入りの部分私もお気に入りです。

振り付け一つ一つがあり来たりではないといいますか、曲調の個性を殺していないのがすごいなと思いますし、それを見事に世界観に浸りながら演技することのできる横井選手の表現力の高さが素晴らしいなと思います。

今の日本女子でこの曲をここまでかっこよく艶やかに演じきれる選手はそうそういないと思います。

横井選手の感情がむき出しになるステップは表情も注目して見るといろいろな表情をしているのでそこが個人的に推しポイントかなと思います。

最後までこの曲に魂を込めて滑る横井選手が本当にかっこいいので現役の最後にこのプログラムを持ってきたのはすごいなと思いますね。


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吉田陽菜「Dog Days Are Over」

今まで吉田選手の印象でいうとどこかプログラムのインパクトに欠けるな~というのが私個人の印象ではあったのですが、今季のプログラムは吉田選手らしさを残しつつもインパクトがあって、ガラッと雰囲気変わったな~と感じたシーズンでした。

特にSPは昨季FSを振り付けたローリー・ニコルさんの振付で、個性的な振付が随所に現れていてそれがよかったなと思います。やはりローリーは天才だなと思います。

特にプログラムの中盤でギターのロングトーンの部分でイーグルを持ってきたり、ステップの途中で頭をぶんぶん振り回す振付だったり、個性的なインパクトの振付が吉田選手にいいアクセントを出してかわいらしくプログラムをまとめたなという印象です。iio

この曲のイントロがクセになって気になったので原曲を聞いたのですが和訳した歌詞を見てみると本当に素敵な歌詞ですね。

コロナ禍などのいろいろな状況から試合ができる喜びを表しているプログラムとだけあって、歌詞がグッときてしまい、好きな曲になってしまいました笑

JGPの頃のハツラツとした演技が私は好みですね。


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三浦璃来&木原龍一You’ll Never Walk Alone

今季ファンをとにかくドキドキさせてくれたりくりゅうのおふたり。

今季はTHE ICEでケガがあり降板があってからの今季の大活躍!!本当によかったです!

特にSPはちょっと甘い雰囲気を感じるプログラムですが、お二人の信頼関係をこの目でみてわかる!そんなプログラムだなと感じました。

自分はスロールッツが決まって会場のボルテージが一気に上がってステップに入っていくところが会場で見ていてすごく好きでした。

一つ一つの要素に無駄がなく、スーッとサラーっと過ぎていくのが本当に成長を感じましたし、見ていてグッと感動するポイントでした。

ずっと滑っている間二人が笑顔で滑っていて本当に幸せそうに楽しそうに滑っているのをみて、こんなにも自然とハッピーオーラを出せるのってすごい。


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田内誠悟「映画『ムーラン・ルージュ』より」

田内選手、今年伸びましたね~!!

推し補正がかかっているのもあってゴリゴリ大好きなプログラムなのですが、推し補正を取っ払っても、田内選手の表現力。本当に中学2年生(当時)とは思えないほど、曲調の変化でのスケーティングの仕方や顔の表情の変化があったりとこの年の男子選手では珍しいタイプのスケーターだなと思います。

下記の動画ではジャンプがなかなか決まらず…という演技になっていますが、やはり全日本ジュニアの演技を私はたくさんの方に見てほしいなと思います。

特にこの下記の動画のチャンネルに載っている、愛知フィギュアの和田龍京選手と一緒にハイライトになっている動画の曲調の変化の部分で笑顔になるところがあります。

少しぼやけていて見にくいかもしれませんが、そこにも注目していただきたいです。

同じ名東クラブ出身、同じ中学出身の安藤美姫さんも表現についていい評価をしていますし、今後、注目選手としてみなさん見ていただきたいスケーターです!!(最後スケーター紹介になってしまった…)


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高橋星名「映画『タッカー』より」

また、私の推し選手ですね…笑

推し補正とか関係なしに本当にいいプログラムなんです!!

まず、ノービスの選手ということを忘れないでいただきたい!!

タッカーというジュニア、ノービス男子には演じやすい曲ではありますがこれを見事に楽しく笑顔で滑り切る天性のスター性と持ち前のスケーティング技術が融合して見事なプログラムになったなと思います。

特に個人的な推しプロポイントとしてはイーグルからの2Aを着氷してからの振付で挨拶をするマイムとネクタイを締めなおすマイムがあるのですが、まあかわいいんです。(結局かわいいんですよ。)

ジャズの雰囲気を中学1年生(当時)で見事に演じ切る才能、スター性見事なものを感じます。

ただ楽しく踊っている。それだけじゃなくて、楽しく踊りながらもフィギュアスケートのスケーティングのなめらかさを忘れずに楽しめるいい演技ばかりでした。

振り付けの細かい部分までメリハリがあって緩急があるのが見飽きなくてそこもすごいなと思います。

最初のサックスがなり始まったと同時に、パッと空気を変えれることができるのが本当に最高でした。できれば継続していただきたい。この目でまだ見れていないんです…

星名くん!継続待ってます!!!(推しにアピールするな)

 

島田麻央「Passepied」

島田選手、今季大活躍でしたが特にFSは今までの島田選手のイメージをガラッと変えたような曲調といいますか、島田選手の新しいジャンルへの挑戦を感じました。

チェロのいい音から(言い方)始まるプログラムですがそこから個性的な振付から一気にトリプルアクセル、4回転トゥループに向かっていくのが印象的でした。

最初の手を交差させるあの振り付けは一度見たらクセになって離れないですし、マネしたくなっちゃいますね~!

特に中盤曲が変わったところでスパイラルが始まるのですが、ここは白鳥に見立てられているのでそこが見てわかるところが私はいいなと思いました。

全日本ではジュニアプロとは曲とジャンプの位置がだいぶ変わっていたのでそれも新鮮でしたね。

今季初見で見て衝撃だったプログラムナンバーワンといっていいほどインパクトのあるプログラムだったなと思います!


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來田奈央&森田真沙也「Sentimientos, Toca Tango」

昨季は結成一年目ともあり、まだまだたどたどしい部分が見られることが多かったカップルではありますが、今季さらに「踊り」に力が加わってぐんと成長したなと思いました。

RDでも日本ジュニア勢ではおそらく初めてなのではないかという60点台に乗せてきましたし、このプログラムは本当に二人のパッションを感じることができたプログラムだったなと思います。

特に私は來田選手の冒頭の顔の表情が本当に魅せ方がうまいなと思ってたまにふと見たくなって動画を見たときにそれまで気づかなかった來田選手のオトナっぽいひきつけられる顔の表情にゾクッとさせられて衝撃を受けたので、來田選手本人の天性のものなのかなと思います。

また、森田選手もカメラが切り替わるたびに表情がコロコロ変わっていて踊りを楽しんでいるのが本当に伝わってくる演技をするなという印象でした。

先日のブルーム・オン・アイスにて惜しくも解散するとのご報告があり、来季以降このカップルとしての演技は見れなくなってしまうのがとても残念で仕方ないです。


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チャ・ジュンファン「マイケル・ジャクソン メドレー」

今季後半は特に大活躍だったジュンファン選手。

今季は苦しむ場面もあったなかでどんな演技の時でも盛り上がりを見せてくれるこのプログラムの力は素晴らしかったなと思います。

わたしは競技で演技するジュンファン選手は世界選手権がはじめてだったのですが、人の心を引き付けるのが本当に上手いなと感じる演技でした。

特にこのプログラムでの最大の見せ場であるムーンウォークと首をクイックイ(これなんて言うんでしたっけ忘れてしまいました)とする部分では毎度毎度会場から「フォ~!!!!」と歓声が上がりましたし、世界選手権でもマスク有りでの歓声OKになったので私も一緒に声をあげれたのはいい思い出です。

やっぱり一緒になって盛り上がれるプログラムが競技用のプログラムになっていると見ているだけで楽しくなれるし、嫌なことがあってもノリノリになれて忘れられるんですよね。

あとはやっぱり、4回転サルコウがスパーンと決まるとスカッとしますよね!!

 

シン・ジア「映画『ツリー・オブ・ライフ』より」

昨季絶大なインパクトを残し、世界ジュニアで2位に入り今季を迎えたジア選手。

今季はSPもFSも似たようなしっとり柔らかめなプログラムの選曲になりましたが、FSでは最後の盛り上がりに合わせてジア選手の壮大なスケーティングスキルが生きる構成になっているのが印象的なプログラムでした。

また冒頭の水や波の音から始まる、自然を大きく感じるプログラムで衣装などのトータルパッケージもとてもよかったなと思いました。

昨季はSPが少しかっこよく艶やかに、FSではかわいらしくというメリハリのあるプログラムだったのですが、今季はSPもFSも似たようなニュアンスのプログラムではあったのですが、しっかりどちらも魅せる事ができたのがすごかったなと思います。

まだ14歳?15歳?ですよね。末恐ろしいなと思います。


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パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ「ミュージカル映画『エビータ』より」

わたしが大好きな映画「エビータ」を大好きなお二人が演じると聞いたときは本当にうれしくて、どんな演技になるんだろうかと心待ちにしていました。

ふたを開けてみれば、コールされた時からの世界観への入り方、演技中の憑依したような表情、演技後のあいさつまでひとつも世界観をぶち壊しにすることなく、最初から最後まで二人の、二人だけの舞踏会を見させてもらっているような。そんな最高なプログラムでした。

アイスダンスの詳しいルールやステップの基準などは知らずに演技にただ感動している弱小スケオタなので、演技のここの技がすごくて~とかそんな話はできませんが、ただただ二人の表現者としての格を感じる最高のプログラムでした。本当に素晴らしかった。

映画のエヴァ・ペロン波乱万丈人生!!というよりはただただ「愛」を感じるプログラムで、映画の内容とこのプログラムはニュアンスを別にして私は解釈をしています。

やっぱりマドンナの歌声が胸にしみますね…。


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アダム・シャオ・ヒム・ファ「Rain, In Your Black Eyes」

昨季からブノワ・リショー仕込みの独創性あふれる振付と持ち前の身体能力を活かしたアクロバティックな演技でメキメキと頭角を現しているアダム選手。

SPもFSも冒頭の振付はほぼ似ているのですが、SPとFSではプログラムのニュアンスがまた別なので振付の意味も変わってきますね。

SPは確か恋人との別れを惜しむストーリーでFSは時を戻して恋人との時間を取り戻すというストーリーだったと思います。

特にSPはピアノの悲しい旋律が冒頭は流れますよね。またピアノが激しくなるところの前に首を振って悲しげな表情をする場面がありますがその顔の口角の下がり方が本当に泣きそうな表情をしていてそれがすごく印象に残っています。

またその表情の後に激しくダイナミックにステップを踏んでいく。静と動とを楽しめるそんなプログラムだったと思います。

今季のプログラムは今までのアダム選手のプログラムとはまたひと味違うアーティスティックなプログラムに仕上がったのと、表現の幅が大きく広がったのを感じます。

来季はどんなプログラムを見せてくれるのか今から楽しみです。

 

ルナ・ヘンドリックス「Si Mama, Mi Gente」

ちょっとラテン系な陽気な明るい曲調で見ているこちらも踊りたくなるような曲調で、ヘンドリックス選手の新しい魅力が出たかなというように感じました。

1曲目と2曲目のつなぎが本当によくて、徐々に明るく爆発していくような感じがすごくいいですね。

わたしはステップが特にお気に入りポイントで、途中でボーカルの「Free!」かな?の掛け声とともに独特の振付が入っててそこでインパクトを持たせたりするのが上手だなと感じました。

上手く言葉にできないのですが、明るく楽しくを前面に押し出したプログラムを女子では最近見かけていなかったので新鮮な気持ちでした。

特に2曲目の「Mi Gente」がクセになる音とリズムなので一度聴いたら頭から離れないのでよりこのプログラムを印象に残しやすくしていたのかなと思います。

あと衣装がかわいい!!笑

 

ニナ・ピンザローネ「映画『ライフ・イズ・ビューティフル』より」

今季ユーロで初めてちゃんと見れたのかな?初見があまり思い出せないのですが、「ライフ・イズ・ビューティフル」も本当に大好きな映画でグレイシー・ゴールド選手のプログラムも大好きだったので、「ライフ・イズ・ビューティフル」は無条件に大好きオタクなのですが、ピンザローネ選手のもめちゃくちゃよかったです。

1曲目のギターで優しく紡ぐ旋律とピンザローネ選手の優しいタッチのスケート。2曲目でちょっと明るくなって「Smile~」の歌詞に載ってふんわり膝を落とす振付が実にかわいらしい。

3曲目では映画のサントラではない曲が使われますが、映画のサントラの雰囲気を壊さず、壮大に終わるところがいいですね。

衣装も若草色に赤い花が装飾されていて平和の象徴を感じるまさに映画の世界観を感じる実に素晴らしい衣装でした。

本当に私の心にグサッと刺さってくる神プログラムでした。

 

エカテリーナ・クラコワ「映画『カールじいさんの空飛ぶ家』より」

今までこの映画のサントラを使ったフィギュアスケーターは私はまだ知らなかったです。

今季まず初めに衣装が公開になったときに、「おやおや?」と思ったのですが、予想通りカールじいさんでした。

最初こそどんなプログラムになるのだろうと思いましたが、とてもかわいらしくてクラコワ選手にピッタリなプログラムだったなと思います。

3曲目でトランペットの特殊なミュート(だったはず何だったか忘れました)をつけたときの音が印象的な曲に入りますがそこからコミカルな振付が組み込まれたりクラコワ選手のかわいらしさと、ポップな部分がより出ていて注目ポイントの一つだなと思いました。

最後は壮大に空へ飛んでいくようなメロディーの中を颯爽とステップを踏んでいくクラコワ選手が実に美しくてキレイなのでそこにも注目して見てみてください!!


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ライラ・フィアー&ルイス・ギブソンレディー・ガガ メドレー」

おふたりの会場を盛り上げようとする精神が振り付けや表情にたくさん込められていて見ているこちらが叫びたくなるような本当に楽しいプログラムでした。

今季はRDもラテンなどの陽気なリズムなので雰囲気が似て良さが薄まってしまうのでは……?と最初は思っていたのですが、FDは個性を他のカップルも出していて曲調や雰囲気がバラバラだったので不安や心配も要らずでした!

特にやはり印象に残るのは最後の方のリンクサイドで踊りまくるところでしょう!!

リンクサイドを使うプログラムはいくつかありましたがプログラムの後半に持ってくる演技はあまり見かけたことないので初めて見た時は衝撃が走りました!

世界選手権で見た時もあまりに衝撃でずっと今季見てきて「フォー!!!」って叫ぼう!と決めたにもかかわらず、叫ぶことが出来ませんでした😭💦

本当にレディー・ガガの声と2人のパフォーマンスとほんとにライブ会場に来たみたいな満足感を得られる最高のプログラムでした!

 

プログラム特別賞

プログラム特別賞は前シーズンからの継続プログラムにもかかわらず、私の心にすごく響いたプログラムにこの賞を贈ることにしました。

なので継続プログラム賞のようなものと思っていただければよいかなと思います!!

 

本草太「Yesterday」

昨季からずっと山本選手にピッタリだなと思っていた「Yesterday」。

まさか今季も継続してくれるとは思っていなかったので、とてもうれしかったです。

昨季よりもさらにジャンプや振付が洗練されて点数もぐんぐん伸びていたのが今季の印象でした。

シーズン前半よりも後半にかけて少し苦しむ場面もありましたが、ユニバーシティーゲームスでの100点越えが特に印象的でした。


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千葉百音「Butterfly Lovers Concerto」

今季はジュニアプログラムとシニアプログラムを複数回演技しましたが、どちらもよかったですね。

昨季から千葉選手の美しいスケートが私たちオタクにだいぶ浸透して評価が高くなりましたが昨季SPの「エデンの東」もこのプログラムも評価を押し上げた名作の一つだなと思います。

特に私はジュニアプロをたくさん見てきたので、ジュニアプロが好きなのですが、ジュニアプロだとステップとコレオでまた雰囲気が違うんですよね。

わたしはステップがある方のジュニアプロが好きだなと思いましたね。

千葉選手のオリエンタルでアジアンビューティーな演技が本当に心に刺さりました。


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キーガン・メッシング「Home,Lulllaby for an Angel」

今季引退を発表したキーガン選手。

昨季のオリンピックシーズンでも使用されていましたが、今季は引退ともあってかより感情が伝わりやすい演技でした。

皆が手拍子をして会場が一体になるあの感じと、キーガン選手の持っている人を幸せに導く笑顔とやさしさが前面に出た本当に最後のプログラムにピッタリでした。

世界選手権の演技が終わって観客をみて涙ぐんでるのを見て私はウルッときてしまいました。

 

オルガ・ミクティナ「My Nocturnal Serenade」

昨季ベストプログラムでは9位に選んでいたプログラムですが、今季も披露してくれました。

何度見ても独創性あふれる最高のプログラムだなと感じました。

念願かなって世界選手権でお目にかかることができました。

公式練習から見ることができたので二度も見ることができました。

やはり近くで見るとミクティナ選手の独創性あふれる振付と柔軟性を感じることができてとてもよかったです。

振り付け・衣装となにからなにまでここまで独創的な不思議プログラムは近年まれにみるプログラムだったので今回楽しみを与えてくれたミクティナ選手に特別賞を贈りました!

 

最優秀プログラム選手賞

この賞はSPやFS、EXにかかわらずどのプログラムも多彩に演じていたなと思う選手、またどのプログラムの内容も素晴らしかったなという選手を1カテゴリーから1選手、カップル選びました。

非常に悩みましたが、あくまで個人的主観ですので、否定的な意見は受け付けておりません。

 

男子 友野一希

いつも私たちを楽しませてくれる「浪速のエンターテイナー」こと友野選手に今季の最優秀プログラム選手賞を私は贈りたいと思います。

SPは今まで挑戦してこなかったジャンルではあるものの友野選手持ち前の笑顔と踊りで私たちに笑顔とインパクトを与えてくれました。

FSでは今まで演技したことが少なかった王道クラシックをお茶目な指揮者を主人公に見事に演技してくれました。

昨季一気に世界のトップの位置を確立し、今季の一番の目標だった「脱・代打」を見事に達成しました。

来季以降私たちにまたどんなエンターテインメントを届けてくれるのでしょうか??

わたしはお蔵入りになってしまった「ライフ・イズ・ビューティフル」の演技を心待ちにしております!(また言ってる)


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女子 エカテリーナ・クラコワ

クラコワ選手、推し選手でもありますがそれを抜きにしても生で見たときにこんなにダンサブルな選手なんだな!すごい!と思いました。

SPとFSで全く世界観が違うにもかかわらずクラコワ選手持ち前の笑顔とキュートな雰囲気を変わらずに残しているのにすごいなと感じました。

なので女子はクラコワ選手に最優秀プログラム選手賞を贈りたいと思います!!

SPの「エルビス・プレスリー メドレー」ではしっとりと、ダンサブルに踊って。FSの「カールじいさんの空飛ぶ家」ではかわいらしく壮大に演技してくれました。

日本でもそのハッピーオーラを評価している方たちが本当にたくさんいて私は推している選手なのでうれしい限りです。

来季のプログラムも本当に楽しみにしております!!


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ペア 三浦璃来&木原龍一

今季のペアはこの二人なしにしては語れません。

日本初の年間グランドスラムを達成されました。三浦&木原組に今回ペアの最優秀プログラム選手賞を贈りたいと思います。

他にもクニエリム&フレイジャー組やステラート&デジャン組、村上&森口組など好きなプログラムはあったのですが今回はりくりゅうに贈りたいなと思います!

まず、SPもFSも本気で恋人同士なのではないかと思える距離感と選曲のセンス。

(本気で交際しているかについてはどうでもいいのですが。)

そう思わせる二人の信頼関係と演技と技術力の高さ。なにからなにまで、今季プログラムの濃密さでは二人がとてもよかったのではないかな?と感じました。

SPのシックな感じもよかったですし。FSの甘いロマンスのような雰囲気もよかったです。

来季以降年間グランドスラムを達成したペアという目で見られますし、国際大会での立ち回り方や注目度も変わるでしょう。ロシアが今国際大会に出れないのでしばらくの間、りくりゅう一強が起きる可能性もあります。頑張ってほしいですね!

来季以降二人はどんなプログラムを見せてくれるのか今からワクワクして待ちきれません!!


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アイスダンス マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ

今季はRDもFDもなかなかの名作が多かったアイスダンスでしたが、トータルして世界観やカップル同士の雰囲気などを踏まえていろいろ悩んだ結果チョック&ベイツ組に最優秀プログラム選手賞贈りたいなと思います!!

正直ギレス&ポワリエ組の私のめちゃくちゃツボをついてくる最高のプログラムも迷いましたが、僅差でプログラムの世界観がすごいな!!これはえぐい!と思った方に軍配をあげました。

RDではほかのルンバやサンバなどの盛り上がる曲を選んでくる一方で、お二人はこれはどのカテゴリーに当たるのでしょうか?サルサ??あんまりこの辺の類の音楽に詳しくないのでこれとは言えませんが、THE盛り上がります!!ではなく静かに楽しくでも激しく!な感じで他のカップルとは線引きされているような印象でした。

FDはコンセプトに悩まされたシーズン前半でしたが、グランプリファイナルから火の精などのこれまた人外コンセプトにして見事にピタっとプログラムのイメージを確立し、最高のプログラムに仕上げてきたなという印象です。

以前人外を演じさせたら、マディソン・チョックの右に出る者はいないという旨のツイートをお見かけしますがその通りだなと思います。笑

来季も現役は続行なのでしょうか??進退も気になるところではありますが、次はお二人は何を演じ何を魅せてくれるのでしょうか??


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最後に

今季はロシアが完全に国際大会から隔離され、国内大会のみの出場になったり。

日本ではジュニア勢が男子も女子も大活躍な一年だったり。

羽生選手の引退や先日は村元哉中選手と高橋大輔選手の引退発表があったりと本当に一時代が終わり、新たな時代へのスタートを切ったように感じます。

また採点方法で言うとPCSが5段階採点から3段階採点になるなどルールでも大きな変化が見られた年でした。

そんな変化の大きかった2022-2023シーズンでしたが今季もたくさんの名プログラムが生まれました!!

ここでは紹介しきれなかった名プログラムもたくさんありましたが私個人的に好きだなと感じたプログラムを20個、また継続プログラムを4個紹介させていただきました。

これを読んでいるみなさんで共感できたプログラムはあったでしょうか??

皆さんの個人的今季ベストプログラムもTwitterInstagram、ここのコメント欄などで教えていただけたら嬉しいです。

また、Twitterでは今回紹介した20プログラムを順位付けして紹介しますのでそちらのチェックもお願いしますね😊

たいちゃん。(@ta_skate_quad)さん / Twitter

ではまた~👋