たいちゃん。のスケオタ雑記帳

22歳の男スケオタによる戯言集。

全日本ジュニア選手権2025 出場男子選手について爆語りさせてくれ

みなさん、こんにちは!たいちゃん。です!

今回は、東京都江東区「東京辰巳アイスアリーナ」にて開催される全日本ジュニア前、ということで全日本ジュニアへ向けて結果の考察や展望について記事にしていこうと思います!最後まで見ていただけると嬉しいです!!

 

 

 

出場者

No 名前 ブロック結果 東西結果 出場回数
1 池田 立 東京2 東7 2年連続2回目
2 植村 駿 中四国九州免除 西6 2年連続2回目
3 蛯原 大弥 東京免除 東2 4年連続4回目
4 大林 理人 関東4 東12 2年連続2回目
5 大村 健太 中四国九州3 西10 2年ぶり3回目
6 岡崎 隼士 中四国九州2 西2 3年連続3回目
7 小河原 泉颯 中四国九州1 西4 3年連続3回目
8 織田 信義 近畿2 西12 2年ぶり2回目
9 小山 蒼斗 東北北海道4 東10 2年連続2回目
10 加藤 海里 東京4 東9 2年ぶり3回目
11 木村 碧一 関東Nv.A1 全Nv.A3 初出場(推薦)
12 佐久間 陸 中四国九州Nv.A1 全Nv.A1 2年連続2回目
13 佐々木 陽人 東京5 東8 2年連続2回目
14 佐藤 和那 中部4 西8 4年連続4回目
15 佐野 海音 近畿4 西9 初出場
16 周藤 集 東京3 東3 6年連続6回目
17 田内 誠悟 中部1 西3 6年連続6回目
18 高橋 星名 シード シード西1 5年連続5回目
19 田口 湊音 関東2 東11 2年連続2回目
20 武田 結仁 東北北海道1 東13 初出場
21 デイリー スカイラー海聖 近畿Nv.A1 全Nv.A4 初出場
22 中田 璃士 シード シード 6年連続6回目
23 西野 太翔 シード シード東1 5年連続5回目
24 花井 広人 中部5 西11 2年ぶり3回目
25 日髙 晴久 東京Nv.A1 全Nv.A2 2年連続2回目
26 堀野 伊織 東北北海道3 東6 3年連続3回目
27 松本 悠輝 東北北海道2 東5 3年連続3回目
28 三島 舞明 中部2 西5 2年ぶり4回目
29 森 遼人 東京免除 東4 3年連続3回目
30 芳岡 優希 中部3 西7 3年ぶり3回目

出場選手の一覧です!

 

今季国内パーソナルベスト

Rank NAME SP POINTS NAME FS POINTS NAME TOTAL POINTS
1 中田 璃士 81.74 西野 太翔 150.15 西野 太翔 225.17
2 西野 太翔 76.71 高橋 星名 140.94 高橋 星名 217.25
3 高橋 星名 76.31 中田 璃士 135.05 中田 璃士 216.79
4 蛯原 大弥 72.34 岡崎 隼士 133.83 岡崎 隼士 202.37
5 周藤 集 71.36 蛯原 大弥 132.63 周藤 集 200.76
6 森 遼人 69.80 植村 駿 130.50 蛯原 大弥 200.19
7 田内 誠悟 69.61 周藤 集 129.00 田内 誠悟 192.98
8 小河原 泉颯 68.57 芳岡 優希 124.64 植村 駿 190.36
9 岡崎 隼士 68.54 田内 誠悟 124.33 三島 舞明 186.61
10 武田 結仁 65.31 松本 悠輝 123.79 小河原 泉颯 185.03
11 三島 舞明 65.24 小河原 泉颯 122.11 芳岡 優希 183.75
12 植村 駿 65.15 三島 舞明 122.01 森 遼人 179.57
13 佐藤 和那 64.90 池田 立 118.48 佐藤 和那 175.47
14 池田 立 62.93 堀野 伊織 115.02 松本 悠輝 175.32
15 加藤 海里 62.44 大林 理人 114.89 池田 立 172.93
16 松本 悠輝 61.34 佐藤 和那 111.44 堀野 伊織 171.89
17 佐々木 陽人 60.27 森 遼人 109.77 大林 理人 170.75
18 佐野 海音 60.23 佐々木 陽人 109.67 佐々木 陽人 169.94
19 芳岡 優希 59.11 佐久間 陸 108.43 加藤 海里 167.38
20 田口 湊音 58.99 加藤 海里 107.57 佐久間 陸 166.87
21 大村 健太 58.70 織田 信義 106.41 織田 信義 162.89
22 佐久間 陸 58.44 小山 蒼斗 106.35 武田 結仁 162.46
23 花井 広人 57.69 大村 健太 104.77 佐野 海音 161.32
24 大林 理人 57.29 佐野 海音 104.76 大村 健太 161.08
25 堀野 伊織 57.04 木村 碧一 104.45 花井 広人 159.95
26 織田 信義 56.48 花井 広人 102.26 小山 蒼斗 157.42
27 小山 蒼斗 51.57 武田 結仁 97.15 田口 湊音 154.28
28 デイリー スカイラー海聖 44.89 田口 湊音 96.43    

出場する選手たち(ノービス推薦者含む)の今季のSP・FS・TOTALの一覧になります。

 

今季SP考察

まずは、SPについて見ていきましょう。

上位3人は今のジュニア男子の「三強」と言われている中田選手、西野選手、高橋選手が上位3人となりました。

この3人は国内大会でも75点以上を割とコンスタントに出すことのできる3人だなと思いますので、三強といわれるまであるなという感じです。

その下に蛯原選手、周藤選手と70点台に乗せている選手がいます。

TOP10に森選手、田内選手、小河原選手、岡崎選手、武田選手と65点を超えている選手が並びました。65点を超えていてもTOP10に入っていない三島選手、植村選手などもいます…。

また60点台に乗せたことのある選手が18人もいるということで非常にレベルが高いなあと感じます。

SPでは最近の全日本ジュニアの例を挙げると昨季が13位までが60点台、昨々季も13位までが60点台と上位13人が60点台に乗っている近年の男子です。今季も後半グループは全員60点台に乗ることが予想されますね。

全日本ジュニアの上位3人も全員がなにもなければ中田選手、西野選手、高橋選手の3人は堅いのではないかなと思います。

また、JGPに出場した蛯原選手、森選手、植村選手は上位に来ることは予想されますが、JGPに出場していない田内選手、周藤選手も国内大会でしっかり点数を出せるポテンシャルを見せているのでこの全日本ジュニアでノーミスの演技ができれば70点台をしっかり出せると思うので上記の選手たちは全日本推薦に絡みそうな6~8位には収まってくるのかなと思います。

 

今季FS考察

続いてFSについて見ていきましょう。

こちらでもTOP3は西野選手、高橋選手、中田選手の「三強」となりました。中田選手は国内戦でFSはサマーカップしか滑っていないので3番手となっていますが、JGPではしっかりダントツのスコアを持っているので、全日本ジュニアでどんな点数が出るのかここが楽しみになってくるなと思います。

その下には蛯原選手、岡崎選手、植村選手が130点超え、周藤選手、芳岡選手、田内選手、松本選手などの120点台に乗せた選手へと続いていきます。

TOP10以降でも120点台に乗せれる選手がいてJGPに出場した森選手は、国内大会では109点までしかまだ伸ばせていないため、全日本ジュニアでは大きく点数を伸ばしてくる可能性があると考えるとすごく楽しみだな感じます。

 

総合点も一緒に見ていくと、200点超えが6人もいるというハイレベルな展開になりそうです。190点台が2人、180点台が3人、170点台が6人と全員がベストを尽くせば17位ぐらいまで170点台が乱立する超絶ハイレベルな試合になってしまいそうな感じがします。

190点以上を出せている上位8人は推薦枠が仮に6枠だとして中田選手はシードになり枠外になる予定ですので(推薦にはしないと願いたい)、この中の7人のうち6人、そして点数を高く出しておけば東・西日本選手権の上位3人との点数争いになります。

とにかく点数を高く出すことが全日本出場への大きな一歩になると思います。

 

東・西日本での演技・点数と全日本ジュニア展望

Rank NAME SP POINTS NAME FS POINTS NAME TOTAL POINTS
1 西野 太翔 75.02 西野 太翔 150.15 西野 太翔 225.17
2 蛯原 大弥 72.34 高橋 星名 136.32 高橋 星名 206.47
3 周藤 集 70.77 岡崎 隼士 133.83 岡崎 隼士 202.37
4 高橋 星名 70.15 蛯原 大弥 127.85 蛯原 大弥 200.19
5 森 遼人 69.80 田内 誠悟 124.33 周藤 集 193.86
6 岡崎 隼士 68.54 周藤 集 123.09 田内 誠悟 188.65
7 植村 駿 65.15 芳岡 優希 122.66 小河原 泉颯 185.03
8 田内 誠悟 64.32 小河原 泉颯 122.11 三島 舞明 184.18
9 三島 舞明 64.11 三島 舞明 120.07 植村 駿 183.93
10 小河原 泉颯 62.92 植村 駿 118.78 森 遼人 179.57
11 池田 立 60.87 松本 悠輝 116.18 芳岡 優希 176.47
12 松本 悠輝 59.14 堀野 伊織 115.02 松本 悠輝 175.32
13 田口 湊音 58.99 森 遼人 109.77 堀野 伊織 171.89
14 花井 広人 57.69 加藤 海里 107.57 池田 立 168.05
15 武田 結仁 57.44 池田 立 107.18 佐藤 和那 162.55
16 大林 理人 57.29 佐藤 和那 106.37 佐々木 陽人 161.99
17 堀野 伊織 56.87 織田 信義 106.16 加藤 海里 161.74
18 佐々木 陽人 56.68 小山 蒼斗 105.85 佐野 海音 161.32
19 佐野 海音 56.56 佐々木 陽人 105.31 大村 健太 161.08
20 大村 健太 56.31 大村 健太 104.77 花井 広人 159.95
21 佐藤 和那 56.18 佐野 海音 104.76 織田 信義 158.83
22 加藤 海里 54.17 花井 広人 102.26 小山 蒼斗 157.42
23 芳岡 優希 53.81 田口 湊音 95.29 田口 湊音 154.28
24 織田 信義 52.67 大林 理人 95.18 大林 理人 152.47
25 小山 蒼斗 51.57 武田 結仁 91.80 武田 結仁 149.24

東日本出場者の演技・点数

東日本からの全日本ジュニア出場ボーダーラインは149.24点となりました。昨季の東日本からの全日本ジュニア出場ボーダーラインが149.59点でしたのでそれよりは下回りましたが、今季もほぼ同じぐらいの点数となりました。

東日本の選手たちはSPでしっかり点数を出せた選手がそのままFSでも逃げ切った印象でした。全日本ジュニアではFSに進むためにはSPが大事になってきますので、東日本の選手は本来の演技ができればFS進出に近づくのかなと感じました。

西野選手がただひとり220点台、蛯原選手がなんとか200点台、周藤選手が190点台そこから一気に下がり森選手から170点台が並び、150-160点台にずらりと並んだ結果となりました。

 

西日本出場者の演技・点数

西日本からの全日本ジュニア出場ボーダーラインは158.83点となりました、昨季の西日本からの全日本ジュニア出場ボーダーラインが156.98点でしたので少し上回った形になりました。今季は昨季よりも西日本はレベルが高かったように感じました。

西日本の選手は自爆癖もある選手が多い印象ですがこの西日本でまとめてくる選手がたくさんいたのと、たとえミスが出てしまっても大崩れしたとしてもしっかり点数が取れる選手たちが多いなというのが私の印象でした。

高橋選手、岡崎選手が200点台、190点台があいて田内選手、小河原選手、三島選手、植村選手が180点台、芳岡選手がただひとり170点台で160点台にずらりと並び、150点台に花井選手、織田選手となり西日本のレベルの高さがうかがえる結果になりました。

 

全日本ジュニア展望

今季の全日本優勝争いは「三強」こと中田璃士選手、高橋星名選手、西野太翔選手。この3人の争いに絞ってもいいと言っていいほどこの3人のすべてのベースの高さがうかがえます。表彰台も今季もまたこの3人が占めるのではないかなと予想しますが、やはり何が起こるかわからないのが全日本ジュニアだと思いますし、そこが苦しくもあり試合として面白くなってくると思います。

表彰台争いには上記3選手のほかにJGPに出場した蛯原選手、森選手、植村選手。そして今季カナダに拠点を移し国内大会から調子を上げてきている田内選手、今季ジュニアラストイヤーで東日本で調子の良さを感じさせている周藤選手。この選手らが表彰台の一角を虎視眈々と狙って言ってほしいなと思います。

上記の選手に関して全日本への推薦や点数上位3人には入ってくるであろう選手だと思いますので、この選手たちには特に注目して見届けていきたいと思います。

 

また、上位選手とは別にこの全日本ジュニアで東日本・西日本でいい演技を披露出来た選手がどこまで上位に食い込んでくるのかという点も気になるところです。

西日本で2位に入った岡崎選手は今大会台風の目となりそうな予感がしますが、ジャッジによってどのような評価を受けるのか。来季へつながる試合になるといいなと思います。

 

また4回転に挑戦する選手が増えております。

三島選手や芳岡選手、西野選手などは安定的に決めてきていますが、高橋選手や蛯原選手、植村選手はまだ試合での成功率は低いもしくはゼロとなっています。全日本ジュニアではどれだけの選手が4回転に挑戦してくるのかも注目して欲しいなと思います。

 

 

初出場の選手について

武田結仁

意外にも今季が全日本ジュニア初出場なのです。

ジュニア2年目となる中学2年生の時に全中で3位に入り、一気に注目度が上がったように感じます。しかし昨季東日本ではまさかのSP落ち、悔しい結果に終わりました。

今季のSPは私が思う武田選手のやんちゃなイメージとは打って変わったやさしさと愛のあるナンバーの「You Are The Reason」です。とてもしっとり演じているのでそこも注目してみてほしいですし、FSの「ポエタ」は逆に武田選手のきりっとしたかっこいい表情が見れるので、そこを見てほしいなと思います!

多回転は3Aのみですが、決まるとすごく気持ちのいい3Aを持っているので、そこにも注目してみてほしいなと思います!

 

佐野海音

ジュニア2年目にしてついに全日本ジュニア初出場です!

昨季は3Aにトライし続け、そのほかのジャンプでもミスが出てしまったりとなかなかうまくいかないシーズンでもありましたが、今季は3Aの成功率も少しずつ上がってきています!!

SPは2024年の全中から使用している「Betty Boop」は軽快なリズムに佐野選手のちょっとポーカーフェイスな表情が絶妙に混ざってかわいらしいプログラムなのでそれを楽しんでほしいなと思います笑

FSは「男たちの大和」では強い楽曲に合わせて演技する佐野選手が見れます!西日本ではザヤルールに引っかかりますが3T-3Aというすごいコンビネーションにチャレンジしていました…笑

全日本ジュニアで挑戦してくるかは分かりませんがそちらにも楽しみとして注目して頂きたいなと思います!

 

個人的に気になっている選手たち

中田璃士

9月のJGPバンコク大会以降試合に出場していない中田選手。

SNSの更新は度々あるもののスケートに関する情報がほとんど更新がないので実際今どのような状況なのか分からないところが正直怖いなと思います。いい意味でも悪い意味でも。

怪我の状況次第で大事をとって棄権をしたとしても全日本はシードで進むことが出来ます。ただ世界ジュニア出場はほぼ確だと思いますが、全日本まで決まらないという状況になりそうです。

 

西野太翔

今季絶好調の西野選手、表彰台は固いと思いますがあとはメダルの色が何色になるのか。

SPは昨季と同じ系統のプログラム、FSは昨季よりもよりダークに。SPとFSで違う系統を演じ分ける能力の高さがこの年齢であるのがすごいなと思います。

FSの4回転2本に注目がいきがちになりそうですが、そういった表現の面にも大きく力を入れているのが毎年の演技で伝わりますのでそこも楽しみにして欲しいなと思います。

JGPファイナル前最後の試合に恐らくなると思いますのでここで結果を残したいところであると思います。

 

高橋星名

今季は今のところ満足できる内容の演技とはいっていない高橋選手。4回転挑戦による部分が大きいかとは思いますが、決まれば一気に点数を跳ね上げることのできる武器になると思います。

群雄割拠の日本ジュニア男子の中でも誰とも被ることの無い曲への感性、表現、そして存在感。自信を大きく持って欲しいと思います。

この全日本ジュニア次第で世界ジュニア代表へも大きく関わる試合ですので特段緊張するかと思いますが、先程申したように誰とも被ることの無い高橋選手ならではの持ち味を思う存分に発揮して全日本ジュニアという試合を楽しんで滑って欲しいなと思います!

個人的に凄く応援しているので、私も一緒に戦う気持ちで頑張ります!笑

 

田内誠悟

今季から拠点をカナダに移して、ブライアン・オーサーコーチと少しずつ少しずつ練習を積み重ねてきました。

その練習の積み重ねが今季のミスの少なさにしっかり現れていると思います!

昨季なかなか思うような結果を残せなかった悔しさを今季思い切りぶつけて欲しいですし、最高の笑顔で思いっきりガッツポーズをする田内選手がまた全日本ジュニアで見れたら嬉しいなと思います!

個人的に今季特に頑張って欲しいなと強く願ってる選手なので、自分も応援を一生懸命にしたいと思います!

 

植村駿

昨季、彗星の如く上位争いに現れた植村選手。

今季はJGPにも2戦出場しました!西日本では少し崩れてしまったものの持っている技術は高いものを持っていますしこの2年間でPCSも高く評価されるようになり成長のスピード曲線がすごいことになっているなと感じます。

全日本ジュニアでは4回転に挑戦してくるのか分かりませんが、4回転が決まれば表彰台争いに大きな一手を投じることが出来ると思います!

思い切り楽しんで思い切り跳んでほしいです!

 

堀野伊織

個人的に東日本の中で伸びそうだなと思っている堀野選手、一型糖尿病を患いながらもそれを感じさせない力強くパワー溢れる演技が持ち味の選手です。

個人的に同じ東北出身として東北から世界に羽ばたいて欲しいなと思っているので、結構応援させていただいています!

3Aもしっかりと成功率をあげてきていますし、3-3のコンビネーションもジュニア1年目の頃からは想像がつかないほど跳べるようになりました!ここ2年でグッと成長した選手のひとりです!

昨季の全日本ジュニアでは腰の怪我の影響もあり30位と悔しい結果におわりましたが、今季はまたFSに進出して笑顔で終えて欲しいなと思います!

 

佐藤和那

東で伸びそうな選手に先程堀野選手を挙げさせていただきましたが、西日本で伸びそうだなと個人的に期待しているのが佐藤和那選手です。

ここ数年?最近?3Aをバンバン決めるようになりまして、徐々にトップ争いへ頭角を現し始めているなぁという印象です。

試合で見る機会が増えて、スケーティングがすごくまっすぐで素直なスケートをするなぁという過去にもブログで何度か書いていると思うのですが、そこはしっかりお伝えしたいなという風に思うので再度をお伝えさせてください!注目です!

まだまだ安定感の部分がこれから伸びていく部分ですが、決まると大きな爆発力を持っている選手なので、全日本ジュニアでその爆発力が見れるといいなぁと思っています!

 

 

最後に

ついにジュニア勢の大一番全日本ジュニアの季節がやってきました。

ここ数年私は毎年この時期になるとわくわくするのと同時に胃がキリキリしてくるようになりました。笑

胃がキリキリしてもストレスがたまりにたまるので爆食を繰り返し、太ってしまうのです。痩せたいですよね。誰か喝入れてくださいww

ここまで読んでくださった方々には私のこのジュニア男子にかける熱は伝わっているでしょうか…?笑

今季でおそらく中田選手はジュニアラストとなりますし、周藤選手も今季でジュニア満了。来季から強制シニアとなります。このまま順当にいけば西野選手や高橋選手も来季でジュニアラストかな?田内選手は残っても来季がジュニア完全ラストとなります。

蛯原選手、植村選手は来季からシニアには上がれますがジュニアに留まるのではないかと予想しております。このジュニア男子黄金期のメンバーたちが集結する全日本ジュニアはこれがラストといってもいいのです。もう二度とジュニアで争うこのメンバーは見れないのです。

そういった意味でも今季の結果で来季が大きく変わるといっていいでしょう。一個一個の試合のバチバチが私の生きるモチベーションなのです。

時の流れというのはいたずらなもので、みんなジュニアに留まることはないのです。シニアへ羽ばたいていくのです。

 

今年で私も全日本ジュニアの観戦は4年連続4回目となりますが、今季JGP代表を独占したJ3-J4の選手たちがジュニアデビュー、ないしノービスからの推薦で出場した全日本ジュニアから観戦しているので、今季はより一層気合が入っているのです。

長いこと自分語りをしてしまいましたが、今季の全日本ジュニアは本当に面白い展開になること間違いなし!!といってもいいくらい絶対に見てほしい試合なので、ぜひ会場やFODなどで見てほしいなと思います!!

会場に見に来る方は一緒に胃をキリキリさせながら楽しみましょう笑

長い文章記事になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

はてなスターやコメントお待ちしております!!

日本ジュニア男子 東・西日本選手権

みなさん、こんにちは!たいちゃん。です!

今回は、先日行われた東・西日本選手権についての記事になります!

ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです!!

 

 

東日本選手権

Rank NAME TSS SP FS
1 西野 太翔 225.17 75.02 150.15
2 蛯原 大弥 200.19 72.34 127.85
3 周藤 集 193.86 70.77 123.09
4 森 遼人 179.57 69.80 109.77
5 松本 悠輝 175.32 59.14 116.18
6 堀野 伊織 171.39 56.87 115.02
7 池田 立 168.05 60.87 107.18
8 佐々木 陽人 161.99 56.68 105.31
9 加藤 海里 161.74 54.17 107.57
10 小山 蒼斗 157.42 51.57 105.85
11 田口 湊音 154.28 58.99 95.29
12 大林 理人 152.47 57.29 95.18
13 武田 結仁 149.24 57.44 91.80

以上13選手+シードの中田璃士選手が全日本ジュニア選手権出場となりました。

東日本から初出場を決めた選手はなんと武田結仁選手のみでした。また昨季出場していた選手がほとんどで返り咲きは加藤海里選手のみでした。

そのため、11選手が昨季から連続での全日本ジュニア枠獲得となりました。

昨季全日本ジュニアで活躍した田中蓮音選手がまさかの東日本落ちというこちらも衝撃の結果となりました。

 

以下、上位選手について個人的に思ったことを話させていただきます🙏

 

西野太翔

東日本優勝大本命として予想していましたが、やはり強かった西野選手。大差をつけての優勝です。

SP・FSともにステップ系のところで若干躓きがあったものの、FSの4回転は2本ともしっかり成功してきました。さすがにJGPファイナルに出場を決めている選手なだけあるなという感じでしょうか。

細かいミスはでてしまったものの、実力の底上げが昨季よりも上がっているなと感じましたね。今季の国内戦のなかでFSと総合の点数では全体トップのスコアとなります。

本当に素晴らしい成長だと思います。5年連続5回目となる全日本ジュニアでは昨季の最高位3位の更新を狙って頑張ってほしいなと思います。

 

蛯原大弥

今季はJGP2戦を戦い抜いた蛯原選手、JGPでは悔しい結果となりました。

今回は会心の出来とはなりませんでしたが、さすがJGP代表だなと思う演技が見れたなというように感じます。

FSでの4回転は惜しくも成功とはならなかったものの、転倒はせず着実に惜しいところまで持ってこれています!珍しく3Lzでミスが見られる部分がありましたが、それでもしっかり纏まった演技を見せてくれました。

全日本ジュニアは地元東京での開催ですし、オープニングセレモニー(合ってるかな?)に参加した辰巳のリンクです!ここで結果を残したい気持ちが強いと思いますので、是非頑張って欲しいなと思います!

 

周藤集

東日本3位に入った周藤選手、東京ブロックではうまくハマらない部分もありましたが、今大会はまとまった演技だったように感じます!

今季はジュニア最終年ですので自動的に来季からはシニアとなります。

SPでは3Aをしっかり決めましたが、3-3のコンビネーションが3-2になってしまったものの周藤選手の持ち味であるスケーティングと音のとらえ方がすごく上手かったなというように感じます。継続のプログラムということもあり音の1つ1つがより上手くとらえられるようになっているなと思いました!

点数の面でいえばブロック大会の全体1位の点数よりも上の点数を出してきました。全日本ジュニアではどこまで点数を伸ばしてくるのかが楽しみです!

 

 

森遼人

初のJGP出場で見事2戦獲得した森選手、東日本は本領発揮とはなりませんでした。

SPではジャンプを全て決め、スピンステップでのレベルのとりこぼしはあったものの国内ベストの点数で4位。FSでは課題の体力面の心配がそのまま出てしまいジャンプ2本で転倒もあり点数を伸ばせず6位、総合でもJGPで出した200点台からは大きく離れた179.57点で4位となり惜しくも表彰台を逃しました。

JGPの時からFSの後半の体力面がキツそうでスピードが落ちてきてしまう印象があったのですが、今大会も転倒したあたりから体力面でキツそうな印象を受けてしまったのがもったいなかったなと思います。

 

 

 

西日本選手権

Rank NAME TSS SP FS
1 高橋 星名 206.47 70.15 136.32
2 岡崎 隼士 202.37 68.54 133.83
3 田内 誠悟 188.65 64.32 124.33
4 小河原 泉颯 185.03 62.92 122.11
5 三島 舞明 184.18 64.11 120.07
6 植村 駿 183.93 65.15 118.78
7 芳岡 優希 176.47 53.81 122.66
8 佐藤 和那 162.55 56.18 106.37
9 佐野 海音 161.32 56.56 104.76
10 大村 健太 161.08 56.31 104.77
11 花井 広人 159.95 57.69 102.26
12 織田 信義 158.83 52.67 106.16

以上12選手が全日本ジュニア選手権出場となりました。

西日本から初出場を決めた選手は佐野海音選手のみで東日本同様1人のみとなりました。

改めて日本ジュニア男子のレベルの高さが伺えます…

ですが西日本側の選手は返り咲きの選手が三島舞明選手、芳岡優希選手、大村健太選手、花井広人選手、織田信義選手と5人もいました。

また、3年連続で出場していた近畿選手権優勝の名倉一裕選手は惜しくも4年連続出場とはなりませんでした。

 

以下、上位選手について個人的に思ったことを話させていただきます🙏

 

高橋星名

西日本2連覇となりました、高橋選手。

今回はSP・FSともにミスがありましたが、さすがの実力で優勝となりました。

ジャンプでのミスが目立ってしまった西日本でしたが、スケーティングの部分やスピン・ステップの面でしっかりレベルを獲得したり、PCSの面でも評価を貰えていたことはさすが昨年の全日本ジュニア銀メダリストだなと感じます。

今季のプログラムは今の日本ジュニア男子の中では誰にも真似ができないような高橋選手にしか出せない強い魅力のあるプログラムだと思うので、表現の面もまた更に力を入れて伸ばして欲しいなと思います!

全日本ジュニアでは未だ今季できていないFSのノーミスはもちろんですが、表彰台、欲を言えば優勝を狙って頑張って欲しいなと思います!

 

岡崎隼士

今大会大きく覚醒した岡崎選手。

元々持っているポテンシャルが高いだけに回転不足や多回転の習得があれば…ともどかしい時期が続いていました。

昨季後半ごろから徐々に3Aの精度をあげていき、今季序盤のFSでは4回転にも挑戦していました。紆余曲折を経て、西日本での才能の大爆発があったのだと思います!

3Lz以下のジャンプで大きなミスをする気配を感じないという点でも素晴らしい演技だったなと思います。

まだまだジャッジによっての回転不足が心配な部分はありますが、全日本ジュニアに向けては大きな進歩となったと思いますし、台風の目になる選手ではないかなと期待しています!

 

田内誠悟

西日本初メダル獲得となった田内選手。

SPでは3Aを降りたものの単独の3Loが2回転に抜けてしまいましたが、この年代で表現するには難しいであろうJazzyな明るい曲調を見事に捉えた素晴らしい表現の演技でした。毎度思いますが、このプログラムこの年齢でここまで表現出来る、滑れる選手ってなかなかいないので素晴らしいなと思います!✨

FSでは今回も3A2本成功とはなりませんでしたが、最後までリカバリーをし点数を稼ごうとする姿勢を見せました!そしてストーリー性のあるプログラムをやらせたら本当に強いですね、この年代でここまで情感たっぷりに表現出来るジュニア男子はなかなかいないと思います。

昨季逃した全日本の推薦枠、今年は点数の上位でも全日本に勧めますが、しっかり推薦枠に入って全日本へ進んで欲しいなと思います!

 

小河原泉

アイスダンスとシングルの二刀流で挑んだ小河原選手、アイスダンスでは3位、シングルでは4位と大健闘しました!

SPから3Aを成功させ、FSでも成功させました。SPでは細かいミスがあったものの60点台に乗せ、FSは大きなミスなく演技をまとめ自身初の120点台、総合でも初の180点台と自己ベストを更新する結果となりました。

アイスダンスとの二刀流で疲れがなかなか取りにくいスケジュールの中、自己ベストを出せたことは自信に繋げて欲しいですし、この流れのまま進めば全日本推薦も手にできそうな位置まで来ていますので、全日本ジュニアで大きく羽ばたいて欲しいなと思います!

 

三島舞明

昨季はこの西日本で悔しい思いをした三島選手、ジュニア最終年西日本最高位の5位で終えました。

FSでは4回転を2本成功させました!コンビネーションは少しタイミングが合わず4-1になってしまったもののCOMBOを見事に回避です!

3Aが開いてしまい転倒して以降少し体力が削られたのか細かなミスが出てはしまいましたが最後まで力を振り絞り演技をしていました!

今季だいぶ演技の安定感が出てきたように感じましたので、全日本ジュニアでは自己最高の15位を超えて欲しいなと思います!

 

植村駿

今季JGP初出場、見事に2戦獲得した植村選手。この西日本は悔しい結果となりました。

SPもFSもそうですが、ジャンプのタイミングが上手くいかなかったのかなと感じました。

SPでは3Aが1回転に抜けてしまったものの、スケーティングの面ではスピードが途切れることなくずっと滑らかに滑っていたなと感じました!PCSでは高橋星名選手を抑え全体1位の点数でした。

FSでは4Sに試合で初挑戦(おそらく)してきました。惜しくも転倒とはなってしまったものの果敢に挑む姿勢は素晴らしかったです!

ジャンプがだいぶ大暴れしてしまったので点数を伸ばせませんでしたが、それでもPCS全体2位とジャンプが崩れてもPCSでしっかり評価をもらえるということが分かったのでそこを強みとしてまた伸ばして行けばどれほど点数が伸びる選手になるのだろうと思います!

全日本ジュニアではおそらく表彰台争いにしっかり絡んでくることは間違いないと思います。全日本推薦枠を勝ち取って欲しいなと思います!

 

 

最後に

今年の東日本・西日本も胃が痛くなる試合でした。

全日本ジュニアに出場が決まった選手のみなさん、まずはおめでとうございます!会場で見れることを楽しみにしています!

西日本のFSを会場で見てきました!第1グループは会場の寒さに耐えられず休憩にあててしまったのですが、第2グループからしっかり最後まで見届けてきました。

私の応援している高橋星名選手、そして田内誠悟選手は見事表彰台でした!うれしい!🫶

メダルと賞状と花束を手にする二人を見届けられて本当にうれしかったです😊

そして毎年本当に気持ちがアップダウンするのですが、毎年のように出場していたような選手が全日本ジュニアに進むことができなかったり、初出場をつかみ取ることができたり。本当に東日本と西日本は毎年ドラマが起こるなあと思います。

次は全日本ジュニアになりますね!全日本ジュニアへ向けての記事をもう一つ作成中ですので、全日本ジュニアの前に記事を投稿できればと思っています!

そちらの記事も勢力を上げて作成中なのでそちらも一読していただけると嬉しいです!!

今回の記事はだいぶ内容が薄くなってしまいましたが…。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

ではまた~👋

 

日本ジュニア男子 東・西日本選手権進出者について

 

みなさん、こんにちは!たいちゃん。です!

今回はブロック大会が終わり、もうすぐ目の前に迫った東・西日本選手権のジュニア男子進出者についての記事になります。

最後まで読んでいただけると嬉しいです!

 

 

東日本選手権

出場選手一覧

No 名前 ブロック結果
1 池田 立 東京2
2 岩本 英飛 関東10
3 請田 礼真 関東6
4 蛯原 大弥 東京免除
5 大島 佑翼 関東3
6 大林 理人 関東4
7 小山 蒼斗 東北北海道4
8 加藤 海里 東京4
9 河本 英士 東北北海道5
10 高 旭 関東7
11 坂本 央輔 関東12
12 佐々木 陽人 東京4
13 清水 丈 東京8
14 周藤 集 東京3
15 高橋 健 関東5
16 田口 湊音 関東2
17 武田 結仁 東北北海道1
18 武田 龍哉 関東11
19 田中 蓮音 東京1
20 田名部 飛至也 東北北海道7
21 辻出 歩生 関東9
22 堂前 宗祐 関東1
23 道免 優斗 東北北海道6
24 西野 太翔 シード・関東免除
25 萩原 颯希 東京6
26 堀野 伊織 東北北海道3
27 松本 悠輝 東北北海道2
28 村橋 快優 関東13
29 森 遼人 東京免除
30 吉野 咲太朗 東京7

 

出場選手ブロック大会点数ランキング

Rank NAME SP POINTS NAME FS POINTS NAME TOTAL POINTS
1 田中 蓮音 69.36 池田 立 118.48 田中 蓮音 187.14
2 武田 結仁 65.31 田中 蓮音 117.78 池田 立 172.93
3 加藤 海里 62.44 周藤 集 108.03 周藤 集 169.05
4 周藤 集 61.02 加藤 海里 104.94 加藤 海里 167.38
5 佐々木 陽人 58.92 吉野 咲太朗 104.27 武田 結仁 162.46
6 堂前 宗祐 58.41 堀野 伊織 103.83 佐々木 陽人 161.98
7 田口 湊音 57.30 佐々木 陽人 103.06 堂前 宗祐 155.95
8 池田 立 54.45 松本 悠輝 102.16 田口 湊音 153.73
9 大林 理人 52.59 萩原 颯希 102.12 萩原 颯希 152.92
10 大島 佑翼 52.56 清水 丈 97.73 吉野 咲太朗 152.17
11 河本 英士 51.58 堂前 宗祐 97.54 松本 悠輝 149.60
12 萩原 颯希 50.80 武田 結仁 97.15 大島 佑翼 149.41
13 請田 礼真 50.67 大島 佑翼 96.85 堀野 伊織 146.17
14 道免 優斗 48.75 田口 湊音 96.43 清水 丈 145.63
15 清水 丈 47.90 小山 蒼斗 95.53 小山 蒼斗 141.31
16 吉野 咲太朗 47.90 河本 英士 89.40 河本 英士 140.98
17 松本 悠輝 47.44 大林 理人 87.50 大林 理人 140.09
18 小山 蒼斗 45.78 高橋 健 87.31 道免 優斗 127.27
19 田名部 飛至也 42.80 高 旭 82.18 高橋 健 126.95
20 堀野 伊織 42.34 道免 優斗 78.52 請田 礼真 126.22
21 岩本 英飛 41.32 請田 礼真 75.55 高 旭 121.75
22 辻出 歩生 40.58 辻出 歩生 72.92 田名部 飛至也 115.09
23 高橋 健 39.64 田名部 飛至也 72.29 辻出 歩生 113.50
24 高 旭 39.57 岩本 英飛 64.83 岩本 英飛 106.15
25 村橋 快優 39.28 坂本 央輔 61.92 武田 龍哉 96.71
26 武田 龍哉 35.92 武田 龍哉 60.79 坂本 央輔 95.42
27 坂本 央輔 33.50 村橋 快優 44.76 村橋 快優 84.04

注目選手

西野太翔

関東ブロックはJGPグダニスク出場のため免除となった西野選手。

見事JGPファイナル進出が決まりましたね!!

東日本選手権では中田選手がおそらく欠場となりそうなので優勝候補筆頭と言ったところでしょうか。

SPでは昨季からも安定感がだいぶ出てきましたが、FSでは4回転に挑戦していますし、今季は4回転を2本入れる構成に挑戦しています。この4回転が決まるかで東日本選手権だけではなく、今後の全日本ジュニアやJGPファイナルにも影響がありそうなので、そこに注目したいなと思います。

 

蛯原大弥

今季はJGP2戦をつかみ取りました。2戦とも本人の表情を見るに納得のいく演技ではなかったように感じます。それでもJGPグダニスク大会ではSPと総合で自己ベストを更新しています。

今季は並々ならぬ気合を感じるので、この東日本でJGPでの悔しさを大爆発させて、東日本でいい演技を見せてほしいなと思います!!蛯原選手が自身の持てる力を全て出せば、表彰台は堅いですし、優勝も見える位置にいると思います。今季の演技を見ていると実力は昨季よりも伸びているので頑張ってほしいなと思います!!

 

森遼人

今季初めてJGPの代表に選ばれた森選手。昨季全日本の直前でしょうか、怪我をしてしまって全日本では納得のいく演技ができませんでしたが、今季しっかり怪我を治して日本代表として、JGP2戦を戦い抜きました!

森選手は今季3Aに安定感が出てきたように思います。昨季までは3Aの成功にもばらつきがあったのですが、FSでコンビネーションを組み込むことができるくらいに成功率が上がってきているのでそこには注目だなと思います!

 

田中蓮音

今季3Aを実装し、大会で次々に決めてきている田中選手。表現力、振付の身のこなしはこのジュニアの中でも群を抜いているといっていいぐらいに魅力が光っていた田中選手がここにきてジュニア男子の大きな武器である3Aをここで実装してきたことにより、一気に点数などにも影響が出てきたなと思いました!!

地方競技会や東京選手権を見ても徐々に調子を上げてきているように感じますので、この東日本選手権で一気に飛躍するのではないかなと思います!!

 

池田立

東京選手権までは正直調子がまだ上がり切っていないように思っていたので、今季はどうなるのかなと心配していましたが、FSでは3Aを降り、大きなミスなくまとめ1位、総合でも2位と初めて東京選手権で表彰台に立ちました。

池田選手は昨季も東京選手権ごろから調子を上げ始め、初の全日本ジュニアをつかみ取ってきたので、今季の池田選手も昨季のようになるのではないかと予想しています。

今回の東日本選手権で、どこまで3Aを合わせてくるのか、そしてジャンプだけではなくスピンステップにも注目してほしいなと思います!!

 

周藤集

今季ジュニア最終年を戦う周藤選手。ジュニア最終年ともあり懸ける思いはとても大きいと思います。今季数試合戦っている中でまだ本領発揮はできていないような印象がありますが、すべてのピースがハマったときにはすごい力を持っている選手の一人だと思います。

3Aが決まれば質の高いジャンプですし、スケーティングも非常になめらかで、ディープでこのジュニア選手たちの中でもトップクラスにスケーティングがきれいな選手だと思いますので他の選手とのスケーティングの対比も注目してほしいなと思います。

最後の東日本ジュニア、思う存分楽しんで滑ってほしいなと心から思っています!!

 

西日本選手権

出場選手一覧

No 名前 ブロック結果
1 秋元 聖輝 中四国九州8
2 石原 弘斗 近畿6
3 植村 駿 中四国九州免除
4 大村 健太 中四国九州3
5 岡崎 隼士 中四国九州2
6 小河原 泉颯 中四国九州1
7 小川 理人 近畿12
8 小倉 秀斗 近畿10
9 織田 信義 近畿2
10 加藤 嶺 近畿13
11 神谷 帆鷹 中部6
12 佐藤 和那 中部4
13 佐藤 光 近畿5
14 佐野 海音 近畿4
15 末国 太樹 中四国九州4
16 田内 誠悟 中部1
17 高橋 星名 シード・近畿免除
18 竹中 慎 中部7
19 多々納 怜 近畿9
20 谷 圭 中四国九州5
21 飛永 恭兵 近畿8
22 名倉 一裕 近畿1
23 花井 広人 中部5
24 松野 嵩 近畿7
25 三浦 琉生 中部8
26 三島 舞明 中部2
27 向野 慶 近畿3
28 矢口 寛人 近畿11
29 吉岡 陽稀 中四国九州6
30 芳岡 優希 中部3
31 吉岡 祐誠 中四国九州7

出場選手ブロック大会点数ランキング

Rank NAME SP POINTS NAME FS POINTS NAME TOTAL POINTS
1 田内 誠悟 69.61 芳岡 優希 124.64 田内 誠悟 192.98
2 佐藤 和那 64.90 田内 誠悟 123.37 三島 舞明 186.61
3 三島 舞明 64.60 三島 舞明 122.01 芳岡 優希 183.75
4 芳岡 優希 59.11 小河原 泉颯 113.81 佐藤 和那 175.47
5 名倉 一裕 58.50 岡崎 隼士 113.66 小河原 泉颯 167.61
6 向野 慶 57.70 佐藤 和那 110.57 名倉 一裕 167.19
7 織田 信義 56.48 名倉 一裕 108.69 岡崎 隼士 166.37
8 佐藤 光 56.09 織田 信義 106.41 織田 信義 162.89
9 大村 健太 55.42 大村 健太 103.08 大村 健太 158.50
10 小河原 泉颯 53.80 佐野 海音 101.94 向野 慶 157.60
11 吉岡 祐誠 53.35 谷 圭 100.39 佐野 海音 153.05
12 岡崎 隼士 52.71 向野 慶 99.90 末国 太樹 150.96
13 花井 広人 52.39 末国 太樹 99.65 佐藤 光 150.67
14 末国 太樹 51.31 花井 広人 98.15 花井 広人 150.54
15 佐野 海音 51.11 吉岡 陽稀 96.59 谷 圭 149.97
16 吉岡 陽稀 51.07 佐藤 光 94.58 吉岡 陽稀 147.66
17 谷 圭 49.58 石原 弘斗 92.75 吉岡 祐誠 139.34
18 神谷 帆鷹 47.54 松野 嵩 87.69 石原 弘斗 138.49
19 秋元 聖輝 46.75 竹中 慎 86.93 松野 嵩 132.76
20 石原 弘斗 45.74 吉岡 祐誠 86.39 神谷 帆鷹 127.67
21 松野 嵩 45.07 飛永 恭兵 83.60 飛永 恭兵 127.49
22 飛永 恭兵 43.89 神谷 帆鷹 80.13 竹中 慎 125.92
23 矢口 寛人 43.81 小倉 秀斗 78.92 秋元 聖輝 125.03
24 多々納 怜 43.64 秋元 聖輝 78.28 多々納 怜 119.96
25 小川 理人 41.83 多々納 怜 76.32 小倉 秀斗 117.42
26 竹中 慎 38.99 三浦 琉生 74.81 三浦 琉生 111.99
27 小倉 秀斗 38.50 矢口 寛人 63.40 矢口 寛人 107.21
28 三浦 琉生 37.18 加藤 嶺 61.94 小川 理人 99.42
29 加藤 嶺 37.01 小川 理人 57.59 加藤 嶺 98.95

 

注目選手

高橋星名

JGP2戦を戦いました。惜しくもJGPファイナルには出場がかないませんでしたが、補欠1位なのでまだ出場できないと決まったわけではありません。(もちろん上位6人の欠場情報は聞きたくないですが。)この西日本選手権がまた再スタートとして気持ちを切り替えて頑張ってほしいなと思います!

このエントリーメンバーを見ていると間違いなく優勝に一番近い力を持っているのは高橋選手だと思うのでプレッシャーをかけたくはないですが、優勝してほしいなと思います。

 

植村駿

高橋選手同様、JGP2戦を戦い終えました。初のJGPで2戦出場し、海外選手との交流も深めていましたね。植村選手は今季序盤はまだピーキングを合わせてはいないんだろうなと個人的に見ていながら思っていたのですが、JGP以降徐々に調子も上がっているので、西日本でも昨年同様に思い切り演技してほしいなと思います!

3Aのほかに4回転を入れてくるのかにも注目したいなと思います。

実力的に表彰台は堅いと思っているので、植村選手の表彰台も楽しみにしたいと思います!

 

田内誠悟

今季からカナダに移り、ブライアン・オーサーコーチのもとで練習を積み重ねてきました。中部選手権ではついにSPで3Aを成功させました。惜しくもqマークはつきましたが、一歩前進です!

田内選手はここ数年西日本はなかなか調子が合わず苦戦を強いられていますが、中部選手権の時の状態と変わらず、また調子が上がれば表彰台に登ることはたやすいのではないかと思います。

ブロック大会の総合得点では全体トップのスコアなのでそこも自信をもって西日本選手権突っ走ってほしいなと思います!!

 

三島舞明

昨季は西日本で調子が合わず、全日本ジュニア出場を逃してしまった三島選手。今季のSPでは今までのイメージとは変わって王道のクラシック「月光」を選曲しました。

SPでは表現がぐっと上手くなった印象ですし、後半に組みこむ3Aもさすがといってしまうほど安定感が素晴らしいです。

FSでは4回転を組み込むので、この4回転がきれいに決まれば西日本の通過は確実だと思いますので、そこにも注目してほしいなと思います!

 

芳岡優希

圧倒的ジャンパーの芳岡選手。中部選手権では4Loを着氷し、観客の度肝を抜きました。

SPもFSも表現やスケーティングの面ではまだまだ課題が残りますが、ジャンプを次々に決めテクニカルでぶん殴る戦法で戦うのもこれまたジュニア男子の面白さであるなと思います。実際ブロック大会全体を通してFSだけでは1位のスコアでした。

芳岡選手はジャンプが決まれば点数もしっかり出てくる選手ですが、ジャンプを決め切らないとなかなか点数が伸びない印象があるので、まずはジャンプをしっかり決めることと、表現スケーティングの面がさらに良くなっているのかで西日本の通過が決まるのではないかなと思います。

 

小河原泉

今季もアイスダンスそしてシングルの二刀流で活躍する小河原選手。

シングルは今季さらに好調を維持しているなと感じます!3Aもだいぶ安定感が出てきたなと思います。FSの「タンゴ・アモーレ」は昨季からの継続ですが、3Aが入るようになったことでよりキレが増してプログラムとしての満足度が上がったように私は感じました。

SP・FSと3Aを成功させれば表彰台も狙えるほど成長していますので、持ち前の明るい性格で気負わず戦い、大絶叫の応援で会場を盛り上げてほしいなと思います笑

 

名倉一裕

近畿選手権からコーチを中野園子先生に変更し、神戸に拠点を移したようです。近畿選手権の時は所属が大阪スケート俱楽部のままでしたし、西日本のエントリーでも大阪スケート俱楽部のままなのですが神戸クラブへ移籍のようです。

名倉選手、サマーカップではうまくいきませんでしたが、近畿選手権ではしっかりピーキングを合わせてきました。

まだ3Aや4回転はない選手ですが、まっすぐなスケーティングが特に印象的な選手です。ジャンプも決まれば質の高いジャンプですし、やわらかい曲調の表現にスケーティングがとても似合う選手なので今季のSP「エデンの東」は非常に見ていてうっとりできると思います!!4年連続での全日本ジュニア出場に向けて西日本選手権戦い抜いてほしいなと思います!

 

 

最後に

ギリギリでの記事の公開となりましたが、東・西日本選手権もうすぐそこへ迫ってきていますね!!

今季のジュニア男子もなかなか面白い展開が多くジュニア男子オタクの私はとにかく胃が痛い思いをするばかりです。笑

東日本選手権ではシードの中田選手が出場せずにJGP前から少し痛みのあった足を休めるとのことなので、中田選手が見れないのは少し寂しいですが、全日本ジュニア連覇達成なるかという局面なので、全日本ジュニアという大一番へ向けて万全の状態にしてほしいなと思います。

全日本ジュニア進出枠に関しては東日本がシードの中田選手、西野選手と上位12人、西日本がシードの高橋選手と上位11人ということなので、西日本の選手はだいぶ枠の争いが熾烈になりそうです…。胃が痛いです。

毎度思うことですが、今の日本ジュニア男子はJGPの代表にたとえ入っていない選手でも個性と技術と素晴らしいものを持っている選手がすごく多く、みんながみんな同世代の選手を目標、ライバルとして掲げ切磋琢磨することのできる、まさに黄金世代だなと思います。

そう思うばかりにJGPの代表にどうしてこの子が選ばれないんだ!!枠が足りねえ!!などのもどかしい思いをする場面もありますが、やはりジュニア男子を応援していると楽しいなと思うことばかりです。

私は西日本のジュニア男子FSは現地で観戦する予定なので、会場から応援できるように体調管理を頑張りたいと思います。

 

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!

良ければ読者の登録などもよろしくお願いいたします😊

ではまた~👋

中部選手権・東京選手権2025観戦記

 

こんにちは、少しお久しぶりです!

いよいよブロック大会が始まりましたね!今回は中部選手権と東京選手権の観戦に行ってきました!!

ジュニア男子カテゴリーについて現地で見た演技の中で印象に残っている選手たちをご紹介出来ればと思います!

 

 

中部選手権

田内誠悟

みなとアクルス杯ぶりの現地観戦でした!これまた数ヶ月のうちに顔つきが大人っぽくなりましたね☺️

SPでは冒頭3Aを見事着氷!!惜しくもqマークは着きましたがSPでは3A初着氷です!👏✨

その後の3F-3T、後半の3Loを見事着氷。ノリにノってましたね!スピンはオールレベル4、ステップではレベル3に留まりましたがジャッジアピールで観客席から大歓声が上がりました!📣✨

演技時間オーバーで-1.00の減点があり惜しくも自己ベスト更新とはなりませんでしたがこれがなければ自己ベストの69.61点で1位発進。

翌日のFS、冒頭3Aが1Aに、2本目の3Aは回りますがアンダーローテーションとなり転倒、その後3F-3Tから立て直し、全て着氷、3Lzにqマークは着きましたがその他のジャンプには加点がつく出来でした。

またSPに続きスピンはオールレベル4で揃え123.37点で2位、総合192.98点で1位となり3年ぶり3度目の中部選手権ジュニア男子カテゴリー優勝となりました!🥇✨

みなとアクルス杯の時よりも表情がよくなったように感じました。SPの公式練習は曲の途中からしか見れなかったのですが、最後のステップを笑顔で滑っているところを見て、「あ、これは今日ノーミスできそうだな。大丈夫そうだな👍」とシンプルに思いましたし、いい練習が詰めたんだろうなと感じることができました。

FSでは3Aがハマらなかったものの、その後のジャンプをミスせず回転が抜けることもなく着氷できたところはすごく成長したと感じたので西日本でも頑張ってほしいなと思います!!

 

メーテレさんより演技動画が上がっておりますので良ければご視聴ください!


www.youtube.com


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三島舞明

昨年ジュニア男子優勝の三島選手。今季は2位となりました。

SP「月光」は今までの三島選手の使用してきたプログラムとは違い王道のプログラムですね。三島選手のSPの武器でもある後半の3A、見事着氷しました!

SPは表現により力が入っているな〜と、みなとアクルス杯の時に感じました!今回もそこに目がついたのでしっかり練習してきたんだなと思います。

FSは継続プログラムですね!みなとアクルス杯やサマーカップで挑んでいた4Lzこそ構成からは外しました。

冒頭の4T-2Tは素晴らしいジャンプでした、2本目の4Tは果敢に挑みましたが惜しくも転倒となりました。その後も流れに乗った演技でよかったと思います!✨

後半おそらく3Aを予定していたところが2Aになってしまい、3T-2A-2Aを跳んでいたため3本目となり0点になってしまう部分がありもったいなかったなと思いましたが、それでも122.01点が出ているのがすごいなと思います!👏

 

芳岡優希

今大会才能を爆発させ、会場を沸かせたのは芳岡選手だったなと思います!

SPでは3Aを見事着氷、3Lo、後半の3-3のコンビネーションでは3Tにqが着いたのもののしっかりと着氷、スピンステップでのレベルのとりこぼしがあり59.11点に留まったものの4位で折り返し。

FSでは冒頭4Loをスパーーーン!と着氷しました。会場で見ていて思わず「うお〜!!🥹✨」と声が漏れてしまうくらい本当に綺麗に決まったジャンプでした!見事認定されGOEで1.75点の加点が着きました。

その後4Tは転倒、4Sの予定が2Sに抜けてしまいミスが続いたものの3A-1Eu-3Sは成功、後半4T-3Tを見事着氷!4Tにqは着きましたが流れと幅のある素晴らしいジャンプでした。スピンふたつでレベル4となりとんでもない構成をやってのけ恐らく自己ベストを大幅更新の124.64点で1位、総合183.75点で逆転で3位に入り表彰台に立ちました!👏👏

表現面でまだまだ課題が沢山あるなとずっと思っている選手の1人なのですが、技術でぶん殴ることの出来る選手なのでそこはやはり強いなと感じました!

 

佐藤和那

SP非常に素晴らしい演技でした。3Aの着氷の流れ非常に素晴らしいかったです!!3Lo、後半の3T-3Tとジャンプ全て素晴らしいものでした👏

スピンでも2つレベル4を揃えてきました!またみなとアクルス杯の時から思っていたのですが、スケーティングが真っ直ぐというか、すごく綺麗でクセのないスケーティングだなと素人目線で感じました!

FSでも3A2本見事に着氷!!すごい!後半少し体力が切れてしまいバテてしまいましたが、そこさえ強化すれば確実にもっと上に行けるなと見ていて思いました。個人的に日本ジュニア男子のダークホース的存在になれると思っているので勉強も大変かと思いますが、頑張って欲しいです🔥

 

 

東京選手権

田中蓮音

今大会非常に素晴らしかったです!!

3Aの成功率が本当に高かったですね。素晴らしかったです!FSではアンダーローテーションがついてしまいましたが、コンビネーションで見事成功しました!!✨

表現はやはり群を抜いて素晴らしかったですし、アクロバティックで見ていて本当にかっこいいなと思います!!

田中選手のジュニア離れした表現が見事ロクサーヌにマッチしていたので大人っぽい演技がジュニア離れしているなと思いましたね!ジャンプだけじゃない魅力が彼にはあるので今後も注目して見ていきたいです👍

 

池田立

昨季一気に実力を試合で伸ばしてきた、池田選手。今季はサマーカップまで少し調子が上がっていないように見えました。今大会のSPでもまだ本調子ではないのかな…と思っていたのですが、FSは素晴らしい演技でした。

3Aは恐らく試合で初成功…?ですかね?その後も大きく崩れることなく最後まで滑り切り、118.48点でFS1位、総合172.93点で2位に入り表彰台!👏

滑りが滑らかで、すごく真っ直ぐでクセが少ない見ていて気持ちのいいスケーティングをする選手だなと素人目に思っているので、東日本を無事に通過して全日本ジュニアでまた見れたらいいなと思っています!

 

周藤集

今大会は上手く噛み合わなかったでしょうか…🥲

インタビューか、ご本人の投稿だったかで「気負いすぎた」というような事を仰っていたので、次は肩の力を抜いて思い切りたのしんで滑って欲しいなと思います!

1度抜けた3Aに再度挑んで冒頭3本がアクセルだったところも諦めない姿勢を感じてかっこいいなと思いました!💪🔥

全体を通してみても周藤選手のスケーティングって本当に深くて流れがあって美しいですよね💭

あとお衣装も本当に似合っていてすごく良かったです、周藤選手のお衣装はお母様がお作りされていると聞いたことがあるのですが、今回もそうなのかな?

 

吉野咲太朗

ジュニア1年目、東日本に進む枠も少ない中で素晴らしい演技でした!!

見事東日本選手権進出です!やった!!

吉野選手の魅力に真っ直ぐな表現があるなと思うので、そこはすごく注目したいなと思います!ジャンプも以前より決まるようになってきてきて、3Lzも着氷しました!まだまだ3回転が安定しない部分はありますが、3回転が安定してくるとさらに伸びてくる選手の1人ですので、全日本ジュニア出場をめざして東日本でも頑張って欲しいなと思います!💪🔥

 

 

現地、会場の感想

中部選手権

会場:邦和みなとスポーツ&カルチャー

夏のみなとアクルス杯の時にはすごく暑かった印象でしたが、昨年の中部選手権を観戦した時は1枚多く羽織って少し暑いくらいと予想し、長袖のシャツを1枚だけ2日間とも寒かったら着れるように持っていきましたが、天候のせいもあってか結構肌寒かったです🥶

1日目はノービスカテゴリーとジュニア男子カテゴリーのみということもあり観客席は疎らでしたが2日目はシニアの男女が開催されたこともあり、観客数も増えたなと感じました。

 

個人的に田内誠悟選手が見たい!!という目的で行っていたので、他のカテゴリーなどはバス移動などでもあり体力的にきついなと感じたため中抜けし少し気分転換に観光をしたり、お土産を買いに行ったりなどとリフレッシュしながらの観戦となりましたが、見たかった選手は見れました!(ノービスは見たい選手を諦めて体力温存と汗が酷かったのでホテルに戻り、見た目を整えるのに徹しましたが…🥲🥲)

初めて現地で田内選手の優勝を見届けることが出来て本当に嬉しかったです☺️🫶

改めて優勝おめでとうございます👏🥇✨

 

東京選手権

会場:東京辰巳アイスアリーナ

事前情報として外気に影響されやすいと聞いていたので、暑いのかなと思っていたのですが、個人的な感覚としては、Tシャツ一枚では寒く、もう一枚半袖のシャツを着てもちょっと肌寒いかなという印象でした。

11月の全日本ジュニアの際にまたこの会場にいくので偵察もかねて、中部選手権観戦の翌日に東京選手権観戦に行かせていただきました。

今回はノービスA女子とジュニア男子のみの観戦にしましたがリンクはどの席も見やすい印象でしたね。

11月はどのような寒さになるのかわかりませんが、防寒はしっかりしたほうがいいのかも?と思いました。

また辰巳駅を利用するよりも新木場駅を利用したほうが個人的には道がわかりやすくていいのかな?と思いました。会場から辰巳駅まで歩いてみたのですがGoogleマップのナビを使ってもあまりわからなくて少し迷ってしまったので、11月の時には新木場駅を利用しようと思いました笑

 

最後に

1年ぶりのブロック大会観戦は今年は中部選手権と東京選手権のハシゴというなんともハードスケジュールな日程となりましたが、とっても楽しかったですね!

田内誠悟選手を特に応援しているので、演技の時はどうしても力が入ってしまいますし、緊張してしまうものですね。ただのオタクなのに…笑

ただ、SPの演技後のあいさつの時にファンサをいただきまして(詳しくはDeepEdgePlusのコメント全文を読んでいただきたい。)、その場で脳みそが爆発しそうだったのですが必死にこらえ、ホテルに着いて速攻映像を見返して、ベッドにダイブしジタバタするという奇行を繰り返すとんでもオタクが爆誕したのです。(汗)

あとSPのあと会場の横でコケそうにもなりましたし。浮いてたのかもしれませんね(?)

今回の名古屋は前回のみなとアクルス杯の時には行けなかった、断念してしまった名古屋城にも行けました!名古屋飯は金欠すぎて諦めましたが…。(前回ひつまぶし食べたしまあよしかな。)今回も楽しめたと思います!!

やっぱりフィギュアスケート観戦って本当にストレスがなくなるし、超最高~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ですね。はい。

というわけで今回もオタク全開でした。

 

ここまで長く読んでくださった皆様本当にありがとうございます!!

良ければはてなスターやコメントお待ちしております✌

ではまた~👋

みなとアクルス杯2025観戦記

 

こんにちは、たいちゃん。です!だいぶお久しぶりになってしまいました。

今回は大盛況だったみなとアクルス杯2025に観戦に行ってきたのでその観戦記を記したいと思います!(もう8月ですよ~~~~???)

 

 

ジュニア男子カテゴリーについて

今回の大本命、ジュニア男子カテゴリー。

本当はシニア男子などについても語りたいのですが、本当に記憶が曖昧でよく覚えていない部分が多いので、今回はジュニア男子カテゴリーのみ軽く振り返ろうと思います!

私の推しであります、高橋星名選手と田内誠悟選手が久しぶりの同時エントリー。国スポでは一緒のエントリーがありましたが、現地では見ることができなかったので昨季の全日本ジュニア以来ともあり、気合を入れて応援に行かせていただきました!!

なんといっても2025-2026シーズンの新プログラム初披露です!

 

試合結果は以下のようになりました。

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引用元:日本スケート連盟

優勝が高橋星名選手、2位に三島舞明選手、3位に田内誠悟選手となりました。

高橋星名

優勝となった高橋星名選手。

SP「You Will Be Found」に乗せた演技でしたが冒頭の3Loで1回転に回転が抜けてしまい無得点となってしまいます。その後ミスを引きずってしまったのか、3Aの予定が回転が途中で開いてしまい2Aのダウングレード判定になってしまいます。

3Lz-3Tはしっかり決めますが、定評のあるスピンでのレベルの取りこぼしがあったりと点数が伸ばせず久しぶりに60点を超えれず59.02点で3位発進となります。

FS「The Mission」は今大会での初披露となりました。ミーシャ・ジーさんの振付です。

冒頭エンニオ・モリコーネの美しいサウンド「Falls」から始まり4Sに挑んでいきましたが2回転に回転が抜けてしまいます。その後単独の3Lzはきれいに成功させます。

3A-2Tを降りるとコレオシークエンスでは曲が変わり美しい表現を見せます。中盤2本目の3Aは回転が抜けて1Aになりますが3F-2A-2Aはタイミング、流れのある非常に美しいジャンプ、3Lo-3Tも決めますが最後3Fの予定が1Fに抜けてしまいミスが目立った演技ではあったもののスピンではフライングシットスピンのレベル3以外はすべてレベル4でスピン力の高さも見せ120.83点で1位、総合179.85点で優勝となりました。

 

三島舞明

今季初戦は2位となった三島選手、昨季は中部選手権では優勝したものの西日本選手権でうまくいかず西日本落ちとなり全日本ジュニアに出場ができませんでした。

SPは「月光」心機一転といいましょうか。王道のプログラムにしてきました。

いつも通り後半に3Aを入れ見事に成功。65.24点でSP1位発進。1番滑走で最後まで漬け切りました。このSPでは三島選手、表現に少し力を入れてきたなというのが伝わりました。

FSは継続の「Solo Leveling」冒頭は4Lzに挑戦してきました。惜しくも回転不足(アンダー)での転倒とはなりましたが、果敢に挑戦してきた姿は素晴らしかったです!

その後の4Tはクリーンな着氷でした。ミスはあったものの昨季からの継続ともあり非常にのびのびと滑っていたように感じました!果敢に4回転に挑戦していく姿はやはりかっこいいですし、思いっきり挑戦してほしいですね!FS110.76点で3位、総合176.00点で2位となりました!

 

田内誠悟

4月にカナダへ拠点を移した田内選手、今季初戦は日本に帰ってきての試合となりました。

SP・FSともに久しぶりの新プログラム。SP「Fascinathing Rhythm」は田内選手が今まで見せてきたダークで重いような曲調とは違い、Jazzyで明るいポップなプログラムになっていて田内選手の新しい魅力が引き出されたなというプログラムでした。

冒頭3Aは惜しくもアンダーローテーションでの転倒とはなりましたが、SPから果敢に挑んでいきました。3F-3Tは見事に成功、3Loの予定でしたがタイミングが合わず2回転になりますが最小のミスで留めました。スピンはすべてレベル4獲得、ステップはレベル2になりましたが、持ち前のスケーティング技術と表現力で我々観客の心をがっつりつかんでいたと思います!62.35点で2位発進となります。

FS「Romeo + Juliet」これまたすごいが生まれました。衣装がチャ・ジュンファン選手の「ロコへのバラード」をイメージした素晴らしいディテールの衣装で、田内選手のヴィジュアルの良さが際立っていて観客席で死にそうになりながら見ておりました(オタクですみませんね…笑)。

ジャンプ自体はFSではクリーンに降りたジャンプがなかったものの、昨季よりも構成を格段に上げてきました。スピンでも2つがレベル4、PCSでは全体トップの64.14点、FS108.97点で4位、総合171.32点で3位表彰台となりました。

コーチを変えてからまだ3か月。まだ初戦です。ここからさらに田内選手ならこのプログラムを伸ばせるし、自分のものにできると思っているので次戦のカナダの大会での演技を楽しみにしたいと思います!

 

佐藤和那

SPは継続の「Eleanor Rigby」でした。冒頭の3Aは何とかこらえながら着氷、3Loは両足での着氷になります。6練でもなかなか決まっていなかったルッツからのコンビネーションは2Lz-3Tでの転倒となりました。スケーティングが非常に丁寧できれいなスケーティングだなというのが今回演技を見た中での印象でした。

もっとエッジが深くなったり、表現の幅が広がるとPCSも伸びが見られるかなというのが一素人目線での感想です。52.81点で4位スタートとなります。

FSは新プログラム「Roll Tide」冒頭の3A-2Tを決めて波に乗るとその後の3Lz-2Tも着氷。2本目の3Aも何とか堪え転倒はせずに着氷します。

後半のジャンプでは少し乱れは見られたものの大きな転倒などのミスもなくFS111.44点で2位、総合164.25点で4位という結果になりました。

佐藤選手に関しては個人的にすべてが噛み合ってうまくいったときに一番化けるのは佐藤選手だと思っており、日本ジュニア男子のダークホース的存在になりうるなと感じているので、学業との両立は大変かと思いますが頑張ってほしいなと思っています!

 

最後に

はじめてみなとアクルス杯に観戦に行きましたが、あっついですね!!!

前回この邦和の会場に来たときは中部選手権のときでそこまで暑すぎない気温の時だったので薄い上着を一枚羽織ってちょっと暑いかもなぐらいだったのですが今回はシャツ一枚で滝汗でした。次に邦和に夏来るときは薄着で来よう。という気持ちになりましたね笑

個人ごとではありますが、久しぶりに田内選手の演技が見れたことが本当にうれしかったです。

高橋選手に関しては先日のDreams On Iceで久しぶりの演技を見ることができたのでだいぶ間隔があかないうちにまた見ることができたのですが、田内選手は1月のインターハイ以来の生観戦でしたのでうれしさが倍増でしたね😊

高橋選手はその後飯塚杯優勝!(飯塚杯が始まる前にこの記事を上げたかったのに…笑)見事な演技を披露しましたね!!おめでとうございます!

田内選手はカナダで開かれる大会に出場です!ライストがあるみたいなので皆さん一緒に応援しましょう!!!!

私はすでにスマホのホーム画面にライストのURLをブックマークしてすぐに見れるようにしてあります笑

話が長くなりましたがみなとアクルス杯、久しぶりの試合観戦本当に楽しかったです!もっと早く記事を出したかったのですが相変わらずのおサボりが出てしまい8月に入ってからの公開となってしまいました…。笑

次はサマーカップが現地観戦予定なのでまたそちらもかけたら書きます。ジュニアカテゴリーFSしかほぼいない予定ですが。かけたら書きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!よければ読者の登録、はてなスターやコメントなどもお待ちしております✌

全日本ジュニア選手権、ジュニア男子。

みなさん、こんにちは!たいちゃん。です!

今回は、広島県広島市「ひろしんビックウェーブ」にて開催される全日本ジュニア前、ということで全日本ジュニアへ向けて結果の考察や展望について記事にしていこうと思います!最後まで見ていただけると嬉しいです!!

 

出場者

No 名前 ブロック 東西結果 出場回数
1 朝賀 俊太朗 近畿 西8 7年連続7回目
2 池田 立 東京 東7 初出場
3 石原 弘斗 近畿 西11 初出場
4 磯和 大智 関東 東9 3年連続3回目
5 植村 駿 中四国九州 西2 初出場
6 蛯原 大弥 東京 東3 3年連続3回目
7 大林 理人 関東 東13 初出場
8 岡崎 隼士 中四国九州 西6 2年連続2回目
9 尾形 広由 東北北海道 東11 初出場
10 小河原 泉颯 中四国九州 西10 2年連続2回目
11 小山 蒼斗 東北北海道 東14 初出場
12 垣内 珀琉 近畿 西3 6年連続7回目
13 佐久間 陸 中四国九州 Nv推薦1 初出場
14 佐々木 陽人 関東 東10 初出場
15 佐藤 和那 中部 西7 3年連続3回目
16 周藤 集 東京 シード/東6 5年連続5回目
17 田内 誠悟 中部 西12 5年連続5回目
18 高橋 星名 近畿 西1 4年連続4回目
19 田口 湊音 関東 東8 初出場
20 田中 蓮音 東京 東4 初出場
21 中田 璃士 東京 シード/東1 5年連続5回目
22 名倉 一裕 近畿 西9 3年連続3回目
23 西野 太翔 関東 東2 4年連続4回目
24 原 大翔 近畿 Nv推薦3 初出場
25 日髙 晴久 東京 Nv推薦4 初出場
26 堀野 伊織 東北北海道 東12 2年連続2回目
27 松本 悠輝 中部 西4 2年連続2回目
28 森本 涼雅 近畿 西5 7年連続7回目
29 森 遼人 東京 東5 2年連続2回目
30 吉野 咲太朗 東京 Nv推薦2 2年連続2回目

出場選手の一覧です!30人中12人が初出場という、初出場者がすごく多い大会になりました!!

初出場者が多い分、昨季とはまた大きく顔ぶれが変わりましたね。

今大会はどのような結果が出るのでしょうか????

 

今季国内パーソナルベスト

Rank NAME SP POINTS NAME FS POINTS NAME TOTAL POINTS
1 中田 璃士 78.24 中田 璃士 150.73 中田 璃士 228.97
2 西野 太翔 76.70 西野 太翔 142.36 西野 太翔 217.84
3 高橋 星名 73.81 植村 駿 135.84 高橋 星名 206.88
4 周藤 集 71.76 高橋 星名 133.74 植村 駿 202.62
5 朝賀 俊太朗 71.38 蛯原 大弥 128.96 周藤 集 194.40
6 蛯原 大弥 67.97 朝賀 俊太朗 125.23 蛯原 大弥 194.28
7 植村 駿 66.78 周藤 集 122.64 朝賀 俊太朗 194.11
8 垣内 珀琉 66.75 田中 蓮音 122.52 田中 蓮音 187.29
9 森 遼人 66.08 森 遼人 121.56 森 遼人 187.18
10 田中 蓮音 64.77 松本 悠輝 120.12 垣内 珀琉 186.49
11 森本 涼雅 64.74 垣内 珀琉 119.74 松本 悠輝 180.61
12 池田 立 64.56 森本 涼雅 118.35 名倉 一裕 177.91
13 名倉 一裕 63.83 佐藤 和那 116.42 森本 涼雅 177.83
14 岡崎 隼士 63.40 田内 誠悟 114.60 岡崎 隼士 177.14
15 松本 悠輝 60.49 名倉 一裕 114.08 佐藤 和那 172.90
16 小河原 泉颯 59.87 岡崎 隼士 113.74 池田 立 172.46
17 尾形 広由 59.04 池田 立 112.72 田内 誠悟 172.27
18 磯和 大智 58.74 小河原 泉颯 107.49 小河原 泉颯 163.89
19 堀野 伊織 58.65 佐々木 陽人 105.97 田口 湊音 160.49
20 石原 弘斗 57.90 田口 湊音 103.53 磯和 大智 159.71
21 田内 誠悟 57.67 大林 理人 103.08 石原 弘斗 159.52
22 田口 湊音 56.96 尾形 広由 101.78 佐々木 陽人 159.20
23 佐藤 和那 56.48 石原 弘斗 101.62 尾形広由 157.31
24 小山 蒼斗 55.45 堀野 伊織 101.56 堀野 伊織 157.11
25 大林 理人 54.19 小山 蒼斗 101.54 小山 蒼斗 156.14
26 佐々木 陽人 53.23 磯和 大智 101.23 大林 理人 154.67

出場する選手たち(ノービス推薦者以外)の今季のSP・FS・TOTALの一覧になります。

全体的に見ても点数の高さがうかがえますね。全員がSP50点台、FSは100点台、総合では150点台に乗せています。

もちろん全日本ジュニア本番のジャッジ、演技によってすべてが変わるのはわかりますが、非常にレベルの高い試合になることは間違いなしですし、ノービス推薦者が一人もFSに進出できない可能性があるというのがすごく恐ろしい点です。

 

 

まずは、SPについて見ていきましょう。

SPでは5人が70点台をマーク。中でも中田選手、高橋選手はJGPでは80点台)に乗せています。(中田選手→81.55点、高橋選手→81.05点)

SPでは絶対的な安定感があるのは中田選手、西野選手、高橋選手です。

 

中田選手は今季前半少しSPに苦しんでいるかな?と思いましたが70点を下回ったことは1度もなく、SP点数平均が76.24点と頭一つ抜けています。ルッツに苦手意識がある様なので3-3が3T-3Tと少しほかの選手よりも構成は落ちてしまいますが、ステップでの表現などで見事にカバーしているのでしっかりほかの選手と戦えている点でやはり国内外のジュニアのトップだなと感じますね。

 

西野選手はSP国内国外含め70点台が非常に多いです。国内大会で1度59点台がありましたが、それを除く全ての試合で70点台後半に乗せています。SP点数平均は73.01点と全体3位です。3Aの安定感はもちろんですが表現がよくなりましたね。昨季のSPは中学生らしいかわいらしいプログラムでした、今季も雰囲気は似ていますが、昨季よりは大人っぽいですね。昨季はSPで崩れてしまうことが多かったのですが今季はSPが絶好調ということで全日本ジュニアではどんな演技を見せてくれるのでしょうか??

 

高橋選手も今季SPは安定感がありますね。今季序盤は60点台後半でしたがサマーカップで70点台に乗せるとそこから一気に80点台に乗せました。SP点数平均は73.78点で全体2位のスコアとなっています。

今季はすべての大会でSPは1位発進。FSは最終滑走なんてことがすごく多いですね。

今季のSP「This is Me」は高橋選手本人にとっても似合っていますし、振付も映画のシーンを取り入れていたりと非常に素晴らしいプログラムだと思います。全日本ジュニアでもSP1位発進となるのか?こちらも楽しみに見たいと思います。

 

国内で結果を残してきた周藤選手、朝賀選手、植村選手、森選手、田中選手はどこまで太刀打ちできるのか?というのもすごく気になります。

個人的に植村選手はまだまだ伸びしろがたっぷりだと思っているので全日本ジュニアで70点台が出てもおかしくない選手の1人であると思います。

 

 

続いてFSについて見ていきましょう。

FSでは中田選手がただ1人国内150点台に乗せて全体1位。西野選手が140点台に乗せて全体2位。植村選手、高橋選手が130点台に乗せて続くような形となっています。

JGPを合わせると高橋選手が2位に浮上しますが国内ではFS単独では全体4位に留まっています。

 

まずは中田選手、今季130点以下の点数を出しておらずFSに関してもやはり頭1つ抜けているなと感じます。FS得点平均が144.53点でただ1人140点台に乗せています。今季最低点でも138.73点となっています。

西野選手も東日本選手権で140点台に乗せその翌週のウィンタートロフィーでも140点台に乗せました。FS得点平均が133.07点で全体2位となっています。今季FSはミスがあっても120点台までをキープしており、今季国内最低点は125.55点となっています。

高橋選手はFSでは全体4位の国内SB。FSではまだムラが見られFS得点平均で125.86点でこちらも全体4位となっています。みなとアクルス杯でノービスA1年目以来の100点切りとなり、その後は国際大会で110点台に落ちたものの国内最低点は124.42点となっています。

植村選手は西日本で一気にTOP3に入ってきました。初戦では100点を切ったもののサマーカップで110点台に乗せると120点台▶︎130点台と順調に右肩上がりになっています。全日本ジュニアではどこまで伸ばしてくるでしょうか??

垣内選手はFS得点平均で128.52点で全体3位、蛯原選手がFS得点平均で124.30点で全体5位となっています。この2選手も安定感が出てきていますね。

 

総合点では中田選手、西野選手、高橋選手、植村選手が200点を超えました。周藤選手、蛯原選手、朝賀選手が194点台にぎゅっとまとまっていますね、田中選手、森選手、垣内選手、松本選手が東・西で180点台に乗せて今季国内SB上位に食いこんできました。

 

 

東・西日本での点数と全日本ジュニア展望

Rank NAME SP POINTS NAME FS POINTS NAME TOTAL POINTS
1 中田 璃士 78.24 中田 璃士 150.73 中田 璃士 228.97
2 西野 太翔 75.48 西野 太翔 142.36 西野 太翔 217.84
3 高橋 星名 73.14 植村 駿 135.84 高橋 星名 206.88
4 朝賀 俊太朗 68.71 高橋 星名 133.74 植村 駿 202.62
5 植村 駿 66.78 蛯原 大弥 128.71 蛯原 大弥 194.28
6 垣内 珀琉 66.75 田中 蓮音 122.52 田中 蓮音 187.29
7 森 遼人 65.62 森 遼人 121.56 森 遼人 187.18
8 蛯原 大弥 65.57 松本 悠輝 120.12 垣内 珀琉 186.49
9 田中 蓮音 64.77 垣内 珀琉 119.74 松本 悠輝 180.61
10 岡崎 隼士 63.40 森本 涼雅 117.57 森本 涼雅 177.83
11 周藤 集 63.33 佐藤 和那 116.42 周藤 集 177.18
12 松本 悠輝 60.49 周藤 集 113.85 岡崎 隼士 177.14
13 森本 涼雅 60.26 岡崎 隼士 113.74 佐藤 和那 172.90
14 小河原 泉颯 59.87 池田 立 112.72 池田 立 172.46
15 池田 立 59.74 名倉 一裕 110.00 朝賀 俊太朗 172.18
16 名倉 一裕 59.66 佐々木 陽人 105.97 名倉 一裕 169.66
17 堀野 伊織 58.65 田内 誠悟 104.55 小河原 泉颯 163.89
18 磯和 大智 58.48 小河原 泉颯 104.02 田口 湊音 160.49
19 石原 弘斗 57.90 田口 湊音 103.53 磯和 大智 159.71
20 田口 湊音 56.96 朝賀 俊太朗 103.47 石原 弘斗 159.52
21 佐藤 和那 56.48 尾形 広由 101.78 佐々木 陽人 159.20
22 尾形 広由 55.53 石原 弘斗 101.62 尾形 広由 157.31
23 大林 理人 54.19 小山 蒼斗 101.54 堀野 伊織 157.11
24 佐々木 陽人 53.23 磯和 大智 101.23 田内 誠悟 156.98
25 田内 誠悟 52.43 大林 理人 100.48 大林 理人 154.67
26 小山 蒼斗 48.05 堀野 伊織 98.46 小山 蒼斗 149.59

最新の国内大会となった東・西日本選手権を見ていきましょう。

点数を見てみると中田選手、西野選手が上位2位に入り、高橋選手、植村選手が上位5位以内に入っている状況です。この4人は全日本選手権に推薦されるのはほぼ間違いないのでは?というのが私の見解です。

中田選手は優勝大本命だと思います。国内・国外含めてもすべてのフィギュアスケートにおけるフィジカルの強さを感じますし、本当にフィギュアスケートがうまいなと思います。

西野選手も優勝候補の一人ですが、FSでの4回転サルコウが決まるかどうかですべてが変わるんじゃないかなと思います。

高橋選手は西日本選手権後に全日本ジュニアで4回転を構成に組み込むと話されているので相当気合が入ってるんじゃないかなと勝手に思っております。JGP以降の唯一の国内大会だった西日本でもPCS評価がやはり上がりましたので全日本ジュニアでは4回転を組み込んだ上で他のジャンプにミスが出ないこと、そしてPCSの評価がどれほど伸びるのかで台に乗るか落ちるか…という状況かと思います。ただ、ノーミス演技なら表彰台は堅いと思いますね。

植村選手は西日本で一気に仕上げてきました。昨季ブロック落ちだったとは思えないほど一気に実力を伸ばしてきました。先日のInstagramストーリーにて判明しましたが、4回転を着氷させています!全日本ジュニアで入れてくるかは分かりませんが大いに楽しみな選手です。植村選手が今大会どうなるかで全てが変わるような気がします。

 

蛯原選手もこの4人に次いで順調に調子を上げている印象です。3Aの安定感は今季素晴らしいです。今季東日本でもそうですがSPが少し出遅れやすいのが難点です。(東日本は大きく出遅れては居ないですが…)SPの点数が伸びるか伸びないかで蛯原選手の順位も大きく変わってきそうです。表彰台を争う上では外せない選手ですね。

 

田中選手、森選手、垣内選手、松本選手。全日本選手権推薦ラインボーダーと言えるでしょう。

田中選手は全日本ジュニア初出場。全日本ジュニアの緊張感の中でどのような演技をするのか全く読めません。ですがジャンプを決めてくるとものすごい点数が出そうな選手です。

森選手、今季3Aを装備してきました。それに伴い点数も昨季から大きく伸ばしています。問題は体力面かと思います。東京ブロック頃少し調子を落としており、東日本のキスクラでは少ししんどそうに見える場面もありました、体力面が改善されると全日本推薦に大きく近づくのではないかなと思います。

垣内選手、怪我の状態次第。としか言えないところではあります。ただ、ジャンプが跳べない中でもスケーティングを磨いたりスピンでレベルを取ったりと最低限出来るマストの点数をしっかり取ってきたりPCSでも高く評価を貰えるようになっているので(西のSP.FSのPCS合計は1位)、ジャンプが怪我が良くなって少し難度が上がれば全日本推薦ラインに届くのではないかなと思っています。ただ無理はしないで欲しい💭

松本選手、ジュニア1年目とは思えないほど技術が高く、表現もさすが樋口美穂子門下生といったところでしょうか。FSのコレオでは羽生結弦さんの代名詞のひとつのハイドロブレーディングと宇野昌磨さんの代名詞のひとつのクリムキンイーグルを両方使うというどちらのファンも大喜びの最強コレオで観客を魅了します。またジャンプも西日本では遠くから見てもクリーンな3Lz-3Tを跳んでいますし、回転不足気味におりてくる癖が少し改善されたかなと思います。そのためSPFS総合全て自己ベスト更新となっています。松本選手の演技で全日本推薦ラインが大きく変わりそうな予感がしますね。

 

朝賀選手、ポテンシャルは高いです。今季国内SBでは全体7位と全日本推薦ラインに入ってきていますが西では怪我の影響もありSPは良かったもののFSでは崩れてしまいました。しかし3Aは降りれていましたので細かな微調整と体力と上手くいかなかったかな…と思う演技でした。ジュニア最終年ここまで全日本推薦をいつも期待されつつ惜しくも逃してきたので最終年で全日本推薦を勝ち取って欲しいです🙏

 

田内選手、今季は苦しい演技が続いています。ただ全日本ジュニアで昨季もその前のシーズンもここぞと言う所で力を発揮して全日本推薦を勝ち取ってきた選手です。私が特に応援しているということもあり、やはり全日本に進んで欲しい気持ちは個人的にものすごく強い選手です…。田内選手の一番のカギはジャンプです、西日本でも転倒や抜けがあり苦労していましたのでそこさえ噛み合えば全日本推薦ボーダーに大きく絡んでくると思います。

 

全体的にSP50点、FS100点、総合150点を超えていますね、すごいです。非常にハイレベルな東日本、西日本だったなと思います。胃が痛かったです。

また初出場選手がどこまで食い込んでいくのかも気になりますね。

 

個人的に気になっている選手たち

ブロック大会や東・西日本を見て個人的にこの選手どうなるかなぁという選手たちがいるので紹介させてください。

 

高橋星名

言わずもがな、私の推し選手です。ノービスA1年目から4年連続4回目の全日本ジュニア出場。素晴らしいです。今季は初のJGP、そして初優勝と一気にシーズンを飛躍していきました。国内大会でも徐々に評価が高くなってきているので今大会初のメダルが期待されますし、本人にはプレッシャーかもしれませんが私も大いに期待を寄せています。

全日本ジュニアでは4回転に挑戦することを明言しておりますが、調子次第では無理せずに今までの構成で挑んで欲しいのが本音です。(怪我をして欲しくないので…)

ジュニア1年目から全日本推薦を勝ち取り2年連続での全日本推薦がかかりますが、気楽に!楽しんで欲しいなと思っています。

 

田内誠悟

こちらも、私の推し選手です。田内選手今季は靴の調整が上手くいっていないのかな…と思います。試合で靴にテープを巻いていたりしているのでその辺の調整が上手くいくといいなぁと思います。

田内選手の滑らかでディープで「THE フィギュアスケート!」な滑りが大好きなのでこの全日本ジュニアでもその滑りが見れるのがとっても嬉しいです。ここまで通過したからにはとことん楽しんで欲しいなと思います。私の勝手なエゴではありますが💦

 

植村駿

今季が始まる前辺りから友人たちと「インスタでバンバン3Aと4回転にチャレンジしているストーリーを載せている…!!」と話題沸騰だった植村選手。勝手に今季のダークホースかなと思っていましたが、めちゃくちゃ飛躍しましたね〜!嬉しい!

西日本ではSPミスはあったものの66点台に乗せたり、総合200点の大台に乗せたりと今急成長中の植村選手、やっぱり目が離せません。

ジャンプはもちろんですが細かな表現も工夫されていてプログラムが本当にいいので是非皆さん注目して見て欲しいなと思います。

 

池田立

今季の東京選手権頃から調子が上がってきており、点数もぐんぐん伸ばしている池田選手。

高校1年生とは思えないほど、大人の雰囲気を出せる稀有な選手だなと見ていて思います。

ジャンプもだいぶ安定してくるようになりました。滑りは元々綺麗だなと思っていたのですがまた上手くなったように感じます。全日本ジュニアは初出場ということでどんな演技を見せてくれるのかものすごく楽しみです!

 

堀野伊織

堀野選手は昨季に続いて2年連続2回目の出場となりました。昨季までは3回転がサルコウまでだったのですが、東日本のSPで3Fを成功、FSでも3Lzを跳ぼうとしていた上での抜けというように私は感じたのでもしかするとルッツまで装備してきているかもしれません(ループはもしかしたらまだかも…?)。

3回転の種類が1つでも増えるだけで点数がグンと変わる選手だと思います。現に昨季もスケーティング技術の高さでカバーをし様々な大会でしっかりFS進出をしています。3FをSPで降りてどのような点数が出るのか非常に楽しみです。

 

佐藤和那

最後にご紹介したいのが佐藤和那選手。木下杯で3Aを見た時に「何だこの高さの3A!」と思ったくらいにジャンプに迫力があります。

中部選手権と西日本選手権のFSを見れたのですがどちらもジャンプに安定感が出てきており非常に素晴らしい演技でした。

SPでジャンプをまとめて点数が出ればFSでもいい物が出せるのではないかな?と思いますし、攻めの3A2本構成も上手くハマっているようなので昨季の24位からどこまで順位を上げてくるのかな?とすごく楽しみにしている選手です!

 

最後に

ついにジュニア勢の大一番全日本ジュニアですね。1年間待ちましたし、私は去年から全日本ジュニアが1年で1番緊張する試合になっていました。

私が今のジュニア勢が好きになったのも昨年の全日本ジュニア選手権で演技を見たり、全中で演技を見てから「この子すごく上手い!!」という新たな発見があったりして気づいたら日本ジュニア男子の層の厚さに気づいてしまったからなんですね。

昨年の全日本ジュニアももちろんレベルが高い試合ではありましたが、今季一気にまたハイレベルになっていて、国内での熾烈な争いをこんな見せていただいていていいのか??という感じです。

私のこのブログ記事はそんなに多くの方に目が留まることはないとは思いますが、少しでもジュニア勢に興味を持っていただけたらということで発進させていただいています。

今回の全日本ジュニアは今後の日本フィギュアスケート界を明るく照らしている日本ジュニア男子たちの熱い試合となりますので、ぜひとも力を入れて皆様も観戦していただけたらと思います!!!!!!!

最後に爆語りしてしまいましたが!最後まで読んでいただきありがとうございました!!!!!日本ジュニア男子しか勝たん!!!!!!!!🔥

日本ジュニア男子 東日本・西日本選手権

 

みなさん、こんにちは!たいちゃん。です!

今回は胃が痛い。とにかく胃が痛い東日本選手権と西日本選手権についての記事になります。

西日本選手権のFSは現地にて観戦してきましたのでそちらの感想もお届けできればと思います!

それではどうぞ~!!

 

 

東日本選手権ジュニア男子SP

通過圏内の12人+シードの中田選手・周藤選手の選手の点数表になります。

Rank NAME TSS TES PCS Ded
1 中田 璃士 78.25 41.58 36.66 0.00
2 西野 太翔 75.48 39.99 35.49 0.00
3 森 遼人 65.62 35.81 29.81 0.00
4 蛯原 大弥 65.57 34.51 31.06 0.00
5 田中 蓮音 64.77 32.62 32.15 0.00
6 周藤 集 63.33 31.34 32.99 -1.00
7 池田 立 59.74 30.51 29.23 0.00
8 堀野 伊織 58.65 30.76 27.89 0.00
9 磯和 大智 58.48 32.44 26.04 0.00
10 田口 湊音 56.96 28.99 27.97 0.00
11 尾形 広由 55.53 28.64 26.89 0.00
12 大林 理人 54.19 28.73 25.46 0.00
13 佐々木 陽人 53.23 27.09 26.14 0.00
14 加藤 海里 51.82 25.69 27.13 -1.00

SPで首位発進となったのはJGPファイナル出場者である中田璃士選手。

構成はJGPと同じ構成でした。やはり国内ジュニア勢の中ではジャンプはもちろんですがスケーティングや表現は頭1つ2つほど抜けているなと感じる圧倒的な演技でした。

運動量も多くSPでありながらキツイプログラムであるとは思いますがしっかりまとめてきました。実際のフラメンコの方からの振付指導がうまく効いているなと感じます。

 

2位発進となったのが関東選手権王者の西野太翔選手。

今季のSPでの安定感は抜群ですね!!国内大会でも70点台後半に乗せているのは強いなと思います。昨季はSPに苦しめられることが多かったのですが今季はしっかりそこを強化してきたなというのが感じられます。

スケーティングも非常になめらかできれいですし、表現力も中学生とは思えないほど上手だなと思います。スピンのレベルの取りこぼし、3Lz-3Tの3Tにqマークが取られるなどまだまだ伸びしろがたっぷりですので、今季SP80点も視野に入るかなと思います!

 

3位には森遼人選手が入りました。今季に入り3Aと3-3を試合で成功。覚醒した選手の一人です。3Aはもちろんですがジャンプ、スピン申し分ない演技だったなと思います。3Fでは手をついてしまいましたがそのほかは流れもありいい演技だったと思います。

お手付きがありながらサマーカップのSBに約1点差まで持っていったのは彼の努力の結晶だと思います。

 

4位には蛯原大弥選手が入りました。3Aはアンダーローテーションが取られ、スピンではレベル1もありましたがこの点数。点数のボーダーが少しずつ上がってきていますね。さすがJGP派遣者です。今季はSPから3Aが安定して入るようになったのが昨季からの成長ポイントかなと思います。

5位には田中蓮音選手が入りました。今季急成長中。昨季からその片鱗は感じていました。しかし調子の浮き沈みもありなかなか本領発揮できないでいましたがここにきて覚醒です。彼は踊りが上手なので動きのメリハリなどがしっかりしているなという印象でした。

6位にはケガから復帰の周藤集選手、7位にはこちらも急成長中の池田立選手、8位には地元青森の堀野伊織選手が入りました。

昨季の全中3位で今大会でも上位に食い込むと予想されていた武田結仁選手がジャンプのミスが響きまさかのSP落ちという波乱の展開になりました。

 

上位勢を軽くご紹介しましたが、今年の東日本選手権は7位~15位あたりのボーダー層が僅差ではあるのですが点数がしっかり50点越えなど、どんどん国内ジュニア男子のレベルが上がっているのがわかります。

8位に入った堀野選手は東北・北海道選手権ではフリップが2回転だったのですが、今大会では見事3回転で着氷し、自己ベスト更新とたった少しの間に成長しているのが今の国内ジュニア男子なのです。

SPの時点で胃が痛いですよね。(開催前から胃が痛かった私。)うれしいようでつらい悩みです、。枠くれ、、、

 

東日本選手権ジュニア男子FS

以下全日本ジュニア選手権出場権を獲得したシード2選手+上位12選手の点数表となります。

Rank NAME TOTAL TSS TES PCS Ded
1 中田 璃士 228.97 150.73 74.48 76.25 0.00
2 西野 太翔 217.84 142.36 72.60 70.76 -1.00
3 蛯原 大弥 194.28 128.71 66.44 62.27 0.00
4 田中 蓮音 187.29 122.52 57.42 65.10 0.00
5 森 遼人 187.18 121.56 59.45 62.11 0.00
6 周藤 集 177.18 113.85 53.74 61.11 -1.00
7 池田 立 172.46 112.72 54.28 59.44 0.00
8 田口 湊音 160.49 103.53 49.25 55.28 -1.00
9 磯和 大智 159.71 101.23 48.12 54.11 -1.00
10 佐々木 陽人 159.20 105.97 51.85 54.12 0.00
11 尾形 広由 157.31 101.78 47.00 54.78 0.00
12 堀野 伊織 157.11 98.46 44.68 54.78 -1.00
13 大林 理人 154.67 100.48 48.03 52.45 0.00
14 小山 蒼斗 149.59 101.54 58.75 42.79 0.00

以上14選手が全日本ジュニア出場となりました。

 

優勝はJGPファイナル出場を決めている中田璃士選手。今季国内ジュニア競技における最高点数での優勝となりました。

やはりほかの選手とはまた1段階違うんだなというのを見せつけられた気がします。

ジャンプの一つ一つの流れ、完成度、小さなミスがあっても乱れない強さがあり、演技全体の流れがずっと止まらない演技でしたね!!

大きなミスなく全日本ジュニア優勝へ弾みの着く演技でした。

 

2位は前回東日本王者の西野選手。4Sを跳びましたが惜しくも転倒となりました。後半の3Aはアンダーローテーションが取られたり、3Lzでqマークが取られましたが目立ったミスは見られず昨年からの成長もたくさん見えた素晴らしい演技でした!

 

3位には蛯原選手が入りました。

東京選手権でも挑んでいた4回転に今大会も挑んできました。回転はダウングレードでしたが転倒せずに着氷しました!若干のジャンプの堪えだったりがありましたが、見事な演技でした!!!

 

4位には今季絶好調の田中選手、5位には森選手、6位には周藤選手が入りました。

3選手とも素晴らしい演技ではありましたが、森選手、周藤選手はまだまだ伸びしろがありそうな感じがしますね!田中選手もまだまだ伸びしろがありますが、だいぶ調子を上げてきているなというように感じます。

 

全日本ジュニアへの切符をつかんだ選手は初出場の選手がすごく多いように感じますね。

田中選手、池田選手、田口選手、佐々木選手、尾形選手、大林選手、小山選手の7選手が初出場となり12枠のうち過半数が初出場の選手となりました。

 

 

西日本選手権ジュニア男子SP

通過圏内12人の点数表になります。

Rank NAME TSS TES PCS Ded
1 高橋 星名 73.14 40.16 32.98 0.00
2 朝賀 俊太朗 68.71 35.89 32.82 0.00
3 植村 駿 66.78 36.96 29.82 0.00
4 垣内 珀琉 66.75 33.43 33.32 0.00
5 岡崎 隼士 63.40 34.51 28.89 0.00
6 松本 悠輝 60.49 33.44 27.05 0.00
7 森本 涼雅 60.26 30.70 29.56 0.00
8 小河原 泉颯 59.87 30.31 29.56 0.00
9 名倉 一裕 59.66 29.94 30.72 -1.00
10 石原 弘斗 57.90 29.68 28.22 0.00
11 佐藤 和那 56.48 29.42 27.06 0.00
12 三原 庸汰 56.15 27.26 28.89 0.00

SP1位発進は高橋星名選手となりました。今季出場した試合全てでSP1位発進となっています。素晴らしいですね!!

後半単独の3Fで珍しくステップアウトはあったものの、国内ベストに近い73.14点をマークしました。

しかし配信で見る限り、夏の地方大会やJGPのころに比べると少し緊張感があり演技が固かったかなと思いました。

 

2位は朝賀俊太朗選手、怪我がありながらも3Aはステップアウトにとどめ、その後のジャンプではミスなくまとめました。

ステップでは日本ジュニア男子ではなかなか見れない身体を大きく使い情熱的でダイナミックなステップを披露しました。

 

3位には植村駿選手が入りました。今季急成長中の植村選手、3Aを決めました。3Fで少しミスは見られたものの国内ベストの点数66.78点をたたき出しました。非常にスケーティングがきれいでスピードもあって若い勢いを感じますね!

 

4位にはケガを抱える垣内選手が入りました。ケガの影響もありコンビネーションは3-3ではなく3-2になりましたが深いスケーティングや表現の面でほかの選手とは一味違う演技を見せてくれました。PCSはSP全体のトップスコアを出しました。

 

5位には岡崎選手、6位には松本選手。どちらもジュニア1年目の選手が60点を超えてFS最終G入りとなりました。ジュニア1年目とは思えない演技でしたね、松本選手の3Lz-3Tは初めてクリーンで降りたなと認識できるほど改善されていて素晴らしかったです!

 

そして全日本ジュニア出場圏外に三島選手と田内選手が入るという波乱の展開となりました…

 

西日本選手権ジュニア男子FS

以下全日本ジュニア選手権出場権を獲得した上位12選手の点数表となります。

Rank NAME TOTAL TSS TES PCS Ded
1 高橋 星名 206.88 133.74 69.80 64.94 -1.00
2 植村 駿 202.62 135.84 71.56 64.28 0.00
3 垣内 珀琉 186.49 119.74 55.13 64.61 0.00
4 松本 悠輝 180.61 120.12 63.01 57.11 0.00
5 森本 涼雅 177.83 117.57 58.13 59.44 0.00
6 岡崎 隼士 177.14 113.74 52.80 60.94 0.00
7 佐藤 和那 172.90 116.42 60.64 55.78 0.00
8 朝賀 俊太朗 172.18 103.47 43.03 60.44 0.00
9 名倉 一裕 169.66 110.00 49.06 60.94 0.00
10 小河原 泉颯 163.89 104.02 52.80 60.94 -1.00
11 石原 弘斗 159.52 101.62 47.01 54.61 0.00
12 田内 誠悟 156.98 104.55 43.27 61.28 0.00

優勝はこちらも東日本選手権同様JGPファイナルに出場が決まっている高橋選手の優勝となりました。

FSでは演技にスピードもありましたし、勢いもあったなというように思いました。

後半の3S-3Tでは惜しくも転倒扱いになってしまいましたが、3A2本をきれいに決めFSでは国内大会ジュニアカテゴリーではベスト、総合でも国内ベストスコアでの優勝となりました。

全日本ジュニア表彰台へ向け大きな弾みとなる西日本選手権初優勝となりました!✨✨

 

2位には植村選手が入りました。間違いなく東日本、西日本合わせてもMVPは植村選手だなと思います。3Aを決めその後も大きなミスなく演技し、FSでは1位の135.34点、総合でも初めて200点を超える202.62点となりました。

 

3位にはケガを抱えて臨んだ垣内選手が入りました。4回転はもちろん回避、今出来るジャンプとそして磨き上げたスケーティングで勝負。本人もびっくりの表彰台になりました。

試合後本人のSNSでは怪我の詳細をつたえる投稿がされました。詳しくは本人のSNSを見て頂きたいですが、こちらも胸が痛くなる内容でした。その状況の中こうして全日本ジュニアへの切符を掴んだことが本当に素晴らしいなと思います!

 

4位には松本選手が入りました、ジュニア1年目とは思えないほど滑りと表現でした、そこにジャンプが綺麗に決まり初の120点台に乗せ表彰台まであと一歩の所まで来ました。

 

5位に森本選手、6位に岡崎選手、7位にはFSで3Aを見事に2本決めた佐藤和那選手が入りました。そしてSP2位だった朝賀選手は怪我の影響かFSで乱れ8位に終わりました。

 

そして全日本ジュニア出場圏内にギリギリで田内選手が入りました。三島選手はまさかの全日本ジュニア出場権を逃すことになりました……。

西日本からの全日本ジュニア初出場者は植村選手、石原選手の2名のみでした。

枠が足りません!!!!!ほんとに!!!!!!

 

最後に

ようやく全日本ジュニアの出場者が決まりましたね。後日全日本ジュニア前に見ておきたいポイントなどをまとめたブログ記事を出そうとは思っているのでそちらも併せて楽しみにしていただけると嬉しいです😊

 

東も西も枠が足りねえ問題だったのでしたね、主に東だと加藤海里選手、西だと三島舞明選手などが全日本ジュニアに出場できないということになりました。

西日本のジュニア男子FSは現地で観戦していましたがこの選手もいい演技、この選手も行ってほしい、この選手も行ってほしい、枠が足りない!!と試合を楽しみながら見ていたのですが同時に緊張感もありました。

全日本ジュニアに進んだ選手は自分の実力を思いっきり発揮してほしいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!!

コメントやはてなスターをいただけるととっても嬉しいです😊

日本ジュニア男子 国内ブロック大会!

 

こんにちは、たいちゃん。です!

今回は先日すべての大会が終了した国内ブロック大会についての記事になります!

良ければ最後まで一読していただけると嬉しいです!

 

 

東京選手権

9/20-9/23にかけて千葉県船橋市三井不動産アイスパーク船橋」で開催された東京選手権。

東京選手権の注目はJGPに出場した蛯原大弥選手、昨季の全日本ジュニア3位でシード権を持っている周藤集選手、サマーカップにて3Aを成功させ復活を遂げた森遼人選手の3選手。

 

東日本選手権への出場権を得た選手は次の選手です。

NAME POINTS REMARKS
中田 璃士 - シード
周藤 集 194.40 シード
蛯原 大弥 188.19  
田中 蓮音 180.49  
池田 立 167.80  
加藤 海里 159.97  
森 遼人 158.70  
丹羽 遥珂 145.80  
牧島 瑠依 143.63  
小森 大地 138.79  
田邊 拓也 132.48  
清水 丈 129.06  
谷尻 由翼 128.02  
神田 龍之介 125.29  
嶋﨑 帆々渡 123.00  
安藤 丈翔 122.75  
中川 広喜 114.38  

以上、免除選手やシードを含む17選手が東日本選手権にコマを進めました。

中田選手はシード+免除のため東京選手権には不出場となっています。

 

周藤選手は昨季負ったケガから順調に回復をしてきているなと感じます。3A入りの構成をしながらも大崩れすることなく優勝を果たせる実力があるだけに今季JGP派遣を掴めなかったのはとても悔しかったことと思います😢

 

蛯原選手はJGPで惜しくも5位となり2戦目の派遣を受けることが出来ず東京選手権出場となりましたが、リベンジに燃える心を感じましたね🔥SPもFSも3Aを見事に成功し、FSでは4回転に挑戦もしてきました。

 

また注目の森選手はスタミナ切れ?のような発言がキスクラで見られました。東京選手権前に体調を崩したりしていたかもしれません(あくまでも推測です。)サマーカップよりかはエレメンツに少し乱れが見られた演技となりました。

 

3位には個性と情熱で溢れる演技が魅力の田中選手が入りました!ジュニア男子はこういう順位変動があるから面白いのです。きっと彼のことはコアなスケオタなら大好きなスケーターだと思いますし、注目もされていたと思います👍

 

中部選手権

9/21-9/23にかけて愛知県名古屋市「邦和みなとスポーツ&カルチャー」で開催された中部選手権。

中部選手権の注目は昨季JGPに出場し全日本選手権にも推薦出場した田内誠悟選手、4回転や3Aを武器に飛躍している三島舞明選手、昨季全日本ノービスA3位の松本悠輝選手。の3選手。

 

西日本選手権への出場権を得た選手は次の選手です。

NAME POINTS REMARKS
三島 舞明 177.14  
松本 悠輝 173.71  
田内 誠悟 172.27  
佐藤 和那 157.33  
芳岡 優希 154.01  
三原 庸汰 145.21  
神谷 帆鷹 138.10  
花井 広人 129.13  
竹中 慎 123.03  

以上9名が西日本選手権にコマを進めました。

実際に私もジュニア男子のFSを現地で見させていただきましたので、そちらの感想も込みで少し内容を掘らせて頂きたいと思います!

 

優勝の三島選手、4回転や3Aが昨季よりも着氷の安定感が出てきましたね。まだまだ演技の粗が見られたり伸び代がたっぷりなのですが、昨季から更にレベルアップした演技を見せていたのは間違いないと思います。着実に成長している姿を見せてくれるのもやはり嬉しいものです。まだまだ4回転の種類を跳べる選手だと思うので今後どのように試合で挑戦し着氷してくるのかすごくすごく楽しみな選手です👍

 

2位の松本選手、ノービス上がりの選手とは思えないほど洗練されていてFSの演技は1位も納得の演技でした。3Aや4回転といった多回転のジャンプはありませんが、滑りの良さであったり、3回転ジャンプでもしっかり決めてくる点。そして表現する何かを訴える力は非常にある選手だと私は思います!コーチの樋口美穂子さんにしっかり表現の指導を受けているのかなと思いますね💭

 

3位の田内選手。私の推し選手でございます!!

見事な3A着氷でした!本当に本当に嬉しかったです。多回転がなくとも高い点数を取れる選手ですが、やはりひとつ上に行くには必要不可欠な3Aと4回転。彼は多回転に苦しんでいたので現地で初成功を見ることが出来て本当に嬉しかったです😭✨

その後のジャンプに乱れはあったものの、3季目となる「ムーラン・ルージュ」は洗練されていて素晴らしかったです。編曲が私の好きな1季目の方に戻っていたのでそれも嬉しかったです、あのコレオが大好きです。やはり田内選手の表現力は日本ジュニア男子の中でも天性の物を感じます。

西日本も楽しみです🤭💗

 

怪我からの復帰となったのが花井選手、そして神谷選手です。

花井選手は3Aの練習で腰を痛めたという記事を見ました。多回転の練習にはどうしても怪我のリスクが付きまとうのだなと改めて痛感させられました。今回は怪我の影響もあり3回転はなるべく回避した演技でしたが、滑りが良くなりましたね。ジャンプがたとえ2回転だろうとしっかり心に刻まれる演技だなと思いました👏

邦和みなとスケート部からグランプリ東海クラブに移籍しコーチ変更でプログラムの変更もありましたが、西に進むということで怪我を少しでも良くして険しい道にはなりますが、全日本ジュニアへ進んで欲しいと思います😭(本当に枠が足りないよ〜)

そして、神谷選手。ふんわりとした雰囲気が印象的な選手ですが、演技の音の取り方はやはりずば抜けて上手いなと思いますね。SPのジャズの音の取り方とFSの綺麗で流れるような曲での魅せ方の違いがこの若さで出来るってすごいなと思います。FSを現地で見た時のコレオシークエンスは本当にトリハダでした。背筋からゾゾゾとなるくらい情感たっぷりのコレオであの時は神谷選手のトリコでしたね🫶

現地で見ることが出来て本当に良かったです。

 

 

近畿選手権

9/26-9/29にかけて大阪府高石市大阪府立臨海スポーツセンター」で開催された近畿選手権。

近畿選手権の注目はジュニアラストイヤーにトリプルアクセルを習得し、情熱的な演技で魅了する朝賀俊太朗選手、今季木下アカデミーから移籍しさらなる飛躍へつなげたい森本涼雅選手、繊細で美しいスケーティングが持ち味の名倉一裕選手の3選手。

 

西日本選手権への出場権を得た選手は次の選手です。

NAME POINTS REMARKS
高橋 星名 - 免除
垣内 珀琉 - 免除
朝賀 俊太朗 194.11  
名倉 一裕 177.91  
森本 涼雅 176.22  
向野 慶 157.63  
佐藤 光 155.30  
織田 信義 144.42  
石原 弘斗 142.79  
佐野 海音 136.62  
生田 琉悟 122.06  
松野 嵩 113.76  
小川 理人 112.54  
水越 遼弥 110.22  
飛永 恭兵 109.77  
加藤 嶺 99.23  

以上免除選手を含む16選手が西日本選手権へコマを進めました。

免除の高橋選手は近畿選手権と同時期に開催されたJGPソリダリティ杯に出場のため不出場となりました。そして出場したJGPで見事にJGPファイナル出場権を確定させました!素晴らしい!!👏(私の推し選手ほんとに素晴らしすぎる😭✨)

また同じく免除の垣内選手はJGPリュブリャナ杯出場のため不出場となり、会場でも免除とのアナウンスが流れました。

 

優勝の朝賀選手、3Aもだいぶ試合で降りれるようになりまた1段階強くなったなぁという印象です。ジュニア最終年になりますが今1番状態も良さそうに見えます。

惜しくもJGP派遣は掴めませんでしたが出ても良かったんじゃない……!?と思うくらい国内戦で素晴らしい演技を見せています👏👏

演技のスピード感、重厚感、情熱も素晴らしいです。このまま西日本も突っ走って全日本ジュニア、全日本と進んで欲しい選手です。

 

名倉選手は今季全大阪に出場しましたがSPもFSも滑るのは近畿選手権が初戦となりました。

美しいスケートは健在のままジャンプなどの精度がさらに上がり自己ベストを4点ほど更新してきました!

高校生になり環境の変化を感じるかとは思いますが、同門には朝賀俊太朗選手らがいますし切磋琢磨して頑張って欲しいなと思います!

 

森本選手は3位となりました。木下アカデミーから移籍し長光先生の元で現在は練習を積んでいるようですね!

SPはしっとりと、FSは情熱的に。このメリハリがまたいいですね。まだまだ本来の森本選手の演技ではありませんでしたがここから西日本、全日本ジュニアと調子を上げて欲しいなと思います💭

それでも素晴らしい演技でした!!

 

関東選手権

注目選手 西野太翔

9/27-9/29にかけて栃木県日光市日光霧降アイスアリーナ」で開催された

関東選手権。

関東選手権の注目はジュニア2年目ながらJGPに2年連続で出場した西野選手。

 

NAME POINTS REMARKS
西野 太翔 201.18  
磯和 大智 159.49  
萩原 颯希 158.60  
佐々木 陽人 148.49  
田口 湊音 146.44  
大島 佑翼 142.53  
大林 理人 141.54  

 

西野選手の圧勝でしたね。やはりすごかった。

SPでは3Aを含め大きなミスなく演じ切り国内でのベストに近い75点台をマーク。

SPは今季安定感がありますが、FSはまた難しいテーマを演じていることもありなかなか今季は上手くハマっていない印象です。

しかし大崩れすることなくまとめてくるところは大きな武器だと思います。

ここからまた完成度をあげてくると思いますので東日本がまた楽しみになりますね!

 

2位には京都から埼玉へ移籍した磯和選手が入りました!

移籍してからの中では一番いい演技だったのではないでしょうか??

SPでは3Aを着氷させました!!

ジャンプもだいぶ安定してきているように感じるのでこのまま東日本を通過して全日本ジュニアに進んで欲しいなと思います!

 

 

中四国九州選手権

注目選手 植村駿 岡崎隼士

10/4-10/6にかけて岡山県倉敷市「ヘルスピア倉敷アイスアリーナ」で開催された中四国九州選手権。

 

中四国九州選手権の注目は今季3Aを成功させダークホースぶりを見せている植村選手、そして昨季の全日本ノービスAチャンピオンの岡崎選手の2選手。

 

NAME POINTS REMARKS
植村 駿 185.87  
岡崎 隼士 159.25  
末国 太樹 152.53  
大村 健太 148.34  
小河原 泉颯 147.37  

優勝は昨年ブロック落ちの雪辱を果たした植村選手。

SP、FS、総合全てで自己ベスト更新となりました!

3AはSPとFSどちらも成功!ということでこのブロック大会全体5位の点数を叩きだしました。

本人もインスタのノート機能でスピンについて言及されていたようにスピンで減点が多く見られたのでそこを伸ばすとさらに点数が伸びていくと思うので、まだまだ期待大です!✨

 

2位には昨季のノービスAチャンピオン岡崎選手が入りました。

夏のサマーカップでは回転不足などもあり点数の伸び悩みがありましたがこのブロック大会ではそこから更に点数を伸ばしてきました。

滑る時のオーラはジュニア1年目とは思えないほど風格がある選手で異彩を放っている選手だと思うので、今後もがんばってほしいなと思います!

 

 

東北・北海道選手権

注目選手 武田結仁 堀野伊織

10/5-10/6にかけて北海道札幌市「月寒体育館」で開催された東北・北海道選手権。

東北・北海道選手権の注目は昨季の全中でいきなり3位に入り注目を集めた武田選手、ピアノで培った豊かな音感と表現で成長を続ける堀野選手の2選手。

 

NAME POINTS REMARKS
堀野 伊織 151.97  
尾形 広由 149.36  
武田 結仁  142.36  
西本 那音 139.08  
小山 蒼斗 137.54  
道免 優斗 127.49  
田名部飛至也 126.48  

優勝はジュニア2年目の堀野選手となりました。

まだ跳べる3回転が他の選手に比べると少ない選手ではあるのですが、完成度で勝負しているのですごいなと思います。

3回転が少ない分ミスが許されないのですがしっかり全てジャンプを揃えて来るメンタルの強さもすごいなと思います!

練習ではフリップを降りているようなので東日本では見られたらいいな〜と思います👌

 

また3位には全中で大きな飛躍を果たした武田選手はSPでは大崩れしてしまい9位と沈んでしまいました。

しかしFSでは3Aを試合で初成功させてFS単独では1位となり逆転で表彰台、東日本へコマを進めました!

 

国内ブロック大会 得点ランキング

国内ブロック大会の上位30選手の点数をランキング形式で表示しています。良ければご参考までに。

NAME POINTS REGIONAL
西野 太翔 201.18 関東1
周藤 集 194.40 東京1
朝賀 俊太朗 194.11 近畿1
蛯原 大弥 188.19 東京2
植村 駿 185.87 中四国九州1
田中 蓮音 180.49 東京3
名倉 一裕 177.91 近畿2
三島 舞明 177.14 中部1
森本 涼雅 176.22 近畿3
松本 悠輝 173.71 中部2
田内 誠悟 172.27 中部3
池田 立 167.80 東京4
加藤 海里 159.97 東京5
磯和 大智 159.49 関東2
岡崎 隼士 159.25 中四国九州2
森 遼人 158.70 東京6
萩原 颯希 158.60 関東3
向野 慶 157.63 近畿4
佐藤 和那 157.33 中部4
佐藤 光 155.30 近畿5
芳岡 優希 154.01 中部5
末国 太樹 152.53 中四国九州3
堀野 伊織 151.97 東北北海道1
尾形 広由 149.36 東北北海道2
佐々木 陽人 148.49 関東4
大村 健太 148.34 中四国九州4
小河原 泉颯 147.37 中四国九州5
田口 湊音 146.44 関東5
丹羽 遥珂 145.80 東京7
三原 庸汰 145.21 中部6

 

 

最後に

いやいや、国内ジュニア男子レベル高すぎでしょ!!!!

昨季終了時点で今季のジュニア男子はレベルが高くなることが予想されてはいましたが、ここまで熾烈な争いになるとは…。やはり、国内ジュニア男子。おもしろい。見ていてずっと楽しい。本当にいつの間にか成長していて素晴らしいですね、恐ろしいです!笑

 

そして、全日本ジュニアへのボーダーですが、東日本は146.44点、西日本は157.33点。

差はありますがどちらも枠が足りません!!!特に西日本!枠が特に足りません!!!

西日本はジュニア男女FSの日だけ現地観戦の予定でいますが、当日は会場で胃がキリキリしていそうです😂

東日本は今年は配信で見届けようと思います💭

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!

コメントでも読者登録でもして頂けるとまた次の記事を書くモチベーションに繋がりますのでよろしくお願いします☺️💗

2023-2024シーズン 日本ジュニア男子を総振り返り!!

 

みなさん、こんにちは。たいちゃん。です!

昨季も書きました、日本ジュニア男子ブログ。

昨季のブログはこちらからご覧ください!!

 

4ta-skate-quad.hatenablog.com

 

今季もやらせていただきます。

みなさま、今季のジュニア男子特にレベルが上がったなと感じたのではないでしょうか??

全日本ジュニアや全中がこの影響をもろに受けたのではないでしょうか?

FS進出に50点台が必要になるという非常にハイレベルなシーズンでした…。

また、2024-2025シーズンもさらにハイレベルな争いになるであろう、日本ジュニア男子を今回のブログにてひとまとめにしましたので、来季の観戦準備や注目選手のチェックなどに使っていただけると嬉しいです!!

今回のブログは個人個人でまとめて出そうかも迷ったのですが、一つにまとめさせていただきました。なのでめちゃくちゃ長い量がたくさんの記事になっておりますが最後まで見ていただけると嬉しいです!!

 

まず以下の文章中に戦績表があります。

太字はISUパーソナルベストもしくはシーズンベストの点数

赤字は国際大会国内大会全カテゴリー含めたシーズンベストの点数

青字は国際大会国内大会全カテゴリー含めたシーズンワーストの点数

となります。

また1位、2位、3位においては表に色をつけております。

 

よろしくお願いいたします!!

 

 

中村俊介

来季ジュニア6年目(シニア転向もあり得ます)

所属:木下アカデミー

2023-2024シーズン主な戦績:世界Jr4位、全日本Jr優勝、全日本14位、JGPエレバン2位、インターハイ5位

跳べる多回転ジャンプ:4回転トゥループトリプルアクセル、4回転サルコウ(練習で着氷)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
木下杯争奪フィギュアスケート大会 J 77.85 1 124.26 1 202.11 1
JGP 大阪 J 74.04 2 113.84 12 187.88 8
JGP エレバン J 77.30 2 137.37 3 214.67 2
西日本選手権 J 77.44 1 134.04 1 211.48 1
レイクカップ J - - 132.20 1 - -
全日本ジュニア選手権 J 76.81 1 135.61 2 212.42 1
愛知TP J 76.58 1 - - - -
愛知TP S 70.72 1 - - - -
全日本選手権 S 80.16 9 127.54 19 207.70 14
インターハイ J 68.28 2 107.37 5 175.65 5
国民スポーツ大会 J 74.42 2 129.23 2 203.65 2
世界ジュニア選手権 J 72.85 10 142.61 4 215.46 4
四大学フィギュアスケート定期戦 S 78.06 1 - - - -

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

2023-2024シーズン全勝を目標に掲げた中村選手でした。

シーズン初戦は木下杯。SPではジャンプに若干ヒヤッとする場面はありながらも見事にノーミスの演技を披露。結果的にSPのジュニアカテゴリーシーズンベストの点数となりました。

FSでは4回転2本構成にチャレンジし見事に回し切りますが、着氷で若干足をつくなどクリーンな成功とはなりませんでした。その後も3アクセルのミスや抜けなども起き、最後のスピンの直前に曲が止まってしまうアクシデントがあり、演技がストップしてしまいますが、最後まで滑り切り見事に優勝。今季の目標全勝に向け一つ目標を達成しました。

JGP2戦派遣を無事にもぎ取っていた中村選手はJGP大阪とJGPエレバンに派遣されます。

JGP大阪は会場に見に行かせていただきましたが連盟の方々がたくさんいらっしゃっていて、ものすごく熱視線を浴びせていたので相当この大会での派遣に期待をしているのだなと感じました。

SPでは後半の3フリップ-3トゥループの予定がフリップでオーバーターンが入り後半のコンビネーションが2回転になるミスやスピンでのレベルの取りこぼしがありながら、74.04点で逆転優勝に手が届きそうな2位発進。

逆転優勝へ会場のファンも連盟も熱く見守るプレッシャーもあってかFSで大失速。冒頭の4トゥループはステップアウト、次の3アクセルでも着氷が乱れコンビネーションにできず、その次の3アクセルではコンビネーションが必須になりますが着氷時にうまく抑えきれず転倒しリピート扱いに。その後の3ルッツ-3トゥループでも着氷に乱れ、最後の3ルッツでも軸が斜めになり大きく転倒。113.84点でまさかのFS12位、総合8位とJGPファイナル出場への切符を1戦目にして逃す波乱の展開となりました。

ファイナル出場が消えた中もともと派遣を手にしていた2戦目JGPエレバンでリベンジに向かいます。

SPではジャンプの順番を前半に3F-3Tを後半に3ルッツ変更し見事にジャンプノーミス。スピンやステップでのレベルの取りこぼしはありましたが77.30点で2位発進。

FSでは4トゥループを見事に着氷しGOE+2.17と大きな加点をもらいます。その後に3アクセルー2アクセルのジャンプコンビネーションも成功。その後3アクセルの予定がシングルに抜けてしまうミスがありましたが大阪の時とは全く別人の演技を見せ137.37点で3位、総合2位と2年連続でJGPの表彰台に登りました。

 

JGPを終え全日本ジュニア出場権を懸け国内大会へと出場します。

西日本選手権SPでは他を寄せ付けない圧倒的な実力を見せつけ77.44点で1位。FSでは4トゥループ、3アクセル(リピート)の転倒などがあるもリカバリーなどで点を稼ぎ134.04点で1位、総合でも1位となり見事優勝を飾りました。

その後全日本ジュニアと同じ滋賀の会場で行われたレイクカップに出場し1位。万全の状態で全日本ジュニアを迎えることとなります。

 

迎えた大一番、全日本ジュニア選手権。

SPではフライングシットスピンでレベル1になるミス以外はほぼ完璧に決め76.81点で1位発進となり優勝へ最高のスタートを切ります。迎えたFSは最終滑走で登場。4トゥループを綺麗に決めますが3アクセルで着氷に乱れが出たり、3フリップではまさかの転倒もありますが、最後まで諦めず、リカバリーを見せ135.61点で2位、SPのリードで総合212.42点で1位となり悲願の初優勝を飾り、世界ジュニア選手権代表に内定がきまった。

その後愛知TPに出場しインターハイ出場権を獲得し全日本選手権に出場。

全日本選手権SPではシニア規定のため4回転への挑戦が可能になり4トゥループを投入し見事に成功その後3アクセル、3ルッツ-3トゥループもしっかりと成功し今季ベストの80.16点で9位。FSをジュニア勢で唯一の後半Gで滑ることになります。

FSでは3アクセルでの転倒やジャンプの着氷での小さな乱れ、後半攻めの構成で3アクセルに挑戦しますがリピートでの転倒、3ルッツ-3トゥループでも着氷で乱れ、転倒による体力の消耗やシニア規定のステップの要素が増えた影響もあり最後まで力が足りず疲れが見えた演技となり127.54点でFS単独では19位、総合14位と昨季の全日本よりも順位を落として2023年最後の試合を終えました。

 

年が明け2024年初戦は茨城県で開催されたインターハイ。同学年でライバルと意識する三浦佳生選手もシニアから電撃参戦するという中村選手にとって非常に意味ある大会に。

SPでは3アクセルで若干の乱れ、3フリップ-3トゥループはなんとか綺麗に成功、3ルッツでは両手を上げタノルッツにしますが惜しくも転倒と珍しくSPで転倒が見られ今季最低点の68.28点で2位発進。FSでは5度の転倒で-5.00(ジュニアって転倒3回目以降は-2.00にならないのかな……?)となり今季最低点をFSでも出してしまい5位、総合も今季最低点の175.65点で5位と表彰台を逃しました。

連戦で迎えた国民スポーツ大会(旧国体)。田内誠悟選手と共に愛知県代表で出場しました。SPでは3アクセルでステップアウトしますが他の要素でしっかりミスなく演技をし三浦佳生選手に次いで2位、FSでもミスはありながらなんとかまとめ2位総合2位で愛知県2位に貢献し、世界ジュニア前最後の大会を終えました。

 

そして迎えた初の世界ジュニア選手権、SPで3アクセルで着氷が滑り大きく転倒するミスがあり、72.85点で10位発進となりますが表彰台まで約6点差FS次第では逆転可能な位置に付けます。

今季なかなか鬼門となっていたFS。中村選手が崩れてしまうと来季のJGP枠や世界ジュニア枠にも大きく関わってくるプレッシャーもあったでしょう。冒頭の4トゥループを決めるとSPでミスのあった3アクセルにしっかりコンビネーションをつけリピートを回避します。コンビネーションを予定した3ルッツでは着氷が詰まり加点を狙うため単独に変更。2度目の3アクセルでは転倒になりますがリピート回避のため基礎点をしっかり獲得、ラストの3ルッツでコンビネーションをしっかりつけリカバリーし点数を稼ぎます。

FSの点数は142.61点で国際大会自己ベストスコアを更新し4位、総合215.46点で4位へ逆転し来季の世界ジュニア日本男子3枠の維持に見事貢献し、大会を終えました。

その後4月に大学生になり四大学定期戦へ出場し、今季の試合を全て終えました。

 

中村選手、今季は非常に経験を積んだ1年だったと私は思います。

連盟やファンからの熱い期待と本人の目標の高さ、それを達成出来ずに苦しんだり、調子の浮き沈みもあったかもしれません。ですが、最後大一番の世界ジュニアでミスはありながらも結果を残したこと、そして枠を維持したこと。これは本当に素晴らしいことですし、努力の結果が実って本当に良かったと思います。

来季シニア完全転向にするのか、国内シニア国外ジュニアなのか、完全ジュニア残留となるのかそれはまだ分かっていませんが、自分にプレッシャーをかけずにスケートを楽しんでる中村選手が見れたらいいなと思います。

ジャンプに関しては決まると質の高いジャンプを持っています。安定感が出るとより一層素晴らしい選手になれることは間違いないので、その辺の成長を楽しみにしたいなと思います。

 

中田璃士

来季ジュニア3年目

所属:TOKIOインカラミ

2023-2024シーズン主な戦績:世界Jr銀メダル、ユースオリンピック5位、全日本Jr2位、全日本17位、JGPファイナル優勝、JGPイスタンブール2位、JGPバンコク優勝

跳べる多回転ジャンプ:4回転トゥループトリプルアクセル、4回転サルコウ(練習で着氷)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
アクアカップ J 71.09 1 - - - -
げんさんサマーカップ J 64.59 3 137.23 1 201.82 1
JGP バンコク J 75.28 3 142.37 1 217.65 1
JGP イスタンブール J 73.55 3 148.80 2 222.35 2
東京選手権 J 76.41 1 130.97 1 207.38 1
東日本選手権 J 70.07 1 109.25 5 179.32 2
全日本ジュニア選手権 J 64.28 5 141.48 1 205.76 2
JGP ファイナル J 67.71 4 160.06 1 227.77 1
全日本選手権 S 71.45 16 128.82 17 200.27 17
ユースオリンピック J 55.59 13 142.70 2 198.29 5
世界ジュニア選手権 J 77.60 5 151.71 1 229.37 2

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

今季は飛躍の一年になった中田選手。正直ここまで成長するとは思っていなかったのですごくびっくりの一年でした。

初戦はアクアカップ。SPのみFSのみで行われる大会ですが、SPのみに出場し70点を超え1位。

次戦のげんさんサマーカップではSPでは今季ジュニア規定で苦手のルッツが1回転になってしまうミスがあり64.59点で3位、FSでは4トゥループを試合では初成功。3アクセルからのコンビネーションなども軽々決め137.23点で1位、総合で逆転し優勝し、見事にお肉をゲットとなりました。

その後はJGPに参戦しました。JGP選考会の時点で2枠を獲得し、JGPバンコクJGPイスタンブールに派遣されます。

初戦のJGPバンコク。SPでは3アクセル見事に成功、前戦のげんさんサマーカップでミスのあった3ルッツもしっかり成功3トゥループ-3トゥループも成功し、自己ベストに近い75.28点で3位、FSでは4トゥループをきれいに着氷しガッツポーズ!その後も3アクセルからのコンビネーションを成功。その後若干のミスはありますが自己ベストを更新し142.37点で1位、総合でも自己ベストを大幅に更新し217.65点で逆転優勝、JGPファイナル出場へ大きな期待を膨らませ初戦を終えます。

2戦目のJGPイスタンブール。SP冒頭の3アクセルは惜しくもステップアウトに、しかし苦手の3ルッツは見事に成功、後半の3回転-3回転もキレイに成功しスピンオールレベル4を獲得。73.55点で3位発進。FSでは単独の3トゥループで着氷が乱れた部分はありましたがそのほかの要素はしっかりまとめまた自己ベストを更新し148.80点で2位、総合では韓国のソ・ミンギュ選手に惜しくも敗れ2位となりますが、JGPファイナル進出を一番乗りで決めました。

 

JGP2戦を終え全日本ジュニア出場に向け国内大会へ出場します。

東京選手権ではSPの構成を上げ3アクセル、3フリップ-3トゥループ、3ルッツに変更。6分間練習では4回転を成功させるなど絶好調ぶりを見せていました。SP・FS・総合で1位の完全優勝を果たし、東日本選手権へコマを進めます。

東日本選手権ではSPノーミスをしますがなかなか点が伸びず70.07点でそれでも1位発進。FSでは冒頭の4トゥループをきれいに決めますがその後ジャンプで抜けや着氷の乱れのミスを連発し今季最低点の109.25点でまさかの5位、総合179.32点も今季最低点でSP7位の西野太翔選手に逆転を許しますがSPのリードもあり何とか2位に食い込みました。

 

迎えた全日本ジュニア、世界ジュニア・ユースオリンピック代表の座をかけ優勝を狙います。

SPではコンビネーションの1本目、フリップが1回転になってしまい無得点になるミスがあり64.28点で5位と少し出遅れます。しかしFSでは3フリップ-1オイラー-3サルコウのフリップの着氷が乱れる場面はありながらも大きなミスなくまとめ141.48点で1位、総合205.76点で惜しくも優勝は逃しましたが初の表彰台で2位。世界ジュニア代表内定とはならなかったものの、ユースオリンピック代表の座を射止めました。

 

日本ジュニア男子で唯一の出場となったJGPファイナル、SPでは3アクセルの転倒もあり4位、しかしFSではスピンのレベル3があった以外は完全ノーミスで今季ジュニア最高得点の160.06点を叩きだし1位、SP1位のキム・ヒョンギョム選手と10点近くの差がありましたがそれを追い抜き1位となり初出場初優勝を果たしました。

 

2年連続2度目の出場となった全日本選手権。SPでは前半グループ最終滑走で登場。シニア規定のため4回転解禁。中田選手も4回転にチャレンジしますが惜しくも着氷が乱れます。3アクセル、3-3はキレイにまとめ71.45点でSP16位。昨季はSP落ちでしたので見事リベンジを果たします。

FSではジャンプに乱れがあり加点が大きく付き綺麗に決まったのは3フリップ-1オイラー-3サルコウのみ。点数も伸ばせず128.82点で17位、総合では200点を何とか超え17位で大会を終え世界ジュニア代表に内定しました。

 

年明けユースオリンピックへ出場します。

優勝候補として出場します。最終滑走で登場したSPでルッツがシングルになり無得点、スピンの転倒が重なりまさかの55.59点で13位と大きく出遅れてしまいます。しかし気持ちを切り替えFSでは若干のミスはありながらも何とかまとめ142.70点で2位、総合で惜しくも200点超えはなりませんが198.29点で5位まで逆転し大会を終えました。

 

ユースオリンピックを悔しい思いで終えた中田選手はシーズン最終戦世界ジュニアに出場します。

SPでは大きなミスなくまとめますが3フリップ-3トゥループで若干の減点もありますが自己ベスト77.60点で5位発進、表彰台とは1点の差もない状況でFSを迎えます。

FSでは4トゥループが乱れた以外は大きなミスなく全てレベル4を獲得し151.71点で1位、惜しくも優勝は逃しましたが、銀メダルを獲得!日本ジュニア男子3年連続のメダル獲得となりシーズンを終了しました!

 

来季は日本ジュニア男子のエースとして国際大会、国内大会を戦っていくことになると思います。中田選手は若干中学生(当時)にして大舞台での心臓の強さ、そして4回転、3アクセルも安定て跳ぶことが出来る強さも持っています。来季は今季以上に期待の目を向けられます。そのプレッシャーに打ち勝てるのか、また成長期でもあると思います。軸の取り方などいろいろ変わる部分があるかもしれません。来季も程々に期待しましょう。日本男子の未来を。

 

 

周藤集

来季ジュニア5年目(シニア転向もあり得ます)

所属:ID学園高等学校

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr3位、全日本FS棄権、JGPバンコク13位

跳べる多回転ジャンプ:トリプルアクセル

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
アクアカップ J 59.39 2 - - - -
げんさんサマーカップ J 58.69 5 95.14 5 153.83 4
JGP バンコク J 58.29 12 106.95 11 165.24 13
東京選手権 J 65.88 2 93.51 9 159.39 7
千葉県選考会 J 61.68 1 - - - -
東日本選手権 J 68.02 2 89.19 15 157.21 7
全日本ジュニア選手権 J 70.59 2 130.53 4 201.12 3
全日本選手権 S 74.61 13 - WD 74.61 WD

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

 

今季は苦しいシーズンになりました。

アクアカップはSPのみの出場で中田選手次いで2位。

次戦のげんさんサマーカップではSP3アクセルのステップアウト、コンビネーションのフリップが1回転に抜けるなどミスが相次ぎ58.69点で5位、FSでもジャンプにミスを連発し95.14点で5位総合は今季最低点の153.83点で4位で大会を終えます。

 

地方競技会に出場したあとはJGPへ出場、昨季は2戦派遣がありましたが今年は1戦のみ、4位以上で2戦目が貰えるという状況でJGPバンコクへ出場します。

(4位以上で2戦目の派遣が貰えるというのは過去の本田真凜さんのドキュメンタリーでのインタビューでの発言や今季4位以内に入った選手のみ2戦目の派遣が貰えたことから4位以上としております。)

迎えたJGPバンコクではSP冒頭の3アクセルで転倒、コンビネーションのフリップが1回転とサマーカップと同じミスで今季最低点の58.29点で12位と出遅れます。FSでもジャンプにミスが相次ぎ綺麗に決まったのは3ループと3ルッツ-2トゥループのみ、しかしシーズンベストで106.95点、総合では順位をひとつ下げ13位と惜しくも2戦目派遣を貰うことは出来ずJGPが終了しました。

 

JGPを終え全日本ジュニア出場権をかけ国内大会へと出場します。

東京選手権SPでは、今季の不調からの復調を予感させる演技を見せ65.88点で中田選手に次いで2位、しかしFSではまたもジャンプに乱れがあり点数を伸ばすことができず93.51点で9位、総合では7位となり東日本選手権出場を決めました。

 

東日本選手権、SPではコンビネーションが3回転‐2回転になりますが転倒や抜けなどなくこの時点でシーズン1番の演技を見せ2位と復調をまたも感じさせます。

FSでは表彰台に期待がかかりましたが、きれいに決まったジャンプが1つもないまさかの演技となってしまい今季最低点数の89.19点で15位、総合ではSPでの貯金が生き157.21点で7位と、全日本ジュニアの切符はつかみましたが不安の残る大会となりました。

 

不安な演技が続く中、世界ジュニアとユースオリンピック代表をかけた全日本ジュニアへ向かいます。

SPは東京選手権、東日本選手権と好調を維持しているため不安はほぼありませんでしたが、FSがどこまでまとまるかが勝負のカギでした。

SPは期待通りに見事3アクセルをきれいに決め、その後の3フリップ-3トゥループを決めますが規定のルッツジャンプは惜しくも2回転となりますが70点台に乗せ70.59点で中村選手に次いで2位。表彰台が狙える位置につけます。

そして鬼門のFS。見事でした。今までの不調を見事に覆しました。若干の乱れ等は見られたものの転倒もなくしっかりジャンプを締め基礎点を取り、得意のディープで美しいスケーティングを見せPCSでも点数を伸ばしFSをシーズンベストスコアを20点以上伸ばし130.53点で4位、総合で3位と初の表彰台に乗りました。またこの結果から全日本選手権にも推薦を獲得しました。

 

全日本選手権では復調を維持し、SPではジャンプをすべて締め、見事に着氷し今季初の見た目ノーミスを達成。74.61点でシニア選手らを抑え13位につけます。

しかし、翌日の公式練習中に右足首を負傷、棄権となりシーズン後半を棒に振る結果となってしまいました。

 

周藤選手、今季は忍耐の一年でした。

ジャンプの調子がなかなか噛み合わず、悔しい思いをたくさんしてきました。しかし全日本ジュニア以降の復調の様子を見るに順調にジャンプも噛み合い、見事なスケーティングで魅了してくれました。

現在けがの具合はどのような調子なのか一報も入ってこないのでわかりませんが6/28-6/30に開催されるDreams On Ice2024には出場予定です。私も初日のみ参戦予定ですので久しぶりの周藤選手の演技を見るのを楽しみにしています。

来季はケガからの復帰のシーズンとなります。無理せずに一歩ずつのスタートになると思いますし、ジャンプの調子もそう簡単には戻らないでしょう。

昨季より周藤選手は自分でメンタル面の強化を口にしていました。今季は特にメンタル面でしんどい部分がたくさんあったと思います。この部分がより強化され、ケガの回復。ジャンプが安定してくると周藤選手はとんでもない力を発揮する選手になると思います。来季も忍耐のシーズンになるかとは思いますが頑張ってほしいですね。

 

垣内珀琉

来季ジュニア6年目

所属:ひょうご西宮FSC

2023-2024シーズン主な戦績:世界ジュニア17位、ユース五輪7位、全日本Jr4位、全日本18位、JGPブダペスト3位、JGPリンツ7位

跳べる多回転ジャンプ:4回転トゥループトリプルアクセル(練習で成功)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
げんさんサマーカップ J 65.59 2 114.17 2 179.76 2
JGP リンツ J 69.39 4 111.12 11 180.51 7
JGP ブダペスト J 66.95 4 133.87 3 200.82 3
西日本選手権 J 65.56 2 121.57 5 187.13 4
全日本ジュニア選手権 J 68.64 3 129.33 5 197.97 4
全日本選手権 S 64.58 21 131.72 14 196.30 18
ユースオリンピック J 61.11 8 124.77 5 185.88 7
世界ジュニア選手権 J 65.49 16 127.33 13 192.82 17

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

今季初戦はげんさんサマーカップ。SPでは初めての恋愛の曲に挑戦します。

昨季に比べスケートに深みが出て上手くなったなと画面越しにですが感じました。

ジャンプをすべて決めますがフリップにアテンションマーク、強化していたスピンはすべてレベル4をそろえ65.59点で2位。

FSでは冒頭4トゥループにチャレンジしますが惜しくも転倒。その後3ループをヒヤッとさせますが決めたあとに再度4トゥループに挑戦しますが惜しくも転倒しリピートに。その後もジャンプの着氷で詰まるなど加点を伸ばせず114.17点で2位、総合では今季最低点でも179.76点で2位、表彰台に登りました。

JGP前に出場したのはこのげんさんサマーカップのみでした。

 

そしてJGPに出場します。選考会時点で2戦派遣を獲得し、JGPリンツJGPブダペストに出場します。

JGPリンツのSPではジャンプを全て揃え、大きなミスなく自己ベストの69.39点で4位と好位置につけます。しかしFSでは冒頭4トゥループに挑戦しますが2回転に、2度目の4トゥループに1トゥループをつけたように見えましたが、2トゥループのダウングレード判定に。そのため後半に跳んだ2アクセル-3トゥループ-2トゥループの2トゥループが無得点になってしまいます。また後半ラストに3ルッツ-3トゥループを跳びますが抑えきれずに転倒し点数を伸ばせず111.12点で11位、総合180.51点で7位と順位を落としました。

2戦目のJGPブダペスト、1戦目同様SPでは大きなミスなくまとめ66.95点で4位と表彰台に近い位置でFSへ向かいます。FSでは冒頭の4トゥループを見事成功、その後ジャンプに乱れやスピンでもGOEで減点などがありましたが133.87点で3位、総合で初めて200点を超える200.82点で見事3位に入り初めてJGPの表彰台に立ちました。

 

JGPを終え全日本ジュニア出場権をかけ西日本選手権に出場します。

SPでは足替えのキャメルスピンでGOEでの減点が今季何度か続いていましたが西日本選手権でもGOEで減点となります。また3フリップ‐3トゥループのフリップにアテンションマークがつきそちらでもGOEでの減点。しかし大きなミスはなくまとめたため65.56点で2位発進となります。

FSでは冒頭の4トゥループで着氷をこらえそれを生かし2アクセルをつけてジャンプシークエンスにします。また2度目の4トゥループはきれいに着氷しますが惜しくもアンダーローテーションを取られてしまいます。その後のジャンプでも着氷などで乱れなどが見られなかなか点数を伸ばせず121.57点で5位、総合では4位と惜しくも表彰台を逃し、全日本ジュニア前最後の大会を終えました。

 

今季の一番の目標に掲げたユースオリンピック、世界ジュニア代表をかけた全日本ジュニア。初の表彰台も狙いました。

SPではコンビネーションのフリップにアテンションがついた以外はほぼ完ぺきにまとめ68.64点で3位と表彰台射程圏内に入ります。

FSでは冒頭の4トゥループで回転が足りず転倒、その後も大きなミスなくまとめたものの5位、総合では4位と表彰台こそ逃しましたが今季の大きな目標であるユースオリンピックの代表に内定し全日本ジュニアを終えました。

 

2年連続2回目の全日本選手権、SPから4回転にチャレンジしますが惜しくも転倒。その後はレベルの取りこぼしはあったものの大きなミスなく演じ切り64.58点で21位、FSに進みます。

FSでは冒頭4トゥループがqマークがついてしまい着氷も両足着氷気味になり減点、3連続ジャンプがつけられず、ジャンプでも若干詰まる部分はあったものの131.72点で14位、総合18位とジュニア世代では3番手につけ見事世界ジュニア選手権の代表に内定しメダリストオンアイスに出演。2度目の全日本選手権を終えました。

 

年明け、今季一番の目標であったユースオリンピックに出場します。

SPでは後半の3回転‐3回転が3回転‐2回転になりますが大きなミスはない演技でした。しかし思うように点数を伸ばせず今季最低点の61.11点で8位、FSでは大きなミスなくまとめ124.77点で5位と浮上しますが総合では7位に終わりました。

 

今季最終戦となりました、世界ジュニア選手権。

SPでは、大きなミスはなく3回転‐3回転の予定が3回転‐2回転になった程度で65.49点で16位、FS冒頭の4トゥループは惜しくも転倒、その後も大きなミスなくすべて加点される演技内容でしたがTESもPCSも思ったよりは伸び悩み127.33点で13位、しかし総合では順位を落とし17位で今季の最終戦を終えました。

 

垣内選手、今季非常に安定感のあるシーズンではなかったでしょうか??

シーズン最低点でも総合179.76点、総合的に見ても180-190点台をキープし日本ジュニア男子では珍しい安定感を見せつけました。

来季は190-200点台で安定してくるとさらに良いかなと思います。

またフリップにアテンションがつきやすいです。来季のジュニアSPの単独ジャンプは規定がフリップになるので

練習では3アクセルを成功させていますし、来季非常に期待したいですね!!

 

 

西野太翔

来季ジュニア2年目

所属:神奈川FSC

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr5位、全日本30位、JGPリンツ9位、全中優勝

跳べる多回転ジャンプ:トリプルアクセル、4回転サルコウ(試合で挑戦)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
関東・サマートロフィー J 63.98 1 98.29 1 162.27 1
JGP リンツ J 49.65 16 126.25 6 175.90 9
関東選手権 J 61.51 1 111.05 1 172.56 1
ウィンタートロフィー J - - 125.28 1 - -
東日本選手権 J 54.63 7 127.45 1 182.08 1
全日本ジュニア選手権 J 63.52 8 132.19 3 195.71 5
全日本選手権 S 50.77 30 - - 50.77 30
全国中学校スケート大会 J 69.91 1 132.22 1 202.13 1
リリーカップカナガワ J - - 128.09 1 - -
静岡スプリングトロフィー S 64.03 1 - - - -
サイニチホールディングス杯 J - - 117.65 1 - -

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

今季ジュニアデビューシーズン。見事ジュニアデビューシーズンからJGP派遣をもらうなど活躍を見せました。

 

今季初戦は関東サマートロフィー、SPで見事3アクセルに成功しますが後半の3ルッツで転倒し63.98点で1位、FSでは元々予定していたプログラムからジュニア合宿で変更の指摘があり、新プログラムを披露。その影響もあってか3アクセルの転倒やルッツに苦戦し98.29点。総合でも162.27点でFSと総合点で今季最低点となりました。

 

そしてジュニア1年目の選手では唯一の派遣となったJGPJGPリンツに出場します。

西野選手の実力なら2枠目の獲得もありえるかもしれないという期待もありました。

迎えたSPですが、3アクセルで転倒、コンビネーションでも減点、キャメルスピンではスピンが回れず無得点、規定のルッツも1回転になってしまい無得点と無得点要素が2つも着いてしまうミス…。結果今季最低点の49.65点で16位と大きく出遅れてしまいます。

しかしFSではSPの演技が嘘だったかのような好演技を披露。3ループで着氷に乱れが見られた以外は大きなミスなくまとめ126.25点で6位、総合でも9位まで逆転しました。

 

JGP後は全日本ジュニアに出場するために国内大会へ出場します。

関東選手権、SPでは3アクセルでステップアウト、それ以外は大きなミスなくのびのびと滑り61.51点で1位、FSでも3アクセルはステップアウトとなり、3ループ、後半の3ルッツで転倒もあり点数は思うように伸びず111.05点で1位でもちろん総合でも1位、優勝し東日本選手権にコマを進めます。

東日本選手権を前にウィンタートロフィーへ出場、ジュニア男子カテゴリーでは蛯原大弥選手を抑え優勝し、東日本選手権を迎えます。

迎えた東日本選手権。SPは最終滑走での登場でしたが3アクセルの予定が1アクセルに。3フリップ-3トゥループは軽々決めましたがルッツジャンプがタイミングが合わず2回転になり転倒、ステップでも不安そうな表情を見せながら滑っているのが印象的でした。点数は伸びず54.63点で7位、最終グループにも残れずにFSへ進みます。

FSは3アクセルを成功、前半の単独ジャンプも軽々と決めていきます。後半も転倒など大きなミスなくまとめますがルッツ、フリップ両ジャンプにアテンションがつくなどありましたが127.45点でシーズンベストを更新し1位、上位陣にミスが相次いだこともありSP7位からの大逆転優勝を果たしジュニア1年目にして東日本王者として全日本ジュニアへ進みました。

 

迎えた3年連続3度目の全日本ジュニア。鬼門のSPがユースオリンピック、世界ジュニア代表への大きなカギになります。

SPですが3アクセルを見事に成功、3フリップ-3トゥループ、3ルッツと成功しステップも見事にこのままノーミス!!と思ったところで足替えコンビネーションスピンの足替えで転倒してしまい無得点になる以外は本当に素晴らしい演技だったのでもったいなかったですがそれでも63.52でシーズンベストに近い点数の8位発進。全日本派遣ラインのボーダーラインでFSを迎えます。

ジュニア1年目にして初の全日本派遣へ向けFS。

調子の良さを保ち、3アクセルを決めるなど大きなミスはなく、コレオシークエンスなど最後まで気迫たっぷりの演技で今季初のFSノーミスで自身初のFS130点台に乗せ132.19点でFSだけなら3位、総合でも190点を超え195.71で5位と順位を上げ見事に全日本選手権への派遣を手にした。

 

推薦出場した全日本選手権。SPは第1グループでの登場、同じグループにはジュニア推薦が西野選手を含め5人と錚々たる顔ぶれに。

第1グループ最終滑走で登場した西野選手、3アクセルが着氷に乱れ、シニア規定でコンビネーションを3ルッツ-3トゥループに変更、しかしルッツにエッジエラーとアンダーローテーションを取られます。後半の単独はフリップにしましたがタイミングが合わず2回転に抜け無得点になり、スピンでもレベル2とレベル3に留まり点数が伸びず50.77点で30位、FS進出は叶いませんでした。

 

年明け、今季すごくレベルの高い試合が行われた全中。優勝候補の1人として注目を集めました。

SP今季苦しんでいましたが、3アクセル、3-3、3ルッツ見事に全て成功し、今季ベストの69.91点で見事1位スタートとなります。

FSでは初めて3アクセルを2本入れる構成に難度を上げますが見事に2本とも着氷。3ループで少しのミスは見られたもののコレオシークエンスでは情熱たっぷりに演技し今季ベストの132.22点で1位、総合では初の200点超で202.13点で初の全中優勝を飾りました。

その後リリーカップカナガワでは新プログラムを披露、静岡スプリングトロフィー、サイニチホールディングス杯に出場しシーズンを終えました。

 

西野選手、今季SPとFSで波があったなと感じます。

特にSPではミスをしやすくFSで逆転パターンが多かったので来季はきっとSPを強化してくると思われます。

ジャンプの軸もものすごく細いです。コレオシークエンスなどでも情感たっぷりに演じることのできる選手です、全中でのコレオは本当に鳥肌が立つほど素晴らしかったです。

4サルコウにも挑戦中ということで怪我など心配されますが、来季さらに飛躍すること間違い無しの選手だと思いますので皆さん要チェックです!

 

田内誠悟

来季ジュニア4年目

所属:富士FC

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr6位、全日本21位、JGP大阪10位、全中7位入賞

跳べる多回転ジャンプ:トリプルアクセル(練習で着氷)、4回転トゥループ(昨季試合で挑戦)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
みなとアクルス J 49.39 6 117.38 1 166.77 1
げんさんサマーカップ J 70.26 1 104.50 3 174.76 3
JGP 大阪 J 62.33 10 115.52 11 177.85 10
西日本選手権 J 52.79 14 104.04 11 156.83 11
全日本ジュニア選手権 J 66.24 4 128.25 6 195.19 6
愛知TP J 61.69 4 - - - -
愛知TP S 61.68 3 - - - -
全日本選手権 S 63.89 23 126.12 20 190.01 21
国民スポーツ大会 J 62.38 4 122.53 4 184.91 4
全国中学校スケート大会 J 58.55 6 111.26 6 169.81 6
愛知県スケート選手権 S 70.12 1 107.40 1 177.52 1
静岡スプリングトロフィー S 56.30 2 - - - -

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

今年は環境の変化を経験したシーズンでした。

初戦のみなとアクルス杯ではSPで3アクセルに初めて挑戦するも転倒、コンビネーションもつけることができずCOMBO扱いになるなどミスが重なり出遅れますがFSで巻き返し優勝。

2戦目のげんさんサマーカップ、SPでは3ルッツ、3フリップ-3トゥループ、2アクセルを全て決め自身初の70点台、70.26点で1位発進となります。

最終滑走で迎えたFSでは苦手な後半滑走と優勝がちらついたのかミスを重ねてしまい104.50点で3位、総合でも3位となり表彰台には登りましたが悔しい結果になりました。

 

地方競技会を終え迎えたJGP。田内選手はJGP大阪へ1戦のみの派遣で1戦目の状況次第で2戦目に派遣がもらえるのかという状況でした。

田内選手を見たいがために私は現地に観戦へ向かいました。

SP冒頭の3ルッツは着氷を堪えアテンションマークがついてしまいます。しかし3フリップ-3トゥループでは惜しくも転倒となります。後半の2アクセルはキレイに着氷しスピンでは速報オールレベル4でしたが最後の足替えコンビネーションスピンがレベル3Vとなり、62.33点で10位発進となります。

2戦目の派遣だけではなく一つでも順位を上げたいFS冒頭のアクセルが1回転に抜けてしまいます。SPでミスのあった3フリップ-3トゥループは見事に成功その後3ルッツも着氷します。しかし3サルコウで転倒、後半の3フリップに3トゥループをつけてリカバリー、最後の3ループが1ループに抜けますが2アクセルをつけてリカバリーするも惜しくも転倒してしまいます。しかし手足の長さや流れるダイナミックなスケーティングを活かしたコレオシークエンスでは良さを存分に見せつけました。点数はISU自己ベストの115.52点で11位、総合では10位と惜しくも2戦目の派遣を得ることはできずJGPを終えました。

 

その後全日本ジュニアに出場するために国内大会へ出場します。

国内大会へのエントリーが発表された時に所属が名東FSCから富士FCへの変更がありファンの中でもザワザワしたのを覚えています。この時にコーチを安藤美姫さんに変更しました。

中部ブロックは免除となったため西日本選手権へ出場。コーチ変更に伴いプログラムもSPとFS変更となりました。

SPでは久しぶりに試合で3アクセルに挑戦するも転倒、3フリップ-3トゥループでも着氷に詰まります。またルッツも1回転にぬけてしまい無得点になるなどプログラム変更の影響もあったのかミスを連発してしまい14位と出遅れてしまいます。FSでも3アクセルに挑戦しますが転倒、その後3ルッツでも転倒、3ループが2回転に、3フリップが1回転になるなどこちらもミスが目立ちました。技術点では伸び悩みましたが持ち前のスケーティングスキルと表現力で演技構成点では全体5位の点数でFS104.04点で11位、総合11位でなんとか全日本ジュニア出場権を獲得しました。

 

迎えた全日本ジュニア選手権、直前の西日本から調子が上がっているのか心配されましたが、SPでは見事に見た目上ではノーミスを達成。3ルッツのアテンションやスピンでの減点もありましたが66.24点で見事4位発進となりました。

表彰台も視野に入る位置で迎えたFS、最後のアクセルからのコンビネーションのアクセルが1回転になった以外は大きなミスなく終え今季ベスト且つ自己ベストの128.25点で6位。総合でも今季ベスト且つ自己ベストの195.19点で6位と昨季より順位を上げ全日本選手権への推薦を獲得し大会を終えました。

 

推薦出場で2年連続2回目の全日本選手権。SPではおおきなミスが演技では見られませんでしたが、ルッツにエッジエラーが取られたり、スピンステップでもレベルの取りこぼしがあり63.89点で23位とギリギリでFSを通過。

FSでは3アクセルに挑戦、惜しくもqマークがつき転倒。3ルッツもSPと同様にエッジエラーが取られます。しかしその後は大きなミスはなく126.12点で20位、総合21位で大会を終えました。

 

年が明けてからは国スポが初戦になりました。

中村選手と共に少年男子カテゴリーに出場。全日本選手権までの構成から変更したSPでは3ルッツでステップアウト後半の3回転‐3回転が3回転‐2回転になってしまうなどミスはあったものの62.38点で4位、ライバル東京都と順位点が同点でFSを迎えます。

FSでは前半ものすごく流れがよく、ミスもなく後半には3フリップ-3トゥループを成功させるなど非常にまとまりを見せていました。最後のジャンプ2アクセル‐1オイラー-3サルコウでステップアウトするとコレオシークエンスではよろけてしまい転倒扱いとなってGOE-2.50で獲得点が0.50となるミス。しかし前半までの流れの良さなどからPCSでは評価され122.53点で4位、個人4位、団体ではライバル東京都に次いで2位と健闘しました。

 

国スポから一週間後。2連覇を狙う全中に出場します。

もちろん私は田内選手を推しとして応援していますので会場に見に行かせていただきました。

全中では2連覇を目指しましたが、国スポ後に靴が壊れた影響によりケガをしてしまいます。その影響もあってかSPではミスが目立ちます。

ルッツとアクセルが1回転になり無得点になりましたがスピンオールレベル4、3フリップ‐3トゥループの加点や全体1位のPCSのおかげもあって58.55点で6位発進。なんとか最終グループ入りします。

FSでもケガの影響かコンビネーションが1回しか入らず3フリップでのリピートなど点数は伸ばせず111.26点で6位、総合では順位を落とし7位と3年連続での全中入賞となりましたが連覇はおろか表彰台を逃しました。しかし、SPの後には棄権も考えていたようで前回大会優勝者の意地を見せました。

その後愛知県選手権にシニアカテゴリーで出場。憧れで仲良しの佐々木晴也選手と共に同じカテゴリーで競い佐々木選手の引退を送り出しました。

今季最終戦の静岡スプリングトロフィーでは西野選手に次いで2位となり今季を終えました。

 

田内選手今季は非常に環境の変化など激動のシーズンになりました。

シーズン前半は少し調子の波に苦しみましたが、安藤美姫さんにコーチを変更してからは私が見ている部分では笑顔が増えているかなというように感じました。

もともと安藤美姫さんは名東FSC時代からサポートをしていたこともありましたし、JGP大阪でも一緒に観戦している姿を見かけたりもしました。

これから来季もその先も安藤美姫さんと歩んでいくことになると思いますが調子は上向きになってきているのでケガに気を付けて頑張ってほしいなと思いますし、3アクセルや4回転の習得にも無理せずに頑張ってほしいと思います。

田内選手の流れるスケーティングと情熱あふれる表現力はこの世代の子にはない大きな武器なのでそこももっと伸ばせばさらにPCSで評価される選手になると思います。

来季も田内選手の演技がとても楽しみです!!

 

蛯原大弥

来季ジュニア3年目

所属:明治神宮FSC

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr7位、全日本19位(新人賞受賞)、JGPイスタンブールグダニスク3位、全中5位入賞

跳べる多回転ジャンプ:トリプルアクセル

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
アクアカップ J 48.05 4 115.54 1 - -
木下杯争奪フィギュアスケート大会 J 50.36 3 107.74 4 158.10 3
げんさんサマーカップ J 57.36 7 93.90 9 151.26 5
東京夏季フィギュアスケート競技大会 J 61.92 1 124.67 1 186.59 1
JGP イスタンブール J 76.10 1 131.07 3 207.17 3
東京選手権 J 54.77 7 114.82 3 169.59 3
JGP グダニスク J 60.96 7 123.77 3 184.73 3
ウィンタートロフィー J - - 121.04 2 - -
東日本選手権 J 63.76 3 113.14 2 176.90 3
全日本ジュニア選手権 J 64.24 6 125.15 10 189.39 7
都民体育大会 J 62.93 1 119.66 1 182.59 1
全日本選手権 S 61.85 24 131.11 15 192.96 19
国民スポーツ大会 J 61.07 5 118.55 5 179.62 5
全国中学校スケート大会 J 63.14 3 112.49 5 175.63 5
リリーカップカナガワ J - - 117.60 2 - -
サイニチホールディングス杯 J - - 106.74 2 - -

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

昨季の紹介では今季来そうな選手としてご紹介させていただきましたが、まさにその通りに今季見事ブレイクを果たしました。

そして昨季同様、たくさんの試合に出場されました。SPとFSのみの大会を合わせてなんと17試合も出場されました…笑 すごい体力ですね笑

 

今季初戦はアクアカップ。SP部門では3アクセルに挑戦。惜しくもアンダーローテーションで転倒となります。その後もコンビネーションで回転不足が取られるなど点数は伸ばせず今季最低点の48.05点で4位となりました。

翌日のFS部門にもエントリー。3アクセルはSP同様アンダーローテーションで転倒。その後は大きなミスなく演技し115.54点で1位となりました。

 

8月に入ると日程がかぶっていた木下杯そしてげんさんサマーカップに同時エントリーし両方の大会に出場する超過密スケジュールを遂行します。

まず木下杯。SPでは3アクセルはアンダーローテーションが取られますがステップアウト。3フリップ-3トゥループはフリップにエッジエラー、トゥループにアンダーローテーション。最後のスピンでも減点され点数を伸ばせず50.36点で3位となります。

FSでは3アクセルはダウングレード判定での転倒となってしまいます。フリップはやはりエッジエラー、後半最後のコンビネーション、3サルコウー2アクセルはサルコウにqマーク着氷でもすこし乱れがあり完璧な着氷ではなかったため減点となり107.74点で4位となりますが総合では3位。国際大会のジャッジ評価を受けました。

同時期に行われたげんさんサマーカップ、SPでは3アクセルは回転も回り切り着氷。フリップにはやはりエッジエラーがつきます。3ルッツでも着氷後にターンが入ってしまいます。ステップでもニースライドの後にこらえきれず転倒判定があり57.36点で7位発進になります。

FS、さすがに疲労は隠せませんでした。冒頭の3アクセル、3ルッツでは転倒。後半も疲れが出たのかミスが目立ってしまい点数を伸ばせず今季最低点の93.90点で9位、総合でも今季最低点の151.26点でしたが順位は上がり5位に入りました。

その後東京夏季大会にも出場。SPでは3アクセルはなんとか着氷をこらえますがqマークがつきました。その後は大きなミスなくまとめ61.92点で1位。

FSでは今季初の加点がもらえる3アクセルを成功。課題だった3フリップもエッジエラーは取られませんでした。これといったミスはなくしっかりとまとまった演技を披露。点数もしっかりと伸び124.67点で1位、総合スコア186.59点は自己ベストを記録し優勝しました。

 

地方競技会に3戦出場した後1戦派遣が決まっていたJGPへ出場します。

初の国際大会がJGPとなり、JGPイスタンブールへ出場します。

SPでは3アクセルを見事に成功。3フリップ-3トゥループもエラーを取られずに成功。3ルッツも加点を大きくもらいます。スピンは一つレベル3で残りはレベル4、ステップはレベル3で基礎点を取りSP自己ベストを大きく更新する今季最高点の76.10点で本人も驚きの1位発進となります。

表彰台どころか優勝まで手が届きそうな場面で迎えたFS、冒頭の3アクセルは転倒。足替えのキャメルスピンの後に足が引っ掛かり転倒してしまう場面もありました。しかし最後までジャンプはすべて締めました。残り2つのスピンでもレベル4をしっかり獲得し基礎点を稼ぎ自己ベスト131.07点で3位。総合では今季最高点で初めて200点を超え207.17点で見事表彰台の3位に入り、2戦目の派遣を獲得しました。(男子で2戦目の派遣を獲得できたのは蛯原選手のみ。)

 

東京選手権には免除になりながらも強行出場をします。

SPでは3アクセルは転倒、コンビネーションが3フリップの後ステップアウトでCOMBO扱いになってしまい2本目が無得点に。しかしスピンステップはJGPイスタンブールと同じレベルの取り方でした。点数は伸ばせず54.77点で7位と最終グループ入りを逃します。

棄権をしても東日本選手権には進めますが翌日こFSも出場(体力がすごい…)。

3アクセルは転倒、その後に後半の3ルッツでも転倒がありましたが全体的に流れがある演技でしたがやはりJGPの疲れも残っていたのか本領発揮とはならず114.82点で3位。SP7位から逆転で総合3位に入りました。

 

JGPグダニスク、自力でつかみ取ったJGPの2戦目です。1戦目で表彰台に登った以上期待値は大きくなってしまうものです。

SPでは3アクセルを回避し2アクセルにします。しかしコンビネーション3フリップで転倒しCOMBO扱いになってしまい基礎点からも減点、これで点数を大きく失い60.96点で7位とまたしても最終グループ入りを逃してしまいます。しかし上位との差は僅差、表彰台ラインまで約7点差でFS次第では表彰台にも登れる位置で折り返します。

そして迎えたFS。冒頭3アクセルはqマークがつきますが転倒せず何とかこらえます。その後もエッジエラーや回転不足が取られますが今季初めて3連続ジャンプ3ルッツ‐2アクセル-2トゥループを組み込みます。しかし最後の3サルコウで惜しくも転倒してしまいます。しかしスピンできっちり予定通りのレベルは獲得し123.77点で3位、総合184.73点で大逆転の3位表彰台で2戦連続の表彰台。これは日本男子選手では中田選手と蛯原選手のみです。JGPランキング9位に入りJGPファイナルの補欠3番手に入り、JGPを終えました。

 

その後は全日本ジュニア出場へ向け国内戦に出場します。

ウィンタートロフィーでは西野選手に次いで2位。

東日本選手権へ出場しますが出場前に体調を崩してしまいます。

SPでは高熱を出して復帰したばかりとは思えないミスの少ない演技を披露し63.76点で国内大会ではベストの点数を出し3位。

FSでも高熱からの復帰での体力面を考え3アクセルは回避。構成を落として挑みました。途中靴を止めるベルトのようなものがほどけてしまい、付け直すアクシデントもありましたが冷静に対応し大きなミスなくまとめます。qマーク、エッジエラー、回転不足は取られはしましたが高熱からの調子も上がり切っていない状態としては十分な演技で2位、総合3位で初の東日本選手権表彰台、昨季の雪辱を晴らす全日本ジュニアへコマを進めます。

 

昨季SP落ちを経験しリベンジに燃える全日本ジュニア。ユースオリンピックと世界ジュニア代表へ選考基準を多く満たしていた蛯原選手。代表確定へも重要な戦いになるのが見えていました。鬼門のFS最終グループ入りへ全体5番目で登場した蛯原選手。

SPでは無理をせずに3アクセルを回避しミスの少ない演技を見せます。

3フリップにエッジエラーがついた以外は大きなミスもなくまとめ64.24点で6位、FS最終グループ入りを決めます。

FS最終グループ1番目で登場した蛯原選手、ここでトップに立てれば全日本への派遣、ユースオリンピック、世界ジュニアの代表も見えてくる一番重要な場面に立たされます。3アクセルに挑みますがダウングレードで転倒、フリップにエッジエラーが取られてしまいます。しかしその後大きなミスなくまとめ125.15点で10位、総合では7位に入り見事昨季SP落ちの雪辱を果たし全日本選手権への推薦を獲得しましたがユースオリンピックの代表は惜しくも落選しました。

 

全日本選手権前に都民体育大会に出場し優勝。全日本選手権へ向け弾みをつけます。

迎えた初めての全日本選手権

SPはジュニア勢がたくさん集まった第1グループ。4番目の登場。SPでは久しぶりの3アクセル投入になりましたがダウングレードで転倒。フリップはエッジエラーを取られやすいためループに変更。後半に3ルッツ-3トゥループのコンビネーションの構成に変更。スピンは予定通りのレベルをしっかり取り、ステップのレベルは3。61.85点でギリギリFS進出の24位。

FSは順位逆順なので1番滑走での登場。そして初出場で新人賞を狙えるのは蛯原選手そして高橋星名選手のみ。うまくいけば新人賞も狙える場面でした。

3アクセルは見事に成功、3ルッツ‐3トゥループもきれいに決めます。その後も大きなミスなく演技し131.11点で15位、総合19位。高橋選手が総合20位になったため見事新人賞を獲得しました。

 

年が明けてから国体が初試合となりました。

東京都代表として三浦佳生選手と出場。SPでは全体の2番目の前半の滑走になりました。ジャンプを落ち着いて決め、ますがコンビネーションでアテンションとqマーク、ステップでもレベル2となります。また得意のルッツで加点が0点のため点数を伸ばせず61.07点で5位スタートですが、三浦選手がSP1位のため東京都は1位でSPを折り返します。

迎えたFS。3アクセルはアンダーローテーションでこえます。その後も回転不足や着氷のこらえなどもあり加点は伸ばせませんでしたが、118.55点で5位、総合5位で三浦選手の1位と合わせて東京都は1位となり個人5位、団体優勝で国体を終えました。

 

国体の1週間後に全中に出場します。

非常にレベルの高い試合が予想されていましたが、表彰台、優勝候補として注目されます。

SPでは3アクセルは惜しくもアンダーローテーションで転倒します。しかしその後はまとめた演技を見せて63.14点で3位と表彰台を狙える位置につけてFSを迎えます。

FSでは3アクセルを回避します。しかし得意のルッツにミスが見られコンビネーションでは着氷が乱れ、単独3ルッツでは転倒してしまいます。ミスもあり点数は伸ばせず112.49点で5位。総合でも5位に終わり昨年よりも順位を落とす結果にはなりましたが2年連続で入賞しました。

その後リリーカップカナガワとサイニチホールディングス杯で新FS「アバター・ウェイ・オブ・ウォーター」を披露し、シーズンを終えました。

 

今季はブレイクのシーズンとなった蛯原選手。昨季の終わりからメキメキと頭角を現しました。

しかし今季は国内と国外でだいぶ点数に偏りがあったように思います。

JGPイスタンブールがおそらく蛯原選手が今出せるマックスの点数だと考えるとFSではミスがありました。それでも131点台なのでノーミスなら135点140点と点数を伸ばせると思います。

また蛯原選手のジャンプはフワッと跳びあがって、流れるように着氷する加点の付きやすいジャンプを跳ぶ選手です。来季は安定感が出るようになるといいのかなと思います。

また試合数がとにかく多くて疲れがすごく心配されますので試合数を少し絞って身体の休養にあてるのもいいのかなと思ったりもします。笑

来季も蛯原選手の活躍が楽しみです!!

 

高橋星名

来季ジュニア2年目

所属:木下アカデミー

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr8位、全日本20位、全中6位入賞

跳べる多回転ジャンプ:トリプルアクセル、4回転トゥループ・4回転サルコウ(練習中)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
木下杯争奪フィギュアスケート大会 J 53.59 2 117.28 2 170.87 2
西日本中小学生フィギュアスケート競技会 J - - 127.48 1 - -
近畿選手権 J 65.88 1 109.10 3 174.98 3
西日本選手権 J 61.43 5 122.50 4 183.93 5
レイクカップ J - - 105.98 3 - -
全日本ジュニア選手権 J 62.93 9 126.05 7 188.98 8
愛知TP J 68.94 2 - - - -
京都府民総合競技大会 S - - 138.21 2 - -
全日本選手権 S 68.28 19 123.49 22 191.77 20
全国中学校スケート大会 J 55.01 14 119.35 4 174.36 6
愛知県スケート選手権 J 73.06 1 131.78 1 204.84 1

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

今季ジュニアデビューシーズンとなった高橋選手。

惜しくもJGP派遣とはなりませんでしたが、国内大会で存在感を見せつけます。

 

シーズン初戦は木下杯になります。SPでは3フリップ-3トゥループがステップアウト、3アクセルに挑戦しますが惜しくも手をついてしまいます。3ルッツでもオーバーターンが入るなどジャンプ3つがすべてきれいに決まりませんでした。スピンは2つでレベル4をそろえますが今季最低点の53.59点で2位スタートになります。

FSでは試合で初めて3アクセルに成功します(しかもコンビネーション)。

3アクセルを2本構成に挑戦しますが惜しくも2本目は転倒となります。その後は最後まで転倒や抜けなどの大きなミスなく演技をし117.28点で2位。総合では今季最低点にはなりましたが170.87点で2位とジュニアデビューを飾りました。

木下杯の数日後に西日本中小大会が行われましたが台風の影響でSPが中止になりFSのみの大会になります。

3アクセル2本構成に今回も挑み1本目の3アクセル-2トゥループを見事に成功しGOE1.60を獲得します。2本目の3アクセルは惜しくも手をつきますが転倒は回避します。その後qマークやアテンションなどがついた個所はあったものの自己ベスト更新の127.48点で1位。優勝を飾りました。

 

その後全日本ジュニア出場に向け国内大会へ出場します。

近畿選手権ではSP3フリップ-3トゥループを見事に成功。3アクセルはきれいに着氷しましたがqマークがついてしまいGOEで減点されてしまいます。今季2試合でアテンションがついていた3ルッツも今回はノーマークで加点がつきSP自己ベストの65.88点をマークし森本涼雅選手、朝賀俊太朗選手らを抑えてSP1位発進となります。

FSでは慣れない最終滑走そして夜遅い時間帯での演技。そして腰にヒビが少し入っていた影響もありいつもの安定感のある演技とは遠い演技になってしまいます。

冒頭の3アクセルで転倒、3ルッツ‐3トゥループでもアテンションとqマーク、3フリップでも着氷をこらえるなど前半苦しい展開が続きます。後半の3サルコウでも3回転‐3回転のコンビネーションにできず、リカバリーした3ルッツ‐2トゥループ-2アクセルの2アクセルがダウングレードで転倒など最後まで立て直せず109.10点で3位、総合3位と初めての近畿ブロックを表彰台で終えました。

 

全日本ジュニア出場をかけた西日本選手権。

SPでは3フリップ-3トゥループを見事に成功、3アクセルはきれいに着氷しましたが惜しくもアンダーローテーションが取られます。後半の3ルッツでは途中で回転がほどけてしまいダウングレードになります。スピンをオールレベル4に揃え61.43点で5位になります。

FSでは3アクセルは1本の構成で挑み見事成功。その後3サルコウで転倒があり3ルッツに3トゥループをつけリカバリーし点数を少しでも稼ぎます。スピンもオールレベル4を獲得し122.50点で4位、総合183.93点で5位に入り3年連続の全日本ジュニア出場権を獲得しました。

全日本ジュニアの前に同じ会場で行われたレイクカップに出場しますが、今季最低点の105.98点で3位と悔しい結果に終わります。

 

JGPに派遣されなかった悔しさを晴らしたい全日本ジュニア選手権。

SPでは最後から2番目の28番滑走で登場します。3フリップ-3トゥループをきれいに決めますが3アクセルはこらえきれずステップアウトとなります。後半の3ルッツにはアテンションがついてしまいGOEで減点されます。スピンのレベルはしっかり4をそろえ62.93で9位、全日本派遣ラインの8位西野選手とは0.59点差で逆転は余裕ですがミスがあると派遣が厳しいというものすごくハイレベルな戦いとなります。

一つのミスで順位が入れ替わる緊張のFS、ここで攻めの3アクセル2本構成に戻します。

1本目の3アクセル-2トゥループを見事に成功し波に乗ります。2本目の3アクセルは惜しくも転倒しましたが抜けずに回転をしっかり締めました。

その後3サルコウ‐3トゥループで回転不足があったものの、今回はアテンションやエッジエラーは一つもつかずスピンはオールレベル4を獲得し126.05点で7位、総合188.98点は自己ベストを更新し8位、9位森本涼雅選手とわずか0.13点差で初の全日本選手権推薦を獲得しJGP派遣なしのリベンジを果たしました。

 

全日本選手権前に愛知TPに出場し全中出場権を獲得します。そこではSP68.94点をマークし自己ベストを更新し2位。

その後京都府民総合競技大会でシニア版FSを試合で披露し3アクセル2本構成を見事両方着氷し今季ベストの138.21点で2位と全日本選手権へ弾みをつけます。

 

迎えた初めての全日本選手権

SPでは滑走順抽選で前半グループ最初にくじを引くことになりますがまさかの1番滑走。シニア規定のためコンビネーションを3ルッツ‐3トゥループに変更しますがルッツにエッジエラーが取られてしまいます。しかし3アクセルは見事にきれいに成功、3フリップも成功します。スピンはさすがのオールレベル4、ステップでもレベル3を獲得し68.28点で19位。初出場の全日本で見事FS進出を決めます。

FSでは新人賞を狙えるのが蛯原選手、高橋選手の2人に絞られ新人賞も狙える場面。3アクセルからのコンビネーションは高いGOEの加点がつきました。しかし2本目の3アクセルは惜しくも転倒qマークがつきました。また3ルッツは跳んだ2本ともエッジエラーが取られ点数が伸ばせず123.49点で22位、総合20位。蛯原選手が総合19位で惜しくも新人賞獲得とはなりませんでしたが初出場の全日本で大きなインパクトを残しました。

 

年が明けて全中に出場します。

昨年の大会では1年生ながら2位に入り優勝候補として注目を集めました。

高橋選手の応援のために私も現地に見に行かせていただきました。

SP、冒頭の3フリップ-3トゥループは見事に成功、3アクセルは回転が足りずにダウングレードで転倒してしまいます。後半の3ルッツもまさかの転倒。スピンオールレベル4はさすがでしたが55.01点と点が伸ばせずまさかの14位発進。表彰台が一気に遠ざかります。

逆転を狙いたいFS。全体の5番目で登場した高橋選手は冒頭の3アクセル-2トゥループを着氷すると3ルッツ-2トゥループー2アクセルもなんなく着氷。しかし2本目の3アクセルは転倒してしまいます。その後は大きなミスなくまとめますがスピンでひとつレベル2を落としてしまうなど細かな部分で点数を詰めないものの119.35点で4位までジャンプアップ、総合6位と2年連続の表彰台とはなりませんでしたが、入賞を果たしました。

 

今季最終戦は愛知県選手権のジュニアカテゴリーに出場します。

SPではジャンプの順番を入れ替え3アクセルを1本目に持ってきて、見事きれいに成功します。3フリップ-3トゥループも決め、後半の3ルッツは若干着氷が詰まりアテンションで減点になりますがスピンはさすがのオールレベル4、ステップもレベル3。PCSも32点台にのせ今季最高点且つ自身初の70点台73.06点で1位。

FSでは身体の状態が万全ではないことから3アクセルを1本に変更。構成も大幅に変更します。3アクセルは見事きれいに着氷。3ルッツ‐3トゥループもきれいに着氷し、流れに乗ります。後半の3サルコウ‐3トゥループサルコウにqマークはつき足替えキャメルスピンがレベル1になったものの大きなミスなくまとめジュニアとしては自己ベストの131.78点で1位、総合では初めて200点を超え今季最高点の204.84点で優勝し、シーズンを終えました。

 

今季もたくさん応援させていただくことができました。

JGPの派遣に名前がなかったときは正直びっくりしましたがその悔しさをばねに国内大会を勝ち抜いて全日本ジュニアや全日本選手権などで活躍しているのを見ることができてすごくうれしかったです。

3アクセルも今季初成功とは思えないほど安定してきましたし、4回転への挑戦も楽しみではあります。

高橋選手の場合TESが出やすいタイプで、PCSが伸び切らない試合が数多く見られたのでそこが伸びるようになるとさらに点数が伸びるようになるのかなと思います。

本当にかわいらしく演技後のあいさつでは私たち観客に笑顔で手を振るなど本当に素敵な一面を持ちすぎている高橋選手ですので来季こそはJGP派遣を決めて国際大会でも活躍してほしいなと思います!!

 

森本涼雅

来季ジュニア5年目(シニア転向もあり得ます)

所属:木下アカデミー☞木下アカデミー生ではなくなったため所属変更

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr9位、西日本Jr2位、インターハイ4位入賞

跳べる多回転ジャンプ:トリプルアクセル(練習中か練習で着氷済)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
木下杯争奪フィギュアスケート大会 J 48.70 4 109.36 3 158.06 4
近畿選手権 J 65.53 2 124.79 1 190.32 1
西日本選手権 J 65.20 3 128.49 2 193.69 2
レイクカップ J - - 116.91 2 - -
全日本ジュニア選手権 J 63.58 7 125.28 9 188.86 9
インターハイ J 61.26 5 114.54 4 175.80 4
国民スポーツ大会 J 66.02 3 122.70 3 188.72 3

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

今季初戦は木下杯になりました。国際ジャッジの試合ともあって点数は伸ばせずSP、FS、TOTALすべてで今季最低点となりました。

 

JGPには派遣メンバーに選ばれず国内戦を戦うことになります。

近畿選手権、SPではジャンプすべてをきれいに決めますがコンビネーションの3フリップにアテンションマークが取られ65.53点で僅差の2位発進となります。

FSでは3アクセルに挑戦しようとしたのか冒頭の2アクセルで着氷が乱れます。その後は大きなミスなくまとめ、124.79点で1位、総合では自身初めての190点台を出し190.32点で1位となり優勝しました。

 

全日本ジュニア出場へ向け西日本選手権に出場。

SPでは近畿選手権と内容はほぼ同じでスピンステップのレベルも同じ、3フリップのアテンションも同じと近畿選手権と点数もほぼ同じの65.20点で3位発進となります。

FSではジャンプを全て着氷し、見事全ての要素で加点を貰う演技となります。スピンのレベルのとりこぼしやアテンションマークが取られますが、回転不足のマークは取られることなく演技し今季最高点且つ自己ベストの128.49点で2位、総合でも今季最高点且つ自己ベストの193.69点で2位。見事全日本ジュニアへの出場権を獲得しました。

 

全日本ジュニアの前に同じ会場で行われたレイクカップに出場し中村俊介選手に次いで2位となり全日本ジュニアへ向け調整を行いました。

 

上り調子で迎えた全日本ジュニア選手権、今までの最高順位は7位。しかし全日本選手権への推薦出場を貰ったことは1度もありません。

今季は実力者が勢揃いしハイレベルな試合が予想されましたが近畿選手権、西日本選手権と順調な成績で来た森本選手。初の全日本推薦派遣を視野に入れて挑みます。

SPではフリップにアテンションがつきましたが今まで取られていなかったルッツにもアテンションが取られてしまい点数が少し伸び悩み63.58点で全日本推薦派遣内の7位で折り返します。

全日本選手権推薦出場権をかけた運命のFS。冒頭の2アクセルをきれいに決め流れに乗りました。3ルッツ-3トゥループもきれいに着氷。その後も大きなミスなくまとめすべて減点なしの演技で125.28点で9位、総合では8位の高橋星名とわずか0.12点差で9位となり惜しくも全日本選手権の推薦をもらうことはできず大会を終えました。

 

その後年明けにインターハイと国スポに出場します。

インターハイSPでは大きなミスはなかったのですがフリップのアテンションマークでGOEで減点、さらにPCSも思うように伸びず61.26点で5位。

FSでは3アクセルに久しぶりに挑戦しますがアンダーローテーションで転倒となります。その後の3ルッツ-3トゥループでも3トゥループにアンダーローテーションなど回転不足が取られ点数を伸ばすことができず114.54点で4位、総合でも4位で惜しくも表彰台とはなりませんでしたが入賞を果たしました。

その一週間後に国民スポーツ大会に出場します。京都府代表で磯和大雅選手とともに少年男子カテゴリーの出場となります。

SPでは3フリップと3ルッツ両方でアテンションが取られますがGOEでは加点をもらい今季最高点の66.02点で3位。

FSではインターハイに引き続き3アクセルに挑戦しますがダウングレード判定での転倒となります。しかしその後はフリップにアテンションが2つ着いた以外はミスなくまとめ122.70点で3位、総合でも3位に入り磯和選手の11位と合わせ順位点14で京都府は3位で終え今季の試合を終えました。

 

その後出演したブルーム・オン・アイスの後に木下アカデミーのホームページ、練習生のページから森本選手の名前が消え、木下アカデミーから離れたことがわかりました。

 

森本選手、今季非常に安定していて一気に駆け上がっていくのかな?と思ったのですが僅差で全日本の派遣をもぎ取ることが出来ずパッと活躍のあるシーズンではなくなってしまいました。

3アクセルの挑戦を試合でしたりしていたのでずっと向上心をもって頑張っているスケーターです。

木下アカデミーからは離れ新たな環境で来季は再出発となりますが、来季はどんな演技を見せてくれるのか楽しみにしています!

 

朝賀俊太朗

来季ジュニア6年目(シニア転向もあり得ます)

所属:大阪スケート俱楽部

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr10位、西日本Jr3位、インターハイ2位入賞

跳べる多回転ジャンプ:トリプルアクセル(練習で着氷)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
近畿選手権 J 59.77 4 116.00 2 175.77 2
西日本選手権 J 61.11 7 127.96 3 189.07 3
全日本ジュニア選手権 J 52.85 22 125.05 8 178.80 10
インターハイ J 63.88 2 121.47 2 185.35 2
国民スポーツ大会 J 59.76 6 91.67 15 151.43 8

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

今季から木下アカデミーを離れ、本田武史コーチのもとで練習をするようになりました。

また、今季は多くの大会に出場せずに必要な大会にだけ出場していた印象です。

 

今季初戦はげんさんサマーカップの予定でしたが棄権し近畿選手権となりました。

近畿選手権SPでは3フリップでステップアウトし2トゥループをつけましたがCOMBO扱いで無得点になるミスがあり59.77点で4位発進となります。

FSではルッツが2回とも2回転に抜けてしまいますが、コレオシークエンスではGOEの加点が1.67点も付くなど滑りで魅了しPCSは全体1位。116.00点で2位となり、総合2位で表彰台に登ります。

 

全日本ジュニア出場権と2連覇を狙う西日本選手権。

SPでは3フリップ-3トゥループのコンビネーションで3トゥループの前にオーバーターンが入ってしまい減点に、後半の3ルッツでも転倒してしまいますが61.11点で7位発進になります。

逆転を狙うFS。冒頭2アクセル、3ルッツ-3トゥループを成功させ流れに乗ります。後半の3ルッツで惜しくも転倒し後半のジャンプの着氷も少し乱れはしましたが、情熱的にコレオシークエンスを演じるなどPCSで69.59点と高い点数を叩き出しPCSは中村選手に次いで全体2位の高評価を受け点数も伸び、今季最高点の127.96点で3位、総合でも今季最高点の189.07点で逆転で3位に入り2連覇とはならなかったものの2年連続の表彰台となり、全日本ジュニア選手権へコマを進めました。

 

初の全日本推薦をかけた全日本ジュニア選手権。

SPでは7番目に登場。2アクセルきれいに決めたものの、3ルッツで転倒、後半の3トゥループではコンビネーションの予定でしたが1本目の3トゥループでステップアウトしコンビネーションにできずCOMBO扱いになってしまいます。PCSは評価されましたが点数は伸びず今季最低点の52.85点で22位と大きく出遅れてしまいます。

絶望の中迎えたFSでは3フリップのアテンションがついたところと3ルッツの予定が2回転に抜けてしまった以外は本当に完璧と言っていい素晴らしい演技で125.95点で8位、総合では12人抜きを達成し178.80点で10位まで逆転し、大会を終えました。

 

年が明けて2024年はインターハイと国スポに出場します。

インターハイSPではスピンが一つ無得点になってしまった以外はスピンステップでレベル4、ジャンプもクリーンですべて加点の演技を披露し今季最高点の63.88点で3位と表彰台が狙える位置につけます。

FSでは当日の朝3アクセルを着氷させていましたが挑戦せず2アクセル。後半回転が抜けたり構成が少し変わったりはあったもののスピンでしっかりオールレベル4をそろえ121.47点で2位、総合185.35点で2位。最後のインターハイを表彰台で終えました。

 

1週間後に行われた国民スポーツ大会。織田信義選手と共に大阪府代表として出場しました。

SP後半の3ルッツが途中で回転がほどけダウングレードに、それ以外は大きなミスなくまとめバチバチに踊り59.76点で6位となります。

FSでは試合でおそらく初めて試合で3アクセルに挑戦し、回転をしっかり回り切って転倒します。その後3アクセル挑戦の弊害かジャンプの回転の抜けや何もないところでの転倒、コレオシークエンスでも転倒してしまい点数を伸ばせず今季最低点の91.76点で15位、総合でも今季最低点の151.43点で8位、織田選手の9位と順位を合わせて順位点が17で大阪府は4位となり、今季最終戦を終えました。

 

朝賀選手、今季非常にPCSで高く評価されるようになったなという印象の選手です。

特にFSのブエノスアイレスの冬は朝賀選手の新たな魅力が存分に出ていて本当に素晴らしいなと思います。

ジャンプに関しても3アクセルを練習で着氷していますし、関関戦において挑戦していたりと決まれば爆発力のある選手になると思います。

来季がジュニア最後の年になるのかシニアデビューになるのかは分かりませんが、来季は今季よりもされに上を目指して頑張ってくると思うので彼の情熱をまた目に焼き付けたいなと思います。

近年全日本ジュニアでうまく調子が合っていないので来季がジュニアなのであれば全日本ジュニアで大爆発する朝賀選手がみたいですね!

 

 

名倉一裕

来季ジュニア3年目

所属:大阪スケート俱楽部

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr13位、西日本Jr7位、全中11位

跳べる多回転ジャンプ:なし

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
げんさんサマーカップ J 53.87 12 72.81 23 126.68 17
全大阪Ⅱフィギュアスケート競技会 J - - 108.77 1 - -
近畿選手権 J 61.30 3 105.66 7 166.96 4
西日本選手権 J 61.14 6 109.36 8 170.50 7
全日本ジュニア選手権 J 61.01 10 112.07 13 173.08 13
全国中学校スケート大会 J 54.07 15 100.75 10 154.82 11

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

名倉選手今季ジュニア2年目のシーズン、昨季終盤ケガに苦しみましたが今季は昨季よりもさらに成長したシーズンとなりました。

 

今季初戦はげんさんサマーカップ。SPでは冒頭に3トゥループ-3トゥループを見事に成功。しかし後半の3ルッツでは回転不足判定で転倒してしまい今季最低点の53.87点で12位となります。

FSでは昨季のケガの影響なのか2アクセル以上のジャンプは入らない構成だったのかもしれませんが(予定構成がわからなかったので…)、技術点を伸ばせず、今季最低点の72.81点で23位総合でも今季最低点の126.68点で17位とまだまだ復調に時間がかかっているのかなという演技で大会を終えました。

 

初戦を終え全大阪の大会に出場し、全日本ジュニア出場に向け国内大会に出場します。

まず近畿選手権。SPでは3トゥループ-3トゥループ、2アクセル、3ルッツの構成を見事にノーミスで演じ切り自身初めての60点台で今季最高点の61.30点を出し3位と好発進します。

FSでは構成をサマーカップからしっかりと3回転入りの構成に上げてきました。冒頭の3フリップでは惜しくも手をつき着氷が乱れます。その後3ルッツもステップアウト、3ループの予定が2ループになりステップアウトなど少しジャンプ要素で乱れは見られましたが、コレオシークエンスでGOEの加点1.50点、スピンオールレベル4を揃えるなど点数を稼いだものの105.66点で7位と沈みますが、SPの貯金もあり総合4位で西日本選手権へコマを進めます。

 

全日本ジュニア出場をかけた西日本選手権。

SPでは近畿選手権とほぼ演技内容は同じでしたが3ルッツのアテンションやスピンで若干GOEの減点があったりした程度と安定した演技を見せ61.14点で6位、FS最終グループ入りを果たします。

ここ2試合と良いとは言えない演技が続いているFS。何とかまとめたい場面です。

冒頭3フリップをしっかり決めると3ループー2アクセルのジャンプシークエンスもしっかりと決めます。しかし3サルコウの予定が1回転に、中盤3ルッツ、3ループと2つ転倒が続いてしまいます。しかしその後はまとめ109.36点で8位、総合170.50点で7位に入り、2年連続の全日本ジュニア出場を決めました。

 

2年連続2回目の全日本ジュニア選手権。

SP冒頭の3トゥループ-3トゥループは着氷が少し乱れます。しかしその後の2アクセル、3ルッツはクリーンに成功します。スピンではオールレベル4をそろえ、ステップでもレベル3を取りベストに近い61.01点で10位発進となります。

FS、今季まだノーミスはありません。構成を変更し挑みました。冒頭3ルッツを着氷、3フリップにはアテンションがつきました。次々にジャンプを決めますが中盤3ループの予定が1回転に、しかしそれ以外にジャンプの大きなミスはなく、スピンのレベルを1つ落とした程度にとどめ今季最高点の112.07点で13位、総合でも今季最高点の173.08点で13位に入り去年より順位を上げて大会を終えました。

 

年明けは中学三年生で受験生ということもあり全中のみに出場。

SP冒頭の3トゥループ-3トゥループのコンビネーションの予定が1本目の3トゥループで転倒してしまいます。その後は大きなミスなくまとめますが3ルッツにアテンションがつきました。スピンではレベル4が2つ、レベル3が1つ、ステップでもレベル3を取りますが点数は伸びず54.07点で15位と出遅れてしまいます。

巻き返しを狙ったFSですが3ループ1本目が着氷で乱れ、2本目は転倒してしまいリピート扱いに、2アクセル‐1オイラー-3サルコウの予定がアクセルが1回転に抜けるなど本領発揮とはならず100.75点で10位、総合154.82点で11位となり今季の大会を終えました。

 

名倉選手、今季は点数の成長もありましたし、演技にさらに磨きがかかったなと思います。

シーズン序盤はまだまだケガの影響などもあり苦しみましたが、近畿選手権以降は非常に伸びを感じるシーズンでした。

来季から高校生になりさらに飛躍のシーズンになることを今からすごく楽しみにしています!

 

森遼人

来季ジュニア2年目

所属:MFアカデミー

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr14位、東日本Jr4位、全中8位入賞

跳べる多回転ジャンプ:3アクセル(試合で挑戦もダウングレード)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
アクアカップ J 41.72 8 82.23 5 - -
げんさんサマーカップ J 49.57 16 94.29 7 143.86 11
東京夏季フィギュアスケート競技会 J 52.33 2 102.19 2 154.52 2
東京選手権 J 56.98 4 107.72 5 164.70 4
千葉県選考会 J 54.55 2 - - - -
東日本選手権 J 56.60 4 110.37 4 166.97 4
全日本ジュニア選手権 J 60.80 11 111.65 14 172.45 14
全国中学校スケート大会 J 55.66 13 108.89 8 164.55 8

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

 

今季ジュニアデビューとなりました、森選手。全日本ノービスB2年目の時に優勝、ノービスA1年目に怪我、2年目で復帰し全日本ノービスで6位に入りました。

 

初戦はアクアカップ、SPもFSも出場します。FSでは3アクセルに挑戦しましたがダウングレード判定で転倒。SPもFSも今季最低点で終えました。

さらにげんさんサマーカップにも出場します。本格的なジュニアデビューとなりました。

SPでは大きなミスはありませんでしたが、3フリップにアンダーローテーション、3ルッツでqマークが取られてしまい、点数を伸ばせず49.57点で16位発進となります。

FSでは3フリップと3ルッツの2つで転倒があったり、回転不足が3つ取られるなどして技術点をなかなか伸ばせませんでしたが94.29点で7位まで浮上し、総合では今季最低点の143.86点でしたが11位まで順位を上げ大会を終えました。

地方競技会ラストに東京夏季大会に出場します。SPでは3フリップ-2トゥループを成功。3ルッツでは着氷が少し乱れます。2アクセルも手をつきGOEで減点されます。スピンはオールレベル3で52.33点で蛯原選手に次いで2位に入ります。

FSではジャンプにミスが多く見られましたが、スピンではオールレベル4を揃え102.19点で2位、総合154.52点で2位で地方競技会への出場が終わりました。

 

全日本ジュニア出場を目指し、国内大会へ出場します。

東京選手権SPでは3フリップ-2トゥループをきれいに着氷しますがフリップにアテンションがつきます。続く3ルッツは見事きれいに着氷、後半の2アクセルも着氷し56.98点でシーズンベストを4点以上更新します。

FSでは冒頭3ルッツ-2トゥループを見事きれいに着氷しGOEの加点が1.38点もつき点数を稼ぎます。2アクセル-3トゥループは3トゥループにqマークはついたものの今季初めてセカンド3トゥループで3トゥループの基礎点が残りました。後半のジャンプでは抜けが目立ち点数を稼げませんでしたが107.72点で5位、総合164.70点で4位に入り160点まで総合点を伸ばし初の東日本選手権へコマを進めました。

 

東京選手権後に千葉県の選考会大会に出場し、全中出場権を獲得し初の東日本選手権。SPでは冒頭の3フリップ-2トゥループのフリップが着氷時に詰まってしまいqマークを取られGOEでの減点、3ルッツも着氷をこらえました。2アクセルはしっかり成功し、スピンもオールレベル4をそろえ56.60点で4位発進となります。

FSでは冒頭の3ルッツ-2トゥループを東京選手権同様にGOEでも高く評価されます。続く2アクセル-3トゥループは惜しくも転倒、その後アテンションやqマークがついたりしますがジャンプの抜けはなく東京選手権よりもさらに点数を伸ばし110.37点で4位、総合166.97点で4位に入り、初の全日本ジュニア出場権を獲得しました。

 

ジュニア1年目そしてケガからの完全復活へ、初の全日本ジュニア選手権に出場します。

SP全体22番目で登場した森選手、3フリップ-2トゥループはフリップにアテンション。3ルッツはきれいに着氷し流れに乗ります。2アクセルもきれいに着氷し、スピンは2つでレベル4、ステップではレベル2でしたが、自身初のSP60点台をマークし今季最高点の60.80点で11位発進となります。

後半グループで迎えたFS、冒頭の3ルッツ-2トゥループをきれいに着氷すると、2アクセル-3トゥループもクリーンに着氷し今季初めてセカンド3トゥループでクリーン評価をもらいます。3フリップにアテンションはつきましたが3ルッツを見事に着氷、後半最後の3ループはqマークがつき転倒になりましたが今季1番まとまったFSを披露しスピンオールレベル4をそろえFSでも今季最高点の111.65点で14位、総合では初の170点台に乗せこちらも今季最高点の172.45点で総合14位で初の全日本ジュニアを終えました。

 

全日本ジュニア以降はしばらく試合に出場しないまま年明けに全中に出場します。昨季はSPでミスが相次ぎ37位と苦渋を味わった大会です。

鬼門のSPですが冒頭の3フリップからのコンビネーションでしたがフリップで転倒しCOMBO扱いに、3ルッツ、2アクセルはしっかり着氷しスピンもしっかりオールレベル4をそろえ55.66点で13位発進と出遅れたものの何とかFSは進出します。

FSは第1グループ最終滑走での登場、前に滑った高橋選手がいい点数を出している状況での演技となります。今季高いGOEをもらっている3ルッツ-2トゥループをしっかり着氷しGOE+1.18点と今大会も高評価を受けます、しかし2アクセル-3トゥループは3トゥループでアンダーローテーションを取られ転倒、その後ジャンプをまとめいい演技が続きましたが最後の3ループもアンダーローテーションで転倒となります。最後のフライングシットスピンがレベル3にとどまったもののほかのスピンはレベル4で108.89点で8位までジャンプアップ、総合でも8位入賞となり、昨季SP落ちから入賞まで駆け上がり今季の試合を終えました。

 

森選手、昨季はノービスながらジュニア合宿に選ばれ1日目のみ参加、全日本ノービスでも6位など活躍しジュニアデビュー、まだケガからの完全復活とはならず慎重にシーズンを運んでいる印象でした。昨季まであまりちゃんと演技を見たことがなかったのですが、スケーティングも伸びますし、ジャンプも特にルッツはシャープできれいなジャンプを跳ぶ選手だなという印象です。

まだセカンドトリプルがうまくはまっていませんが、来季はSPからセカンドトリプルが入るとさらに点数も伸びて一つレベルが高い演技になるのではと思います。やはり全日本ノービスを一度でも制したことがある選手だなというのは伝わりますね。

来季以降どのような演技を見せるのかとっても楽しみです!!

 

 

三島舞明

来季ジュニア5年目

所属:愛知みずほ大瑞穂高

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr15位、JGP大阪12位、インターハイ3位入賞

跳べる多回転ジャンプ:4回転トゥループトリプルアクセル、4回転ルッツ・4回転サルコウ(練習で着氷)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
みなとアクルス J 65.28 1 89.96 6 155.24 3
げんさんサマーカップ J 57.93 6 84.24 13 142.17 13
JGP 大阪 J 54.58 17 118.63 9 173.21 12
西日本選手権 J 61.60 4 94.60 17 156.20 12
全日本ジュニア選手権 J 60.70 12 110.70 15 171.40 15
愛知TP J 62.54 3 - - - -
愛知TP S 67.38 2 - - - -
インターハイ J 61.50 4 115.67 3 177.17 3
愛知県スケート選手権 J 65.68 2 126.59 2 192.27 2

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

JGP選考会で見事補欠に選ばれ、全日本ジュニア合宿に参加するなど一気に注目を集めた三島選手。

 

今季初戦はみなとアクルス杯。 SPでは田内誠悟選手らを抑えて1位発進となります。 FSではトリプルアクセルや4回転に果敢に挑戦しますがやはりリスクは大きくミスが相次ぎFS6位、総合ではSPの貯金で3位に滑り込み初戦を表彰台で終えました。

その後げんさんサマーカップに出場します。

SPでは3ルッツを着氷、3ループ-3トゥループはステップアウトで減点されますが後半の3アクセルを見事に成功。 しかしスピンステップがオールレベル2と基礎点で伸ばせずさらにGOEも減点などがあり点数は思うように伸びず57.93点で6位。最終グループ入りを決めます。

FSでは最終グループ1番目に登場、4サルコウ、4トゥループに挑戦しますが転倒その後3ルッツの予定が1回転に抜けてしまいます。その後の3アクセルに挑戦しますがこちらも転倒となりジャンプで計3度転倒、最後の3サルコウも2回転となります。スピンはレベル3が1つとレベル2が2つとなり点数は伸ばせず今季最低点の84.24点で13位。総合142.17点も今季最低点で13位に終わりました。

 

 

地方競技会参戦後、補欠に選ばれていたJGPで周藤選手に2枠目が与えられなかったためJGP大阪に派遣が決まります。

SPでは冒頭の3ルッツをきれいに決めますが3ループからのコンビネーションではループの時に着氷が詰まり、セカンドが2トゥループになり両足での着氷となります。後半の3アクセルでも大きくステップアウトし減点されます。スピンでも減点が相次ぎ7つの要素中5つの要素で減点となり今季最低点の54.58点で17位と大きく出遅れます。

FSでは冒頭3アクセル-2トゥループ、4トゥループ、3ルッツまで完璧な流れで成功させます。2本目の3アクセルは着氷でこらえます。ただ後半失速し2ループ-2トゥループ、2ルッツ-2アクセル-2アクセル、2サルコウと3回転ジャンプが一つも入らず点数を少し失いましたが国際大会ISU公式戦で見事に3アクセル、4トゥループを認定させFSだけでは日本選手トップの118.63点で9位、総合173.21点で12位に入り初の国際大会、JGPを終えました。(JGP大阪で4回転を成功させたのは三島選手ただひとりでした。すごい!)

 

JGPを終えると全日本ジュニア出場へ向け国内大会に出場します。

中部選手権はJGP大阪出場のためスキップし西日本選手権に出場します。

西日本選手権SPでは3ルッツを着氷しますが3ループ-3トゥループではミス、後半の3アクセルは着氷し加点をもらいます。スピンは一つレベル4を獲得しスピンでも成長を見せました。(JGP大阪ではVマークあり)61.60点で4位と好位置でFSを迎えます。

FSでは4ループに初挑戦します。しかしダウングレード判定で転倒となります。4トゥループでも転倒、3ルッツの予定が1ルッツ-2トゥループとコンビネーションをつけます。3アクセルでは転倒、2本目の3アクセルはコンビネーションが必須になりますがqマークがつき転倒しリピート扱いになるなど基礎点そしてGOEでも減点が相次ぎ94.60点で17位まで沈み総合156.20点で13位で全日本ジュニア出場権はなんとか獲得しました。

 

3年連続3回目の全日本ジュニア選手権、SPではジャンプの順番を入れ替え冒頭に3ループ-3トゥループを持ってきました、2本目の3トゥループで着氷が乱れGOEで減点されます。3ルッツも少しこらえながらも成功、後半攻めの3アクセルには見事成功。スピンではレベル4が1つ、レベル3が2つ(1つはVマークがつきました。)とサマーカップではスピンステップオールレベル2からの大きな成長を見せ60.70点で12位、後半グループ入りを果たします。

FSは後半グループ1番初めの登場になりました。冒頭3アクセル-2トゥループを決めますが4トゥループは惜しくも転倒、その後3ルッツを成功させます。しかし3ルッツからのコンビネーションの予定でしたが2回転に抜け転倒、その後3アクセル2本目へ挑み着氷し、こらえます。最後の3サルコウが2回転になりましたがまとまった演技を見せ110.70点で15位、総合も15位で全日本ジュニアを終えました。

 

全日本ジュニア後愛知TPに出場しジュニアで62.54点で3位、シニアで今季最高点となる67.38点で2位となりインターハイ出場を決めました。

 

年が明けインターハイと愛知県に出場します。

インターハイは高校1年生で初出場。SPでは3ループ-3トゥループ、3ルッツでは着氷が乱れます、3アクセルはきれいに決まったように見えましたがGOEで軽度の減点。スピンでもレベル4を2つ獲得しますがレベル3になった足替えキャメルスピンがGOEで減点されます、ステップでは今季初のレベル3を獲得し61.50点で4位と好位置につけます。

FSでは冒頭の3ルッツ-3トゥループを決めると4回転に挑戦しますが3回転に回転が抜けてしまいます。3アクセル-2トゥループを着氷し3ルッツもきれいに決めました。後半1本目に3アクセルを跳び成功させたのですが、3ルッツと3トゥループを既に2回跳んでおり、3種類目の3回転ジャンプを2回跳んでしまい無得点になってしまいます。また3連続ジャンプが入らなかったので少し点数を伸ばせませんでしたが、115.67点で3位、総合177.17点で3位に入り1年生にして表彰台に登りました。

 

インターハイ後2月後半に愛知県選手権に出場します。

SPは3ループ-3トゥループ、3ルッツはGOEでも加点をもらいますが3アクセルはGOEで少し減点されます。65.68点で高橋星名選手に次いで2位発進となります。

FSでは前半3ルッツ-3トゥループ、4トゥループ、3アクセル-2トゥループを成功させ流れに乗りますが3ルッツが抜け1ルッツになります。しかし後半1本目の3アクセルを成功、3ループ-2アクセル-2アクセルの3連続の予定が2本目の2アクセルで着氷が乱れます、最後の3サルコウもこらえますが間違いなく今季最高の演技を披露し、点数も今季最高点の126.59点で2位、総合でも今季最高点192.27点で2位になり今季最終戦を終えました。

 

三島選手、今季は一気に飛躍の1年になりました。 JGPは補欠だったものの1戦派遣されそこでも4回転を決めたり、全日本ジュニアでも昨季の24位から15位までジャンプアップ。 昨季は中学生だったため全中に出場していましたがそこではSP落ち、今季はインターハイ3位とここでも一気にジャンプアップしたことがわかります。

三島選手はジャンプに入るときの動作が無駄がなくポンポン!!と軽々跳んでしまうのでそこも見どころの一つですね!!

愛知県選手権で見事にまとまった演技を見せて、さらに横井ゆは菜さんのインタビューで4回転ルッツに着氷していたことも判明し来季の4回転挑戦がますます楽しみです!!

 

 

岡崎隼士

来季ジュニア1年目

所属:蒼明学院中等部

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr16位、全日本Nv優勝、全中2位入賞

跳べる多回転ジャンプ:トリプルアクセル(練習で着氷or練習中)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
飯塚杯 J 48.68 2 97.08 2 145.76 2
中四国九州選手権 A - - 97.27 1 - -
全岡山フィギュアスケート選手権 J 60.62 2 110.60 1 171.22 1
全日本ノービス選手権 A - - 106.73 1 - -
全日本ジュニア選手権 J 58.28 16 108.81 19 167.09 16
全国中学校スケート大会 J 62.04 4 124.14 2 186.18 2

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

今季はノービスを主戦場としましたがジュニアカテゴリーの試合にも多数出場、全日本ノービス以降はジュニアカテゴリーの試合に出場しました。

 

今季初戦は飯塚杯となりジュニアカテゴリーでの出場となりました。

SPでは3ルッツは途中で回転がほどけて降りてきてしまいダウングレード判定となってしまいます、3フリップ-2トゥループのフリップにアテンションマークがつきます。スピン2つでレベル4を獲得しステップはレベル2の判定となり48.68点で2位。

FSでは回転不足(qマークとアンダーローテーション)が5つの要素につきジャンプ面でのGOEの減点が相次ぎますが97.08点で2位、総合145.76点で1位、優勝を飾りますがSP、FS、総合すべてで今季最低点になりました。

 

全日本ノービス合宿にて全日本ノービス推薦選手に選ばれますが、中四国九州選手権に出場します。

ジャンプの回転不足が飯塚杯同様に多くついてしまいGOEのほうで加点を伸ばせず97.27点。1位にはなりますが全日本ノービスに向け課題残る演技となりました。

その後全岡山選手権ではジュニアカテゴリーに出場し全中出場権を獲得します。

 

優勝候補、ほぼ優勝するのは岡崎選手だろうという期待を背負い全日本ノービスに出場します。

冒頭の3ループにはqマーク、しかし着氷は流れるようにおりました。3ルッツ‐2アクセル-2トゥループでルッツにアテンションマークがつきます。3フリップをクリーンに成功させますが2アクセル-3トゥループで着氷を堪えます。3サルコウはアンダーローテーション、最後に3トゥループを決めると右手を握りガッツポーズが飛び出します。スピンでは2つレベル4、ステップはレベル2にとどまりましたが他を寄せ付けない圧倒的なオーラと存在感を放ち全日本ノービス歴代2位の106.73という好記録で見事優勝を果たしました。そして全日本ジュニア選手権へ推薦出場を決めました。

 

全日本ジュニア選手権にノービス推薦として初出場します。

SPでは冒頭3トゥループ-3トゥループを着氷しますが2本目の3トゥループがアンダーローテーションの判定に。3ルッツにもアテンションマークがつきますがスピン2つでレベル4を取り58.28点で16位、十分すごい点数なのですがレベルの高さに本人もキスクラで驚きの表情をしていました。

レベルの高い中迎えたFS、冒頭3ループを着氷しますが3ルッツで転倒、その後も回転不足などが取られますがスピンはオールレベル4(一つはVマークがつきました。)を取り108.81点で19位、総合167.09点で17位で初の全日本ジュニア選手権を終えました。

 

全日本ジュニアの後は年明けに全中に出場します。

SP冒頭は3トゥループ-3トゥループを着氷しかし2本目の3トゥループにqマークがつきました。3ルッツはクリーンに成功、2アクセルもきれいに決め今季最高点の62.04点で1年生ながら4位となります。

上位候補がSPで崩れる中最終グループで迎えたFS。シーズン最後の演技となりましたが、スピンオールレベル4、フリップのアテンションがついた以外はクリーンという今季1番の演技を披露しノービス2年目の選手としてFS歴代最高点で今季最高点の124.14点をたたき出し2位、総合も今季最高点の186.18点で初出場ながら2位表彰台となり、今季最終戦を素晴らしい形で終えました。

 

全日本ノービス優勝、全中2位と昨季の高橋星名選手と、同じ歩みを辿っている岡崎選手。

醸し出すオーラはとても中学生とは思えない王者のオーラを放っています。 

しかし岡崎選手は回転不足が取られやすい選手なので、そのあたりの改善がジュニアに上がると必要にはなるかと思います。しかしそれでもこれだけのオーラを放たれる天性のスター性があるので技術もシーズン中ながら向上し、ここからさらに伸びていくことは間違いないかと思われます。

来季もジュニアのトップ選手はジュニア残留が多そうなので上に行くのも至難の業になりそうですが、少しでも上へジャンプアップすることは間違いなさそうなので今後要注目の選手です!!!

 

 

花井広人

来季ジュニア2年目

所属:邦和みなとスケート部

2023-2024シーズン主な戦績:全日本Jr19位、西日本Jr6位、全中4位入賞

跳べる多回転ジャンプ:トリプルアクセル(練習で着氷?)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
みなとアクルス J 50.77 4 100.60 3 151.37 4
木下杯争奪フィギュアスケート大会 J 45.68 5 104.60 5 150.28 5
西日本中小学生フィギュアスケート競技会 J - - 104.23 2 - -
SAPPORO CUP J 56.88 1 91.11 3 147.99 1
中部選手権 J 48.69 2 115.99 1 164.68 1
西日本選手権 J 57.46 8 113.44 6 170.90 6
全日本ジュニア選手権 J 53.97 21 110.17 16 164.14 19
愛知TP J 51.10 7 - - - -
愛知TP S 55.36 4 - - - -
全国中学校スケート大会 J 64.63 2 111.20 7 175.83 4
愛知県スケート選手権 J 58.69 3 92.82 4 151.51 4

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

 

昨季全日本ノービス3位に入り今季ジュニアデビューシーズンの花井選手。

初戦はみなとアクルス杯に出場し4位。

8月には木下杯にも出場します。SPでは3フリップ-3トゥループの3トゥループがダウングレードになります、2アクセルは綺麗に着氷しましたが、後半の3ルッツではエッジエラーとアンダーローテーションが取られ、さらにステップではレベル1評価となり今季最低点の45.68点で5位となります。

FSでは3アクセルに試合で初挑戦しますがダウングレードで転倒、しかしその後3ルッツにエッジエラーが取られた以外は大きなミスなくまとめ104.60点で5位、総合150.28点で5位で終えました。

またその後日同じ宇治で行われた西日本中小大会に出場。台風の影響でFSのみの競技になりました。冒頭の3アクセル挑戦は回転がほどけ2アクセルのダウングレード判定になります。3ルッツはアテンション、3フリップは着氷をこらえます。後半3トゥループ-3トゥループは2本目が回転不足に、3サルコウ-2アクセル-2アクセルの3本目に跳んだ2アクセルが冒頭の2アクセルのダウングレードがあったため無得点になってしまいます。しかしスピンのオールレベル4などもあり104.23点で高橋星名選手に次いで2位となりました。

その後SAPPORO CUPに出場し、FSと総合点で今季最低点となりますが優勝し夏の地方競技会出場は終わりました。

 

全日本ジュニア出場をかけ国内大会に挑みます。

中部選手権SPは構成を変更し冒頭に3ルッツを組み込みますがアテンションとqマークが取られます。2アクセル後の足替えキャメルスピンでバランスを少し崩しまさかの無得点になってしまいます。また後半に組み込んだ3トゥループ-3トゥループの2本目がダウングレードとなり点数が伸ばせず48.69点で2位となります。

FS冒頭の3アクセルはダウングレードでの転倒。その後qマークや回転不足など細かなところでの減点はありましたが今季最高点の115.99点で1位、総合164.68点で優勝となりました。

 

初の西日本選手権、SPでは1番滑走で登場します。3ルッツにエッジエラーが取られますが、その後の2アクセル、後半の3トゥループ-3トゥループも回転不足なくきれいに着氷し今までの中でもいい演技で57.46点で8位につけます。

FSでは冒頭の3アクセルはダウングレード、両足となりますが転倒せず着氷しました。その後回転不足などが取られた部分はあったものの転倒なくまとめた演技を披露し113.44点で6位、総合170.90点で6位に入り2年連続の全日本ジュニア出場となりました。

 

迎えた2年連続2度目の全日本ジュニア選手権。

SPでは3ルッツがダウングレードかつエッジエラーが取られ点数を大きく失ってしまいます。2アクセルはキレイに決めたものの、後半の3トゥループ-3トゥループは着氷が少し詰まってしまい堪えたもののGOEで減点されてしまい点数を伸ばせず53.97点で21位とギリギリでFSに進みました。

逆転したいFS。冒頭の3アクセルはダウングレードで転倒、3ルッツはエッジエラー、3フリップにアンダーローテーションと前半ジャンプが厳しく判定されます。後半に3トゥループ-3トゥループを見事に決め3サルコウ‐2アクセルー2アクセルのジャンプシークエンスもしっかり着氷、最後の3サルコウも見事着氷しました。スピンでは2つレベル4を獲得し110.17点で16位、総合164.14点で19位と昨季よりも順位は下がってしまったものの成長をたくさん見せ大会を終えました。

 

全日本ジュニアの後は愛知TPに出場し全中出場権を獲得し2023年を終えました。

年が明けてからは全中が初戦となりました。

SPは2アクセルを冒頭に持ってきました。3ルッツもエッジエラーなく成功し、後半3トゥループ-3トゥループを着氷します。スピンがオールレベル4をそろえステップがレベル2、GOEではすべて加点がつく演技で初の60点台に乗せ、今季最高点の64.63点で2位と好発進します。

FSは全体の17番目最後から2番目の登場となりました。冒頭3アクセルはダウングレードでの転倒。3ルッツもアテンションがつきダウングレードでの転倒と冒頭2本のジャンプで転倒が相次いでしまいます。その後は3ループで乱れがあった程度でうまくまとめ111.20点で7位、総合175.83点で4位となり2年連続で入賞し大会を終えました。

2月後半に愛知県選手権に出場し4位でシーズン最終戦を終え、シーズンを終えました。

 

花井選手、今季伸びを見せつけてくれたシーズンでした。大一番の全日本ジュニアでこそ調子が噛み合わず19位に終わりましたが、全中でのSPの演技など着々と成長していることが伝わってきています。

来季入る前ですが、怪我をしているという情報が入っています💦

怪我が心配されますが、無理せずにシーズンを過ごして更なる飛躍の1年にして欲しいなと思います!

 

 

武田結仁

来季ジュニア3年目

所属:白鳥FSC

2023-2024シーズン主な戦績:東日本Jr12位、東北・北海道選手権優勝、全中3位入賞

跳べる多回転ジャンプ:トリプルアクセル(練習で着氷or練習中)

 

2023-2024シーズン 戦績

EVENTS C SP R FS R TOTAL R
げんさんサマーカップ J 43.10 20 80.51 18 123.61 18
MGC三菱ガス化学アイスアリーナ杯 J 59.51 1 101.83 1 161.34 1
SAPPORO CUP J 52.14 2 94.27 1 146.41 2
東北・北海道選手権 J 50.69 3 103.70 1 154.39 1
東日本選手権 J 47.64 14 94.24 11 141.88 12
中部北海道スケート選手権大会 J 52.11 1 109.84 1 161.95 1
全国中学校スケート大会 J 60.15 5 121.06 3 181.21 3
フィギュアスケートフリースケーティング大会 J - - 120.20 1 - -
苫小牧フィギュアスケート大会 J - - 99.87 1 - -
北海道フィギュアスケート選手権 J 47.61 1 119.18 1 166.79 1

 

2023-2024シーズン試合状況と来季の展望

今季はまさかの大ブレイクとなりました。

今季初戦はげんさんサマーカップ、しかしSP・FS・総合点全てで最低点で18位。

MGC三菱ガス化学アイスアリーナ杯は当時のホームリンクの大会でした。見事優勝。

SAPPORO CUPでは花井選手に次いで2位、FSでは1位でした。

 

地方競技会出場後は全日本ジュニアを目指して国内大会に出場します。

東北・北海道選手権。SPでは2アクセル、3サルコウ-3トゥループ、3ルッツを全て降りますがスピンが一つ無得点になりますが残り2つのスピンはレベル4をそろえ50.69点で3位。

FSでは転倒や回転不足、アテンション、エッジエラーはどれもなく、ジャンプに関しては文句ない出来でしたがスピンに2つVマークがついてしまいます。それでも103.70点で1位、総合154.39点で1位となり東日本選手権出場を決めました。

迎えた東日本選手権。SPでは2アクセル、3サルコウ-3トゥループは危なげながらも着氷しますが、3ルッツの予定が2回転に抜けてしまい両足着氷で転倒してしまいます。スピンでも1つレベル1があり点数は伸ばせず47.64点で13位と全日本ジュニア派遣ライン外でFSを迎えます。

FSでも思うようにいかず、3ルッツで転倒、ジャンプでも着氷に乱れがありスピンも1つレベル1でVマークが着き、94.24点で11位、総合141.88点で12位と惜しくも全日本ジュニア出場には届きませんでした。

 

東日本選手権後、いつのタイミングかは分かりませんが拠点を新潟から北海道へ移します。

 

北海道へ拠点を移してから初の大きな大会、全中へ出場します。

SPでは2アクセル、3ルッツをクリーンに成功させると後半に持ってきた3サルコウ-3トゥループも見事に着氷、スピン1つとステップでレベル2だったものの自身初の60点台で今季最高点の60.15点で5位と好発進します。

勢いは止まらずFS、東日本選手権までのプログラムから変更してきました。冒頭の2アクセルを綺麗に決めると3サルコウ-3トゥループも見事着氷、3ルッツ-2アクセル-2トゥループのシークエンスも決めると勢いに乗ります。3フリップでアテンションとGOEの減点はあったものの自己ベストを大幅に更新し初の120点台に乗せ121.06点で3位、総合でも初の180点台に乗せ181.21と一気に観客の心を掴む最高の演技で大会を終えました。エキシビションでは3アクセルに挑戦していました!

 

環境を変え出場した全中で一気に大ブレイクした武田選手、持ち前の明るいキャラクターも今のスケーターにはない魅力でとても個性が強いなと言う印象です。

ジャンプだけではなくコミカルに魅せたりすることに違和感を感じないのと、どこか冷たそうなビジュアルが刺さる人には刺さると思うので、どこかで大化けして人気選手になるんじゃないかなと思っています笑笑

全中がまぐれにならないように、来季どんな試合をしていくのかプレッシャーにならない程度に注目して欲しいなと思います!

 

 

今季シーズンベストスコアTOP8

今季ジュニアカテゴリーでのシーズンベストスコアを国際大会、国内大会別に上位8人ずつをご紹介します。動画があるものはリンクを貼っておきますのでぜひ演技をご覧ください。

国際大会

R NAME SP SCORE EVENTS 🔗 NAME FS SCORE EVENTS 🔗 NAME TOTAL SCORE EVENTS
1 中田璃士 77.60 世界Jr選手権 🎥 中田璃士 160.06 JGP ファイナル 🎥 中田璃士 229.31 世界Jr選手権
2 中村俊介 77.30 JGP エレバン 🎥 中村俊介 142.61 世界Jr選手権 🎥 中村俊介 215.46 世界Jr選手権
3 蛯原大弥 76.10 JGP イスタンブール 🎥 垣内珀琉 133.87 JGP ブダペスト 🎥 蛯原大弥 207.17 JGP イスタンブール
4 垣内珀琉 69.39 JGP リンツ 🎥 蛯原大弥 131.07 JGP イスタンブール 🎥 垣内珀琉 200.82 JGP ブダペスト
5 田内誠悟 62.33 JGP 大阪 🎥 西野太翔 126.25 JGP リンツ 🎥 田内誠悟 177.85 JGP 大阪
6 周藤集 58.29 JGP バンコク 🎥 三島舞明 118.63 JGP 大阪 🎥 西野太翔 175.90 JGP リンツ
7 三島舞明 54.58 JGP 大阪 🎥 田内誠悟 115.52 JGP 大阪 🎥 三島舞明 173.21 JGP 大阪
8 西野太翔 49.65 JGP リンツ 🎥 周藤集 106.95 JGP バンコク 🎥 周藤集 165.24 JGP バンコク

今季国際大会派遣はJGPのみでシーズン後半のB級試合にジュニア勢の派遣はありませんでした…。

そのためこちらのランキングにはJGPに出場した8人のみとなります。世界ジュニアやユースオリンピックJGPに出た選手からの派遣でしたので結果国際大会経験者は8人となりました。

 

 

国内大会

R NAME SP SCORE EVENTS 🔗 NAME FS SCORE EVENTS 🔗 NAME TOTAL SCORE EVENTS
1 中村俊介 77.85 木下杯 - 中田璃士 141.48 全日本Jr選手権 🎥 中村俊介 212.42 全日本Jr選手権
2 中田璃士 76.41 東京選手権 - 中村俊介 135.61 全日本Jr選手権 🎥 中田璃士 207.38 全日本Jr選手権
3 高橋星名 73.06 愛知県選手権 - 西野太翔 132.22 全中 - 高橋星名 204.84 愛知県選手権
4 周藤集 70.59 全日本Jr選手権 - 高橋星名 131.78 愛知県選手権 🎥 西野太翔 202.13 全中
5 田内誠悟 70.26 げんさんサマーカップ - 周藤集 130.53 全日本Jr選手権 🎥 周藤集 201.12 全日本Jr選手権
6 西野太翔 69.91 全中 - 垣内珀琉 129.33 全日本Jr選手権 🎥 垣内珀琉 197.97 全日本Jr選手権
7 垣内珀琉 68.64 全日本Jr選手権 - 田内誠悟 128.95 全日本Jr選手権 - 田内誠悟 195.19 全日本Jr選手権
8 森本涼雅 66.02 国民スポーツ大会 - 森本涼雅 128.49 西日本選手権 - 森本涼雅 193.69 西日本選手権

国内大会のランキングは非常に面白いですね。

今季国際大会派遣に惜しくも届かなかった選手がいたり、国際大会のベストスコアで上位にいた選手がランキングにいなかったりと見ていてとても面白いなと思います。

来季の参考までにどうぞ。

 

最後に

昨シーズン公開した記事よりも紹介した人数が増えてしまったので今、ここを読んでいらっしゃる方は読み終えるのがとても大変だったのではないかなと思いますが、この記事を読んで来季の日本ジュニア男子に少しでも注目が集まってくれたらうれしいです。

そしてここには長くてとても書ききれずに詳しく紹介できなかった注目するべき選手もたくさんいます。尺の関係で泣く泣くカットしましたが、また後日ご紹介する機会があれば、ご紹介できたらなと思います。

わたしも今季から特に日本ジュニア男子をより深く見ることになって、今まで海外試合に重きを置いていたのですが、国内大会をより追うようになり、配信をしてくださるFOD、JSportsには感謝です。本当に感謝しかないです。

本当に今のジュニア特に今年の全中に出た世代の子たちは本当に黄金世代といってもいいくらい本当に才能に溢れた子たちで溢れているので。今後が楽しみだなと思います。

資金難の影響かジュニア勢は派遣が渋られることが多いのがフィギュアスケート界。最近ではシニア合宿、ジュニア合宿の見学が出来て料金次第ではファンミーティングも行われるふるさと納税があったりと本当に資金が苦しい状況なのかなと思います。今のジュニア世代は本当に国際大会に派遣されてどんどん成長していって欲しいので我々オタクたちは未来のフィギュアスケート界のスターたちにお金を沢山落としましょう(?)

今のジュニア世代の子はソチオリンピックの羽生さんや平昌オリンピックでの羽生さん、宇野選手を見てスケートを始めた子たちの世代だと思っているのですが、やはり世界のトップで戦い結果を残す選手を見て始める子たちがどんどん増えていくと思うのです。

この世代の子たちがいつかオリンピックで素晴らしい成績を残して、○○選手のオリンピックの演技を見てスケートを始めました!という子が現れてほしいなとひそかに楽しみにしております。

 

長くなりましたがここまで読んでくださり、ありがとうございました!

2024-2025シーズンも日本ジュニア男子に注目してより一層応援していきたいと思います!!💪🔥

2023-2024GPシリーズ アサインついに発表!!

 

みなさん、こんにちは!たいちゃん。です。

今回はこちらも毎年恒例になっております、アサインについての記事になっております。

ちょっぴり遅くなっちゃいました!ごめんなさい💦

こちらは男女シングルのみになります。アイスダンス、ペアに関しては記述しておりません。申し訳ございません。

 

昨年はYouTubeでも動画を上げていらっしゃるポールさんにもご好評いただきありがたいことにたくさんの方に見ていただけました。

今回も昨年同様より良い記事を目指して書きましたのでよかったら最後までご覧ください。

 

また、この記事での出場予定選手は6/28のアサイン発表時のものとなります。2022-2023シーズン分は出場者に変更があった場合に記事の訂正を行っておりましたが、2023-2024シーズン分に関しては訂正は行わないので変更があってからご覧になられる際にはご注意ください。

 

 

第一戦 スケートアメリカ

開催地:アメリカ/アレン

日程:10月20日~10月22日

 

男子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
ウラジミール・リトヴィンツェフ 🇦🇿 85.83 2022 WC 169.05 2023 WC 251.76 2023 WC
ティーブン・ゴゴレフ 🇨🇦 78.85 2019 JGP USA 154.76 2018 JGPF 233.58 2018 JGPF
ケヴィン・エイモズ 🇫🇷 100.58 2023 WTT 187.41 2023 WC 282.97 2023 WC
ニカ・エガーゼ 🇬🇪 84.47 2022 GP JPN 159.82 2021 GP RUS 233.40 2022 GP FRA
佐藤駿 🇯🇵 87.82 2021 GP FRA 180.62 2022 GP FIN 264.99 2021 GP FRA
壷井達也 🇯🇵 79.15 2022 JWC 166.08 2022 GP FIN 244.90 2022 GP FIN
吉岡希 🇯🇵 76.44 2023 JWC 147.65 2022 JGP CZE 219.68 2022 JGP CZE
デニス・ヴァシリエフス 🇱🇻 90.95 2022 WC 181.84 2022 EC 272.08 2022 EC
アンドレアス・ノーデバック 🇸🇪 78.92 2022 FINTRO 150.96 2022 FINTRO 229.88 2022 FINTRO
イリア・マリニン 🇺🇸 105.90 2023 WTT 194.29 2022 GP USA 288.44 2023 WC
マキシム・ナウモフ 🇺🇸 87.11 2022 BUDTRO 149.90 2020 JWC 227.17 2022 BUDTRO
アンドリュー・トルガシェフ 🇺🇸 81.50 2020 JWC 144.63 2019 ASNTRO 217.54 2019 ASNTRO

 

だいぶ個性的なメンツが揃ったスケートアメリカ男子。

日本からは佐藤駿選手、壷井達也選手、そしてグランプリシリーズデビューの吉岡希選手が出場します!

PB順に見ていくとマリニン選手とエイモズ選手がひとつ頭抜けている印象です。

優勝候補はマリニン選手が1番手に名前が挙げられるかなと思います。

昨季は4回転アクセルで世界の注目を集め、世界選手権では3位と大健闘。しかし、最近の発言(?)で4回転中心の構成ではなく、PCSの強化をするというような発言もありました。その面でどう影響してくるのか?これもカギになってくると思います。

表彰台候補としてはエイモズ選手、佐藤選手、ヴァシリエフス選手が挙げられるかなと思います。

エイモズ選手はシーズン前半あまり調子が良くないことが多いのが近年のシーズンでは見られますが、2019年では2戦表彰台に上がり、ファイナルでも3位に入るなど調子の良い前例もありますので、調子がピタッと合えば表彰台はほぼ間違いないでしょう。

佐藤選手、昨季は怪我からの復活でしたがファイナル出場、全日本で自己最高の4位、四大陸選手権でも3位と非常に成績もよくとてもよいシーズンでした。

昨季はSPで点数が伸びず、FSで逆転!という展開が多かったので、SPから点数を出すのがカギになるかと思います。このアメリカ大会では表彰台が比較的狙いやすいと思いますので、ここでなんとかファイナルにつなげておきたいところですね。

また、ヴァシリエフス選手、エガーゼ選手、リトヴィンツェフ選手にもチャンスがあると思います。

ヴァシリエフス選手は世界選手権で13位、欧州選手権5位、そして昨季は初めてグランプリシリーズの表彰台の2位に入るなどキャリアを重ねています。ランビエールコーチ譲りのスピンはやはり絶品ですし、4回転も挑戦しています。ジャンプがすべてまとまれば演技内容は非常に優れたものを毎年見せてくれる選手です。表彰台は射程圏内になるでしょう。

エガーゼ選手はジャンプがカギになると思われます。世界選手権ではそのジャンプが乱れFS進出を逃しています。グランプリシリーズでは昨季のフランスで5位、NHK杯7位という成績です。ジャンプの質は確実に良いものをもっているので、決まれば高得点がゲットできる選手です。表彰台を十分狙えると思います。

リトヴィンツェフ選手はジャンプが非常に安定感のある選手です。

ジャンプが決まると自然と点数が伸びてくる選手ですので今大会の台風の目といっても過言ではないポテンシャルを持っています。

ジャンプノーミスでSPもFSも滑ることができれば表彰台が自然と近づいてくるのではないでしょうか。

 

日本選手のお2人もチャンスはあると思います。

壷井選手はSPで完成度を極めればいい点数が出ますし、FSでは4回転の成功がカギになると思います。特に昨季のGPエスポーでは素晴らしいFSを披露しているので、世界での評価もしっかり獲得しています。

中野組の坂本選手らしいダイナミクスさと三原選手の繊細な部分を見事に盗んでいるように私は感じているので、ここでその実力を発揮してほしいなと思います。

吉岡選手はグランプリデビューです。背負うものが何もないので思いっきりやるだけだと思います。SPから4回転が組み込めるので点数がどれだけ伸びるのか期待したいです。またここぞというときに踏ん張ったり、運が強い選手ですので、いい成績がついてくるのではないかなと思っています!

また、壷井選手と吉岡選手は今のところアメリカ大会のみのエントリーですので、この1戦にかけて頑張ってほしいなと思います!

と、男子はこんな感じでしょうか??

表彰台はマリニン選手、エイモズ選手、佐藤選手がほぼほぼ有力でそのあとを追いかけるヴァシリエフス選手、エガーゼ選手、リトヴィンツェフ選手。壷井選手と吉岡選手にもチャンス大アリといったところだと思います!

アメリカ男子は2020年の世界ジュニア代表メンバーですね…。なつかしい😚💕

 

女子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
ルナ・ヘンドリックス 🇧🇪 76.25 2022 EC 145.53 2021 GP ITA 219.05 2021 GP ITA
シャンイー・アン 🇨🇳 65.40 2022 JGP POL 120.03 2023 JWC 183.94 2023 JWC
ニーナ・ペトロキナ 🇪🇪 68.00 2023 WC 128.77 2022 EC 193.49 2023 WC
千葉百音 🇯🇵 70.16 2022 JGP POL 137.70 2023 4CC 205.82 2022 JGP POL
河辺愛菜 🇯🇵 73.88 2021 GP JPN 133.22 2021 GP CAN 205.44 2021 GP JPN
吉田陽菜 🇯🇵 66.89 2022 JGP ITA 141.42 2022 JGP ITA 208.31 2022 JGP ITA
ウィ・ソヨン 🇰🇷 66.48 2018 JGP CZE 131.94 2022 NEBTRO 193.30 2020 JWC
ユ・ヨン 🇰🇷 78.22 2019 GP CAN 149.68 2020 4CC 223.23 2020 4CC
エカテリーナ・クラコワ 🇵🇱 67.47 2022 EC 137.26 2022 EC 204.73 2022 EC
アンバー・グレン 🇺🇸 69.63 2023 4CC 133.45 2021 GP USA 201.02 2021 GP USA
イサボ―・レヴィト 🇺🇸 73.03 2023 WC 143.68 2022 GP GBR 215.74 2022 GP GBR
TBD 🇺🇸            

 

なかなか激戦の予感がするスケートアメリカ女子となりました。

日本からはシニアデビューの千葉百音選手、吉田陽菜選手に加え河辺愛菜選手のエントリーとなりました!次世代を背負う選手たち!というようなエントリーになりましたね。

優勝候補はヘンドリックス選手、レヴィト選手といったところでしょうか。

PB順に見ていくとユヨン選手が1番点数が高いのですが、昨季の調子を見ていると今季どこまで調子を上げてくるのか未知数なので今回は優勝候補からは外させていただきました。

ヘンドリックス選手は昨季出場したすべての試合で表彰台メダルを獲得する大活躍ぶりでした。また、レヴィト選手も世界選手権での4位以外は全て表彰台とヘンドリックス選手に引けを取らない大活躍でしたね。

ヘンドリックス選手もレヴィト選手も技術、表現は申し分ないですので、一つのミス次第で大きく順位が入れ替わりそうな気がしますね。

また、全体のPBを見てもシャンイー選手がジュニア上がりなので点数が出にくいのを考慮してもレベルが高すぎますね。200点越えが11人中8人という激戦区になっております。

メダル争いには日本の3選手はもちろんクラコワ選手、ウィソヨン選手、グレン選手あたりが関わってくるのかなと思います。

まず日本の3選手、千葉選手は昨季世界に一気に名前を轟かせたシーズンだったなと思います。シーズンを通して国内国外の評価をあげた選手ナンバーワンといってもいいと思います。今季は拠点を仙台から京都に移して心機一転のシーズンになるのでどのような変化が訪れるのかはわかりませんが、楽しみですね。

吉田選手、昨季前半はすごくよかったのですが、JGPファイナルあたりからルッツの調子が悪くなり、シーズン後半もやや失速気味な部分もあったので難しいシーズンではあったと思います。しかし持っているジャンプのキレがうまくいけば表彰台は容易でしょうし、グッと評価も上がると思います。間違いなく上位に来れる選手ですので今から試合が楽しみですね。

河辺選手、昨季イメージを一新し、新境地を切り開いたなと感じます。やはり木下アカデミーではジャンプを中心にグングン進んできただけに昨季は武器であるトリプルアクセルを全日本でしかチャレンジできなかったのは厳しかったですね。

しかし、表現はグッと強くなった印象があるのでそこを世界にアピールしていけばトリプルアクセルがなくとも評価は高くなると思うので頑張ってほしいなと思いますね。

クラコワ選手は今季はスケートアメリカのみのエントリーになりました。う~ん。世界選手権は苦しみましたが、欧州選手権では4位に入っていたので2戦もらえると思っていたのですが…。

ジャンプの回転不足が課題に上がっていますが、表現や魅せるという面では非常に素晴らしい魅力を持っている選手です。なかなかGPなどでの表彰台がなくていつも惜しいところで表彰台を逃してしまっているので、ここらで一回表彰台に立っているクラコワ選手が見たいなと感じますね。

女子はこんなところでしょうか。正直一番の激戦区といってもいいくらいにすごい選手たちばかりなので、初戦から見どころたっぷりですね。

 

第二戦 スケートカナダ

開催地:カナダ/バンクーバー

日程:10月27日~10月29日

 

男子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
ウェスリー・チウ 🇨🇦 81.59 2022 JWC 162.24 2021 WARCUP 232.39 2021 WARCUP
コンラッド・オーゼル 🇨🇦 80.09 2023 4CC 149.56 2021 GP CAN 226.10 2023 4CC
ロマン・サドフスキー 🇨🇦 89.61 2021 WTT 169.21 2021 GP RUS 253.80 2021 GP RUS
ミハイル・セレフコ 🇪🇪 82.01 2021 ICECHA 155.87 2022 WC 234.72 2022 WC
マーク・ゴロニツキー 🇮🇱 77.89 2023 WC 154.24 2023 WC 232.13 2023 WC
マッテオ・リッツォ 🇮🇹 93.37 2019 WC 187.35 2023 WTT 275.36 2023 WTT
三浦佳生 🇯🇵 94.96 2022 GP USA 189.63 2023 4CC 281.53 2023 4CC
友野一希 🇯🇵 101.12 2022 WC 180.73 2023 WC 273.41 2023 WC
本草 🇯🇵 96.49 2022 GP JPN 179.49 2022 GPF 274.35 2022 GPF
ミハイル・シャイドロフ 🇰🇿 75.96 2022 4CC 164.71 2023 4CC 237.14 2023 4CC
チャ・ジュンファン 🇰🇷 101.33 2023 WTT 196.39 2023 WC 296.03 2023 WC
リアム・カペイキス 🇺🇸 79.83 2022 JWC 146.56 2022 ICECHA 223.02 2022 ICECHA

 

なかなか面白いメンツがそろいましたね。

日本からは三浦選手、友野選手、山本選手と強豪がそろってしまいましたね。

世界ジュニア・四大陸王者、世界選手権6位、GPファイナル2位がそろってしまう日本男子えぐいですね…。

PB順や昨季の状況から、優勝候補(表彰台候補もかな)は日本の3選手、ジュンファン選手、リッツォ選手かなと思います。

三浦選手は今勢いたっぷりの18歳です。シニア2年目とは思えないほど洗練されたスケーティングやジャンプ技術が持ち味の選手です。シニア1年目ながら四大陸選手権優勝ととんでもない記録を打ち立てています。優勝候補と謳われても全然違和感を感じません。どう仕上げてくるのかわかりませんが注目なことは間違いないですね。

友野選手はここで表彰台に登って世界の評価をさらに上げておきたいところです。

強豪が揃うグランプリに派遣されやすい友野選手ですが、強豪が揃うとなかなかメダルを獲得できていない印象があります。友野選手自身少しスロースターターなところもありますし、表彰台に上がれば御の字というところもあるかなと思います。しかし、友野選手自身のスケーティング技術、評価は確実に毎年毎年上がってきていると思うので友野選手らしい演技ができれば間違いなく表彰台に上がれると思います!

山本選手は昨季はシーズン前半は勢いそのままにGPファイナルまで一気に駆け抜けましたが、全日本選手権以降少し失速してしまった感が出てしまったのがもったいなかったなと思います。しかし、持っている技術は世界トップクラスですので、山本選手も優勝が狙えると思います。特にFSのプログラムはドハマり中のドハマりプログラムなのですごいことになると思います。

ジュンファン選手、昨季の後半特に日本開催の2試合すごい演技でした!!ジュンファン選手は非常に高い技術を持っていますし、魅了するだけの力も持っています。しかし今までのGPシリーズを見ていると最高が3位なんですよね。なかなか2位以上に行けていないので、今季は優勝も狙える立ち位置にいますし、頑張って優勝してほしいなと思います。

リッツォ選手は今季台風の目になるのでは?と思っています、世界選手権こそSPのミスが後を引いて順位はよくなかったですが、国別対抗戦ではFSで素晴らしい演技そしてPBを出しています。この勢いが続けば、一気に優勝してもおかしくないのではないかなと思います。ジャンプが決まるとノリに乗ってくる選手ですので、そこにも注目なのかなと思います!

GPデビューとなるのはゴロニツキー選手とシャイドロフ選手ですね!シャイドロフ選手は昨季エントリーがありましたが出場がかないませんでした。ゴロニツキー選手はアサインされるのも初ですね!世界選手権ではSPもFSも好演でしたのでアサインされて本当によかったです!

 

女子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
サラ・モード・ドゥプイー 🇨🇦 54.31 2023 WTT 118.89 2023 4CC 170.67 2023 4CC
カイヤ・ルイター 🇨🇦 63.17 2021 JGP FRA2 118.10 2021 JGP FRA 179.92 2021 JGP FRA2
マデリン・スキーザス 🇨🇦 69.76 2023 WTT 132.04 2022 OLY T 192.14 2021 GP RUS
ニコル・ショット 🇩🇪 67.77 2022 WC 130.47 2023 WC 197.76 2023 WC
ララ・ナキ・グットマン 🇮🇹 62.41 2019 NEPMEM 125.65 2022 GLDSPN 179.59 2021 WTT
紀平梨花 🇯🇵 83.97 2019 WTT 154.76 2018 GP JPN 233.12 2018 GPF
坂本花織 🇯🇵 80.32 2022 WC 155.77 2022 WC 236.09 2022 WC
渡辺倫果 🇯🇵 72.58 2022 GPF 146.31 2022 LOMTRO 213.14 2022 LOMTRO
キム・チェヨン 🇰🇷 71.39 2023 4CC 139.45 2023 WC 205.51 2022 FINTRO
スター・アンドリュース 🇺🇸 66.60 2022 4CC 126.57 2022 GP CAN 191.26 2022 GP CAN
オードリー・シン 🇺🇸 67.20 2022 4CC 136.66 2022 4CC 203.86 2022 4CC
リンゼイ・ソーングレン 🇺🇸 70.24 2021 JGP SLO 135.99 2022 GLDSPN 199.42 2022 JWC

 

女子も個性強めな選手たちが揃いましたね。

日本からは紀平選手、坂本選手、渡辺選手とGPシリーズ優勝経験者が3人そろってしまいました…。

男子も女子も日本最強の布陣ですね。

まず優勝候補、世界女王坂本選手。スケートアメリカにはほぼほぼ毎年出場していましたが、今年は初めてのスケートカナダです。ずっとスケカナでの坂本選手を見てみたかったのでちょっぴりうれしいですね。シーズン序盤はどこまで調子を上げてくるのか初戦を見ないとわかりませんが、DOIを見る限り調子はよさそうですね。

渡辺選手、昨季のスケートカナダ優勝選手ですので、やはりカナダに派遣されました。

昨季は本当に飛躍のシーズンでしたね。チャレンジャーシリーズでは坂本選手を破っての優勝に始まり、GPアサインなしからの2戦派遣、優勝と5位でファイナル4位、四大陸選手権、世界選手権にも初出場しました。今季からが本当の勝負になってくると思いますので、GP1戦目から世界にドンとアピールをしていきたいところですね。

紀平選手、昨季はケガからの復帰シーズンにはなったものの、まだ完治の状況ではない模様です。今季も無理はしてほしくはありませんが、自分の身体と相談して競技と向き合ってほしいなと思います。今季はスケートカナダのみのアサインとなりました。出場するしないに関わらず、本当に自分の身体を大切にしてほしいなと思います。

そして海外勢も個性たっぷりですね。

地元カナダから、マデリン選手は言わずと知れたカナダのエースですが、ジュニア上がりのルイター選手も素晴らしい選手です。

また世界選手権では初出場で6位、スケート歴6年(になりますかね??)という本当にすごすぎる選手、チェヨン選手もついにGPデビューです。昨季はJGPファイナルに出場し3位と健闘しています。表彰台争いに大きくかかわってくる選手になること間違いなしなので注目してほしいですね!

また、ショット選手。世界選手権では見事な演技でした、年々ショット選手の全盛期を更新しているように見えます。この調子でGPも上位を狙っていってほしいです。

昨季のスケートカナダで2位に入ったアンドリュース選手も個人的にすごく楽しみです。昨季の全米選手権でも4位に入っていますし調子は上向きだと思います。四大陸や世界選手権への派遣がなくとても残念ではありましたがGPシリーズには2018年から6年連続で出場している選手です。とても魅力のある選手なので頑張ってほしいですね。

今大会のGPデビュー選手はルイター選手、ドゥプイー選手、チェヨン選手の3人ですね!頑張ってほしいなと思います!

 

第三戦 フランス国際

開催地:フランス/アンジェ

日程:11月3日~11月5日

 

男子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
ボーヤン・ジン 🇨🇳 101.03 2019 LOMTRO 181.34 2019 4CC 273.51 2019 4CC
アダム・シャオ・ヒム・ファ 🇫🇷 96.53 2023 EC 180.98 2022 GP FRA 268.98 2022 GP FRA
ダニエル・グラスル 🇮🇹 97.62 2022 WC 187.43 2022 OLY 278.07 2022 OLY
ニコライ・メモラ 🇮🇹 83.04 2022 JGP LAT 152.69 2022 BUDTRO 231.47 2022 BUDTRO
鍵山優真 🇯🇵 108.12 2022 OLY 208.94 2022 OLY T 310.05 2022 OLY
片伊勢武アミン 🇯🇵 79.06 2022 JGP POL2 155.18 2022 JGP POL2 234.24 2022 JGP POL2
島田高志郎 🇯🇵 90.55 2021 WARCUP 166.33 2022 GP GBR 247.17 2022 GP GBR
ルーカス・ブリッチギー 🇨🇭 86.51 2022 WARCUP 171.16 2023 WC 257.34 2023 WC
イリア・マリニン 🇺🇸 105.90 2023 WTT 194.29 2022 GP USA 288.44 2023 WC
カムデン・プルキネン 🇺🇸 89.50 2022 WC 182.19 2022 WC 271.69 2022 WC
TBD 🇫🇷            
TBD 🇫🇷            

 

男子はなかなか面白い展開になりそうですね。

日本からは鍵山選手、片伊勢選手、島田選手が出場します。

PBから見ていくと圧倒的なのは鍵山選手ですが、昨季のケガの状況でどのような構成で挑むのかわからないので予測不能ではありますね。しかし、最近のインタビューなどを見ても状態はよさそうですし、表彰台争いには絡んでくるのではないかなと思います。

優勝候補はマリニン選手、アダム選手、鍵山選手ではないかなと思います。

まず、マリニン選手はスケートアメリカからの2戦目ということでファイナル1番乗りになるのかというところでもありますね。ほぼほぼ、ファイナルは確定だとは思いますが、最後までどうなるかわからないのでそこも楽しみの一つとして取っておきたいですね。

アダム選手は昨季一気にトップグループ常連に名乗りをあげました。昨季のフランス大会では優勝を果たしています。惜しくもファイナルには届きませんでしたが、GPシリーズ7位で終えました。昨季は日本で開催された大会以外は優勝を飾りました。非常に安定感のあるシーズンでしたので、GP初戦でどのくらい完成しているのか楽しみですね。

鍵山選手はアダム選手の前にフランス大会で優勝しています。昨季はケガに泣いたシーズンでしたが気合は十分です。ジュニアもシニアも20歳にしてたくさんの経験を積んでいますし、きっと柔軟に対応してくると思います。表彰台争いにはかかわってくると思いますので頑張ってほしいなと思います。

 

日本の2選手にももちろん注目です。

島田選手は昨季全日本選手権で2位に入り、シーズン後半の大会出場権を獲得しました。

まだ調子の波がある選手ではありますが、ビタッとハマればすごい世界を作れる選手です。自力での2戦派遣(TBD枠を除く)をつかみ取ったのも今回が初ですし、確実にキャリアを積み重ねています。GPの表彰台も視野に入っていますので、さらなる高みを目指して頑張ってほしいなと思います!

そしてGPデビューとなる片伊勢選手、昨季JGPまでは非常にいい流れが来ていたのですが、全日本ジュニアのFSあたりから徐々に崩れ始め全日本選手権も19位と沈みました。

しかし持っているスケーティング技術は高いものがありますし、非常に楽しみなことだらけです。DOIでは調子もあげているようでしたのでとてもよかったと思います。

昨季のPBはシニア選手含めても24位以内に入っていたので素晴らしいなと思います。完成度が高まれば高い点数が出る選手ですので頑張ってほしいなと思いますね!!

 

今大会の初出場は片伊勢選手とメモラ選手、どちらも今季20歳を迎える選手です!同世代なので頑張ってほしいなと思っていますし、応援しています!

 

女子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
ニナ・ピンザローネ 🇧🇪 64.58 2021 JGP SLO 129.74 2023 WC 191.78 2023 WC
ヤンナ・ユルキネン 🇫🇮 62.35 2022 WARCUP 116.19 2023 EC 176.96 2023 EC
レア・セルナ 🇫🇷 62.75 2021 GP FRA 117.54 2023 WTT 177.72 2023 WTT
アナスタシア・グバノワ 🇬🇪 69.81 2023 EC 135.58 2022 OLY 203.91 2021 FINTRO
千葉百音 🇯🇵 70.16 2022 JGP POL 137.70 2023 4CC 205.82 2022 JGP POL
樋口新葉 🇯🇵 79.73 2021 ICECHA 141.04 2021 GP FRA 214.44 2022 OLY
住吉りをん 🇯🇵 68.01 2022 GP JPN 130.24 2022 GP FRA 194.34 2022 GP FRA
イ・へイン 🇰🇷 76.90 2023 WTT 148.57 2023 WTT 225.47 2023 WTT
キミー・レポンド 🇨🇭 63.83 2023 EC 131.34 2023 WC 194.09 2023 WC
イザボ―・レヴィト 🇺🇸 73.03 2023 WC 143.68 2022 GP GBR 215.74 2022 GP GBR
TBD 🇫🇷            
TBD 🇫🇷            

 

女子もなかなか面白い展開になりそうです。

日本からは千葉選手、樋口選手、住吉選手のエントリーとなりました。

PB順に見ていくと、へイン選手が頭一つ抜けているかなという印象はありますが、ここ最近のシーズンは前半が本調子ではなく、シーズン後半に調子を上げてくる選手のイメージなので、そこがどう出るのかなという気持ちはありますね。ただジュニアの時にJGPで2戦連続優勝も達成している選手ですし、調子が合えば強い選手です。昨季の後半一気に点数を伸ばしていますし、今季どうなるのか楽しみですね。

レヴィト選手も優勝候補の一人です。昨季は15歳でGPファイナル2位、16歳で世界選手権4位と見事な成績でした。スケートアメリカに出場するので男子のマリニン選手と同じくファイナル1番乗りを懸けての試合になりそうです。

日本で大人気のグバノワ選手も出場します。昨季は欧州選手権初優勝を果たしましたが世界選手権では元気がなかったように感じます、14位となってしまいました。グバノワ選手も調子の波が大きい選手ですし、元気がない時はとにかく元気がないので…。どうなるかわからなくてハラハラしてしまうので逆に見てしまうのですが、気合が入っているときはとにかく決めてきますし、決まると完成度も高い演技になりますから、やはり表彰台や優勝候補といっていいと思います。

 

日本3選手も大いにメダルの可能性大です。

千葉選手は早くも2戦目になります。スケートアメリカでどのような演技を見せ、どのような立ち位置で迎える大会になるかでだいぶ変わってきますが千葉選手も表彰台が狙える位置にいますし、1戦目がよければファイナルの可能性も大いにあります。頑張ってほしいですね。

樋口選手、まずはおかえりなさい!!先日のアクアカップは見に行けませんでしたが、調子は上向きのようですね。

昨季ロンバルディア杯に出ていたので、カムバック枠が使えないのかなと思っていて1枠あればいい方かと思っていたのですが2枠ゲットです。よかった!!昨季はお休みしていましたし、今大会どうなるのかまだまだ分かりませんが、楽しんで滑ってくれればいいなと思います!!

住吉選手、まずは昨季表彰台に上がったフランス杯のエントリーです。GPシリーズ昨季は非常に強いなという印象でしたし、シリーズランキングでも7位とファイナルまであと一歩まで迫りました。海外評価は割と高い選手なのかなと思っていますし、ジャンプが決まればすごく点数も伸びる選手です。昨季の全日本は悔しい結果に終わりましたが、4回転を片足で着氷したりと収穫はあったと思います。フランス杯が1戦目ですし今年はファイナルを目指して頑張ってほしいなと思います!!

 

第四戦 中国杯

開催地:中国/重慶

日程:11月10日~11月12日

 

男子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
アダム・シャオ・ヒム・ファ 🇫🇷 97.62 2023 EC 180.98 2022 GP FRA 268.98 2022 GP FRA
ガブリエレ・フランジパーニ 🇮🇹 87.29 2022 NEPTRO 160.20 2022 BUDTRO 244.57 2022 NEPTRO
友野一希 🇯🇵 101.12 2022 WC 180.73 2023 WC 273.41 2023 WC
宇野昌磨 🇯🇵 109.63 2022 WC 204.47 2022 GPF 312.48 2022 WC
本草 🇯🇵 96.49 2022 GP JPN 179.49 2022 GPF 274.35 2022 GPF
ミハイル・シャイドロフ 🇰🇿 75.96 2022 4CC 164.71 2023 4CC 237.14 2023 4CC
イ・シヒョン 🇰🇷 86.98 2022 NEBTRO 166.08 2022 GP FRA 242.62 2022 GP FRA
ルーカス・ブルザード 🇺🇸 81.11 2022 JGPF 140.27 2022 JGP POL 220.43 2022 JGPF
ジミー・マ 🇺🇸 86.04 2023 4CC 170.13 2021 GLDSPN 250.97 2021 GLDSPN
TBD 🇨🇳            
TBD 🇨🇳            
TBD 🇨🇳            

 

男子はまたまたとんでもないメンバーがそろってしまいましたね笑

日本からは昨季の世界選手権代表メンバーの宇野選手、友野選手、山本選手が出場します。

海外勢だとアダム選手が表彰台、優勝候補一番手ではあると思いますが、ほかの選手もなかなか強い選手たちです。

PB順で見ていくと日本選手3人が上位3人です!!

やはり世界王者宇野選手が優勝候補ですね。昨季は出場したすべての試合で優勝し、今季の目標をどこに定めているのかはわかりませんが、きっと優勝はしてくると思います。常に日本のトップで世界のトップを見据えている宇野選手ですから、今季もきっと楽しんで試合をしてくれると思います!

そして山本選手、友野選手。スケートカナダからの2戦目になります。二選手ともに2年連続で同じ試合に出ていますね笑

スケートカナダ中国杯もなかなか表彰台争いが厳しい戦いとなりそうですが、なんとか粘って表彰台に登ってほしいなと思います。

そしてアダム選手、フランス杯からの2週連続での試合です。とても厳しい状況での試合になるので調整など難しいとは思いますが、なんとか調整できれば表彰台に乗る確率は大いにありますし、とても強い経験になりますので頑張ってほしいなと思います。

また、ジュニアからアメリカのブルザード選手が出場となります。正直まだ今季ジュニアだと思っていたのでびっくりしましたがシニア初参戦です。世界ジュニアでは悔しい7位に終わりましたが、JGPファイナルでは2位に入っています。ジュニアながら非常に高いスケーティングスキルを持っていてジェイソン・ブラウン選手を彷彿とさせる雰囲気を持っています。シニアに上がってどのような演技を見せてくれるのか楽しみです!

 

また地元枠がひとりも選ばれていませんね、二週連続になってしまうので選ばれるかわありませんがボーヤン・ジン選手、ユドン・チェン選手あたりが選ばれるのかな?と予想しています。

 

女子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
ルナ・ヘンドリックス 🇧🇪 76.25 2022 EC 145.53 2021 GP ITA 219.05 2021 GP ITA
マデリン・スキーザス 🇨🇦 69.76 2023 WTT 132.04 2022 OLY T 192.14 2021 GP RUS
ニーナ・ペトロキナ 🇪🇪 68.00 2023 WC 128.77 2022 EC 193.49 2023 WC
三原舞依 🇯🇵 74.58 2022 GPF 145.41 2022 4CC 218.03 2022 4CC
渡辺倫果 🇯🇵 72.58 2022 GPF 146.31 2022 LOMTRO 213.14 2022 LOMTRO
吉田陽菜 🇯🇵 66.89 2022 JGP ITA 141.12 2022 JGP ITA 208.31 2022 JGP ITA
キム・イェリム 🇰🇷 73.63 2021 WC 143.59 2023 WTT 213.97 2022 FINTRO
オードリー・シン 🇺🇸 67.20 2022 4CC 136.66 2022 4CC 203.86 2022 4CC
ブレイディ・テネル 🇺🇸 75.93 2020 4CC 150.83 2019 WTT 225.64 2019 WTT
TBD 🇨🇳            
TBD 🇨🇳            
TBD 🇨🇳            

 

女子はこれまたすごいメンツが揃ってしまいました。

日本からは三原選手、渡辺選手、吉田選手が出場します!

まず、昨季のGPシリーズ優勝者5人のうち4人がこの大会に集結しています。

スケートカナダ優勝の渡辺選手、フランス杯優勝のヘンドリックス選手、ジョン・ウィルソン杯・エスポーグランプリ優勝の三原選手、NHK杯優勝のイェリム選手です。

優勝候補はもちろんこの4人でしょう。

PB順で見るとこの4人ではなくテネル選手が頭一つ抜けているのですが、ヘンドリックス選手、三原選手が4人のなかでは優勝に近いかなと思います。

ヘンドリックス選手はスケートアメリカに次いで2戦目、三原選手は1戦目ともあってピーキングの合わせ方がかなり違うと思います。

三原選手は昨季と同じ試合スケジュールになっているので調整しやすいのかなと思います。シーズン後半は連戦の疲れが出たのか足を痛めてしまい世界選手権、国別と少し苦労しましたのでそこのところを今季はどう調整してくるのかですね。

イェリム選手は三原選手と同じく今大会が初戦です。GP2大会ともアジア圏なので時差が少ないので調整もしやすそうですね。昨季の世界選手権は残念な結果に終わってしまいましたがGPファイナルに韓国女子13年ぶり(だったかな?)の出場だったり、四大陸選手権でも2位に入るなど着実にキャリアアップしていますので、今季はどのような演技を見せてくれるのか楽しみです。

 

海外選手では世界選手権9位のペトロキナ選手、カナダのスキーザス選手も実力がある選手ですので注目したいですね。

 

日本から出場する3人目の吉田選手、スケートアメリカから2週間空いてからの試合になります。初のGPで2戦をどう戦ってくるのかがとても楽しみです。

個人的に吉田選手の雰囲気が中国杯のあの赤でそろえられた会場に似合うんじゃないかなと思っていたのでそういう面でも楽しみだなと思っています!

また、男子と同じく地元枠が一人も選ばれていないですね。スケートアメリカに出場するアン選手、ホンイー・チェン選手あたりが選ばれるのかな?と思っています。

 

第五戦 エスポーグランプリs

開催地:フィンランド/エスポー

日程:11月17日~11月19日

 

男子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
ウラジミール・リトヴィンツェフ 🇦🇿 85.83 2022 WC 169.05 2023 WC 251.76 2023 WC
アルレット・レヴァンディ 🇪🇪 75.10 2021 ICECHA 152.47 2021 FINTRO 222.61 2021 FINTRO
マカール・サンツェフ 🇫🇮 67.11 2022 JGP LAT 124.87 2021 GLDSPN 189.03 2022 JGP LAT
ケヴィン・エイモズ 🇫🇷 100.58 2023 WTT 187.41 2023 WC 282.97 2023 WC
ニコライ・メモラ 🇮🇹 83.04 2022 JGP LAT 152.69 2022 BUDTRO 231.47 2022 BUDTRO
マッテオ・リッツォ 🇮🇹 93.37 2019 WC 187.35 2023 WTT 275.36 2023 WTT
三浦佳生 🇯🇵 94.96 2022 GP USA 189.63 2023 4CC 281.53 2023 4CC
佐藤駿 🇯🇵 87.82 2021 GP FRA 180.62 2022 GP FIN 264.99 2021 GP FRA
島田高志郎 🇯🇵 90.55 2021 WARCUP 166.33 2022 GP GBR 247.17 2022 GP GBR
チャ・ジュンファン 🇰🇷 101.33 2023 WTT 196.39 2023 WC 296.03 2023 WC
アンドレアス・ノーデバック 🇸🇪 78.92 2022 FINTRO 150.96 2022 FINTRO 229.88 2022 FINTRO
TBD 🇫🇮            

 

男子はなかなか個性が強い選手たちが集まりましたね!!

日本からは三浦選手、佐藤選手、島田選手が出場します!(四大陸派遣メンバーですね😊)

PB順に見ていくとジュンファン選手、エイモズ選手、三浦選手が280点以上を出していますね。PBだけをみてもみんなレベルが高くて熾烈な争いになることは間違いなさそうですね!

ジュンファン選手、三浦選手はスケートカナダで被っていますので、2戦ともに戦うことになるので、ちょっと楽しみですね。

エイモズ選手はスケートアメリカでどのくらいの順位や点数がでるのかによってこの大会の位置づけが変わってくると思います。ファイナルを目指して頑張ってほしいなと思います。

表彰台争いは前述の3人と佐藤選手、島田選手、リッツォ選手かなと思います。

みんな2戦目になるので、1戦目の疲れや結果によってだいぶ変わってくるとは思いますがみんなファイナル出場を目指していると思いますので頑張ってほしいなと思います!

また、レヴァンディ選手が唯一のGPアサインになっているので、この1戦しっかり爪痕を残してほしいなと思います。非常に個性的な選手なので、みんな注目してほしいなと思います。

今大会の地元枠はサンツェフ選手が入りました。正直私は、今回のアサイン表で初めてお名前を聞いたのでどんな選手かまだ分からないので、この大会でしっかり見届けたいなと思います!

 

 

女子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
ロリーン・シールド 🇫🇷 61.04 2023 JWC 118.85 2022 JGP POL 179.00 2022 JGP POL
河辺愛菜 🇯🇵 73.88 2021 GP JPN 133.22 2021 GP CAN 205.44 2021 GP JPN
坂本花織 🇯🇵 80.32 2022 WC 155.77 2022 WC 236.09 2022 WC
住吉りをん 🇯🇵 68.00 2022 GP JPN 130.24 2022 GP FRA 194.34 2022 GP FRA
キム・チェヨン 🇰🇷 71.39 2023 4CC 139.45 2023 WC 205.51 2022 FINTRO
ユ・ヨン 🇰🇷 78.22 2019 GP CAN 149.68 2020 4CC 223.23 2020 4CC
キミー・レポンド 🇨🇭 63.83 2023 EC 131.34 2023 WC 194.09 2023 WC
スター・アンドリュース 🇺🇸 66.60 2022 4CC 126.57 2022 GP CAN 191.26 2022 GP CAN
アンバー・グレン 🇺🇸 69.63 2023 4CC 133.45 2021 GP USA 201.02 2021 GP USA
TBD 🇫🇮            
TBD 🇫🇮            
TBD 🇫🇮            

 

女子もなかなか個性が光る選手たちが揃いましたね。

日本からは河辺選手、坂本選手、住吉選手が出場します。

PB順に見ていくと、坂本選手はやはり頭一つ抜けていますが、ユヨン選手、チェヨン選手、河辺選手、グレン選手が200点を超えていますね。

優勝はおそらく坂本選手がするのかなとは思いますが、チェヨン選手やユヨン選手も高いポテンシャルがあるので一気に伸びてくる可能性があります。ユヨン選手は昨季とにかく苦労していたので今季どうなるのかわかりませんが、楽しみにしています。

そして個人的にスイスのレポンド選手が結構成長株だなと思っていて、欧州選手権でもメダルを獲っていますし、今季台風の目的存在になるんじゃないかなと思っています。

 

日本の河辺選手、住吉選手もとても素晴らしい選手です。河辺選手はスケートアメリカ、住吉選手はフランス杯からの2戦目になります。表彰台を目指せる選手なので、頑張ってほしいなと思いますし、河辺選手はトリプルアクセル、住吉選手は4回転がどうなるのかにも注目してほしいですね。

 

女子は地元枠がひとりも選ばれてないですね。1枠はフランス杯に出場が決まっている選手がエントリーされるとは思います。またぺルトネン選手や昨季も出場したセダー選手あたりが割り当てられるのかな?と思いますね。

 

第六戦 NHK杯

開催地:日本/大阪

日程:11月24日~11月26日

 

男子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
ミハイル・セレフコ 🇪🇪 82.01 2021 ICECHA 155.87 2022 WC 234.72 2022 WC
ルク・エコノミド 🇫🇷 77.23 2022 GP FRA 152.41 2022 GP FRA 229.64 2022 GP FRA
ニカ・エガーゼ 🇬🇪 84.47 2022 GP JPN 159.82 2021 GP RUS 233.40 2022 GP FRA
ガブリエレ・フランジパーニ 🇮🇹 87.39 2022 NEPTRO 160.20 2022 BUDTRO 244.57 2022 NEPTRO
ダニエル・グラスル 🇮🇹 97.62 2022 WC 187.43 2022 OLY 278.07 2022 OLY
鍵山優真 🇯🇵 108.12 2022 OLY 208.94 2022 OLY T 310.05 2022 OLY
宇野昌磨 🇯🇵 109.63 2022 WC 204.47 2022 GPF 312.48 2022 WC
イ・シヒョン 🇰🇷 86.98 2022 NEBTRO 166.08 2022 GP FRA 242.62 2022 GP FRA
デニス・ヴァシリエフス 🇱🇻 90.95 2022 WC 181.84 2022 EC 272.08 2022 EC
ルーカス・ブリッチギー 🇨🇭 86.51 2022 WARCUP 171.16 2023 WC 257.34 2023 WC
カムデン・プルキネン 🇺🇸 89.50 2022 WC 182.19 2022 WC 271.69 2022 WC
TBD 🇯🇵            

 

日本開催のNHK杯ですね!!

地元日本からは宇野選手と鍵山選手というほかのメンツをつぶしにかかっているかのようなアサインになりましたね笑

PB順に見ていくとやはり宇野選手、鍵山選手が310点台でずば抜けていますね笑

鍵山選手は昨季のケガの影響ありますから、どこまでやれるかまだまだ未知数ではあるのですが、優勝、表彰台をしっかり狙える選手なので初のGPでの宇野選手との対決を楽しんでほしいなと思います!

海外勢ではグラスル選手、ブリッチギー選手が表彰台争いに関わってくるのかなと思います!

 

グラスル選手、昨季は初のGP優勝など「今季くるのか!?」と思ったのですが、シーズン中盤から後半は少し苦しんでいたように感じます。今季はどのような演技を見せてくれるのかわかりませんが、GP最終戦楽しんで滑ってほしいなと思います。

ブリッチギー選手は昨季非常に伸びた選手です。2021年の世界選手権15位、オリンピックは23位というのが最高成績だったのですが今季は初のGP出場、欧州選手権銅メダル、世界選手権8位という本当に素晴らしい成績でシーズンを終えました。

今季は今までの立ち位置とは違った立ち位置になりますのでどうなるのか分かりませんが、今季も昨季と同じく楽しく滑ってほしいですし、日本が好きなようなので日本も楽しんでほしいですね。

 

日本男子のTBD枠争いは吉岡希選手、壷井達也選手、片伊勢武アミン選手あたりが今のところGP1戦なので派遣があるのかな?という予想ですが、森口澄士選手は今季ペア1本で行くのかシングルも並行してGPに出れるチャンスを掴むのかというところが少し今季になっているところですがTBD枠は9月頃に発表かなという感じなので気長に待ちましょう!

 

女子シングル

以下出場予定選手とPBの表になります。

Name C SP PB Event FS PB Event TOTAL PB Event
ニナ・ピンザローネ 🇧🇪 64.58 2021 JGP SLO 129.74 2023 WC 191.78 2023 WC
アナスタシア・グバノワ 🇬🇪 69.81 2023 EC 135.58 2022 OLY 203.91 2021 FINTRO
ニコル・ショット 🇩🇪 67.77 2022 WC 130.47 2023 WC 197.76 2023 WC
樋口新葉 🇯🇵 79.73 2021 ICECHA 141.04 2021 GP FRA 214.44 2022 OLY
三原舞依 🇯🇵 74.58 2022 GPF 145.41 2022 4CC 218.03 2022 4CC
キム・イェリム 🇰🇷 73.63 2021 WC 143.59 2023 WTT 213.97 2022 FINTRO
イ・へイン 🇰🇷 76.90 2023 WTT 148.59 2023 WTT 225.47 2023 WTT
ウィ・ソヨン 🇰🇷 66.48 2018 JGP CZE 131.94 2022 NEBTRO 193.30 2020 JWC
リンゼイ・ヴァン・ズンデルト 🇳🇱 59.24 2022 OLY 116.78 2021 WC 175.81 2022 OLY
ブレイディ・テネル 🇺🇸 75.93 2020 4CC 150.83 2019 WTT 225.64 2019 WTT
リンゼイ・ソーングレン 🇺🇸 70.24 2021 JGP SLO 135.99 2022 GLDSPN 199.42 2022 JWC
TBD 🇯🇵            

 

女子は見どころたっぷりそうだな~!という印象です!!

日本からは樋口選手と三原選手が出場します!!

PB順だとへイン選手、テネル選手、三原選手、樋口選手、イェリム選手が表彰台争いを繰り広げるのかな~と思います。

三原選手、樋口選手はNHK杯自体あまり出場経験がないんですよね。三原選手も樋口選手も2020年を除けば1回のみです。NHK杯に出場すること自体が珍しいのでどんな演技が見れるのか楽しみです。

へイン選手は初めてのNHK杯です。フランス杯とNHK杯がうまくいけば初のファイナル出場が見えてくると思いますので頑張ってほしいなと思います。

テネル選手も昨季はケガからの復活シーズンで世界選手権に出場しましたが完全復活とはいっていないような状況でした。きっとテネル選手はここぞで力が発揮できる選手だと思うので頑張ってほしいなと思います。

イェリム選手は昨季のNHK杯チャンピオンです。連覇を狙いたいところですが、ライバルがたくさんいます。イェリム選手もジャンプに波がある選手ではありますが決まったときの衝撃はすごいですし、迫力もあります。長身の選手で映えますからね。ここも楽しみです。

そして、日本では大人気のグバノワ選手が世界選手権以来の来日となりそうです!!

日本ではずっとファンが多いグバノワ選手、世界選手権の時は少し元気がなかったですが、NHK杯ではいい演技をしてたくさんの日本のファンに囲まれて笑顔で終わってほしいなと思いますね!!

 

最後に

今年も無事にアサインが発表されましたね。

DOIが7/1-7/2とあって余韻に浸りすぎた結果こんなに遅い記事アップになってしまいました。待っていた方がいらしゃったらごめんなさい💦

毎年アサイン発表ってスケオタの中では1年に1度の大イベントですよね笑

アサインが発表されると「あ~もう一年経つのか~~」と一年の時間の感じ方が早いなといつも思いますね。

今年もロシアとベラルーシの出場がないのが個人的には仕方ないとはわかっていても若干の物足りなさもありますし、寂しさもありますね。

また、ロシアとガチンコ対決するフィギュアスケートが見たいなって思いますね。

また2023-2024シーズンもガチオタになっていきますので、よろしくお願いします!!